
レシーブのとき、相手がどのような回転を出してきたかの見きわめが、なかなかできず、ミスも多いです。どうしたらより早く見分けることができるようになりますか。

サービスの回転を見きわめるのは、ビギナーにはとてもむずかしいものです。また、キャリアのあるプレーヤーでも、サービスの上手い初対面の相手の場合は、慣れるまで、けっこうてこずることがあります。
見きわめるポイントは3つあります。第1に、相手のラケット角度と方向、スイングの強弱など、サービスのインパクト時。第2に、ボールのマークを目印に、飛んでくるボールの回転そのものを見きわめる。
第3に、回転の種類によって微妙にちがう、ボールの揺れというか振る舞いで判断する、というものです。第3は、卓球のキャリアを積んで、飛んでくるボールに深く集中することで可能となります。
ビギナーは、上級者の変化サービスを受けるとき、こんな回転の見きわめなど、一生かかっても絶対にできない、と思ってしまうほど、手も足も出ないことがあります。ですが、ふしぎなことに、その後、経験を積んでいくと、意外にすんなりとできようになるものです。
回転を見きわめる、究極のコツをお教えしましょう。それは、「見る」のではなく、「観る」のです。これは、集中力の問題なのですが、近日中に「集中論」として、この卓技研のサイトに連載する予定です。
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