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卓球A171~180


180.バック面表のシェークですが、バックサイドにきたツッツキを攻撃したいのですが……

いつも丁寧に質問に答えていただきありがとうございます。
私はやっとプレースタイルが見えてきました。
フォア裏、バック表の異質です。

フォアからは回転重視のドライブ、
バックからは表の特徴を活かして
コンパクト強打で積極的に攻めるというものです。

最初は自分の得意な技術を活かし、
裏と表で変化をつけてといい感じだと思っていました。
しかし、ここで困った事がありました。
それはバックにきたツッツキをバックで処理出来ないことです。
回りこんでフォアでドライブすることもできますが、
それではフォアがあいてしまったり動きが読まれてしまい、
そこを攻撃されてしまいます。

そこで、 なんとかバックから ツッツキを攻撃していけないでしょうか.?
あったら仕方についても詳しく教えていただければありがたいです。
また、本で紹介されている粒高ラバーでのストレートへの
ツッツキは表でもできますか? 

以上ツッツキについてバック表での処理の仕方についてお願いします。
分かりにくい質問ですみませんが、どうかよろしくお願いします。( バックドライブは出来ません絈 )
ハンドルネーム 大森


シェークのバック面に表ソフトを使っておられるのですね?
それなら、バックサイドにきたツッツキを攻撃しないと、
もったいないというか、
せっかくの用具選択が宝の持ち腐れになってしまいます。

これはもう、絶対にバックハンドフリックを使うべきです。
スイングの基本はバックハンドハーフボレーとし、
このスイングをもっと小さくかつ鋭く、
シャープに振ればいいのです。

表ソフトは裏ソフトに比べて、ボール回転の影響を受けにくいので、
少々切れているバックスピンでも、
ラケット面を立ててフリック強打することができます。

クロスコースをねらう場合は、
飛んできたボールの左側面(右ラケットハンドなら)を
バックハンドハーフボレーの
水平強打の要領で振りぬけばいいのです。
よほど短くて低いボール以外、
みんなこのフリック強打で先制攻撃を仕掛けるようにして、
またこの意識でボールを待つようにします。

そして、どうしてもフリックできないときだけ
ツッツキを選択するという心構えが、
上位をめざすプレーヤーならふさわしいでしょう。

バックにきたツッツキ系のボールにたいして
攻撃力がないプレーヤーは、
レベルの高い試合で勝ち抜くことは不可能です。

表ソフトはツッツキ系のナックルやバックスピンを
どんどんフリック攻撃できる特徴のあるラバーですから、
最初は少々のミスを覚悟でどんどん使っていくといいでしょう。

表にパチンとバックフリックされると、
相手はタイミングが取りづらくいやなものです。
少々強力なバックハンドドライブより有効打になりやすいでしょう。

また、「粒高ラバーでのストレートへのツッツキは表でもできますか?」とありますが、問題なく可能でしょう。
もちろん、粒高よりも表のほうが回転の影響を受けやすいですが、それでも表なら十分できます。

方法は飛んできたボールの回転量に応じて、ツッツキの角度に若干の調整をしたうえで、その角度を保ったまま、前に押すようにするのです。
また、ボールの側面を打球すると回転量の影響が少なくてすみます。
卓技研・秋場


179.テニスのトッププロの打法を取り入れたいのですが……
:
いつも楽しく、興味深く拝見させていただいております。
私はハンドルネーム トモー・ハートと申します。
私は、高校の部活動で卓球をし、
17年間のブランクの後、
再び部活動の仲間たちと集まり
現在週1回の練習に汗を流しています。

さて、私は17年間のブランクの間、
硬式テニスを10年ほどしておりましたが、
現在のテニスのトッププロのスイングは
”オープンスタンス”(ボールに対して平行なスタンス)で
”軸足を中心とした体のひねり戻しを利用したスイング”
が主流となっています。
ちょうど駒のように、
軸足から頭までの1本の真っ直ぐな軸の回 りを
腕が回っていくのを想像してもらえればいいかと思います。

これは
①鞭のような鋭いスイングができる
②打つコースが最後まで相手に分かりづらい
③踏み込まないので打った後、次の動作に移りやすい、
という利点があるためです。

これは卓球に置き換えても完全なる利点ですので、
私はこのスイングが
卓球でも使えるのではと 考えています。
秋場さんが本サイトで展開しておられる
張イニン選手の”横への意識”は
テニスにおける”オープンスタンス”、
肩甲骨をグっと内側に入れる
”肩甲骨スイング”は”軸足を中心とした
体のひねり戻しを利用したスイング”と
基本的に似ているような気がしますが、いかがでしょうか?

