
YGサービスを練習しているのですが、上手く回転がかからずに無回転になってしまいます。どうすればできるようになるのでしょうか?

YGサービスとは、フォアハンド・サービスから時計回り(順横回転)とは逆の回転をかける、いわゆる逆横回転サービスです。主にヨーロッパの選手が得意で、日本では岸川聖也選手がよく使っていました。
さて、YGサービスの回転をかけるにはどうすればいいのでしょうか? このサービスの出し方のコツは、手首を柔らかくして、ラケットヘッドの重みを感じながら遠心力を利用することです。
まず、シェークハンドならば、手首がよく使えるように、グリップは親指と人差し指だけでもって、あとの指は外します。そして、手首を内側にひねって、ラケットヘッドを効かすようにしながら、ひねった手首を前にはじくように返します。
YGサービスも、横上回転と横下回転の二種類をマスターすると、実戦ではより効果的です。横上はボールの斜め上を、横下は斜め下を切ります。
YGサービスは順横回転サービスとくらべると、腕・肘・手首の可動範囲がせまく、強い回転はかかりにくいものです。ただし、順横回転サービスと同じフォームから、手首を返してYGサービスを出すと、レシーバーを幻惑することができます。
そのためには、順横回転サービスを出すときも、インパクトしたあと、手首を返して、YGサービスかわからないように、フェイントをまぜるとより効果的です。
また、通常、YGサービスはシェークハンド特有とされがちですが、ペンホルダーでも出すことができます。手首の使い方によっては、ペンホルダーのほうが出しやすいかもしれませんので、ペンホルダーの選手もYGサービスを練習することをおすすめします。
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