秋場さんのお考えを聞かせて下 さい。
実際私はこの打法を実践していますが、
秋場さんのご回答により
今後もこの打法の実践を続けていくべきか、
また軌道修正すべきか、方向性を見いだせると思います。
かなりの長文となっていまいましたが、
ご回答よろしくお願い致します。

実際にテニスをやったこともなく、
おっしゃるような
「軸足を中心とした体のひねり戻しを利用したスイング」も
正直、実感を正確につかむことはできません。

ただ世界トップのプロテニスは、
かなりボールを正確にヒットさせ、
しかも超強力なパワーがないと
とても太刀打ちできる世界でないことは確かだと思います。
ですから、テニス界では、
それだけ合理的なスイングの
研究やフィジカルトレーニングの強化も
非常にシビアに追求されているはずです。
とくにテニスは
遠くに強力なボールを打たなければならないので、
卓球への応用jへのヒントが
隠されているかもしれません。

その点、卓球はとりあえず
ラケット角度とスイング方向さえ合えば、
相手コートにリターンすることができるので、
どうしてもその辺の甘さがあります。
ですから、テニスストロークから学ぶというのは、
すばらしいことだと思います。

ただ、カテゴリーエラー(範疇錯誤)ということもあり、
テニスと卓球との共通性を見つけると同時に
その差異にも注意すべきではないでしょうか。
ぜひ、テニスをヒントに研鑽され、
ぜひその成果をご教示してください。
楽しみに待っております。
卓技研・秋場



179.いまワルドナーと馬林や王励勤や王皓が対戦したら、どちらが強いのでしょう……

Q こんばんは。秋場さん。
私坂田と申します。
この間は丁寧なご返事お忙しい中ありがとうございました。
卓球技術研究所毎日楽しく見させていただいてます。
今では日常の僕のライフスタイルとなりました。
頻繁に送ってしまうとご迷惑になってしまうかも知れません、
ですが今回実は気になっている事があり
こちらの方にメールをさせていただきました。
質問の内容についてなんですが、
「ヤン・オベ・ワルドナー」選手の事で
お聞きしたい事があります。
「ヤン・オベ・ワルドナー」
読者の皆さんも知らないという方はいないと思います。
誰しも一度は憧れ、
卓球界のヒーローとしてみなさんの記憶に
焼きついているだろうという選手です。

質問の内容なんですが
ワルドナー選手は仮に今現在、
全盛期マンチェスター大会の頃の実力だとしたら
馬林や王励勤や王皓といったタイトルホルダーと
勝負できるかという事です。
現在彼らは中国での
歴代最高の選手だと私は考えています。
孔令輝選手なども
稀代の天才選手として挙げられますが
実際この三人の実力の方が
はるかに上回っているという感じがします。
確かにワルドナーは
シドニーで孔令輝に敗れていますが・・・。
ここで過去の事を秋場さんに
お尋ねするのは失礼かもしれません、
しかし非常に観客としての立場となった場合
誰しも気になる物だと私は思います。
僕がなぜこういったメールを送ったかというと
日本は今「中国を倒すという事」に
全力を注いでいる数少ないチームだと思うからです。
だからこそ「中国を倒すという事」という事に
ワルドナーという選手の名前は
絶対欠かせないと私は考えています。
ワルドナーは宇宙人や
百年に一度の天才といわれていますが、
それだけで言い表せない
「何か」を持っている選手だと私は感じています。
僕は現在卓球を観ていて
皆中国の選手が独占してしまい
やはり醍醐味がなくなってきていると思います。
第二のワルドナーが出てくる事を願ってもやみません。
もし興味をいだいたならお返事ください。
お待ちしています。


A ワルドナーですが、
たしかにおっしゃるように天才的なプレーヤー
だったことはまちがいないでしょう。
彼のプレーの特徴は、
フォアハンドとバックハンドの
両ハンドを使いこなすことはもちろん、
ドライブもパワードライブからカーブドライブ、
シュートドライブ、ナックルドライブなど、
当時としては
これら各種のドライブを駆使した
稀少なプレーヤーでした。
また、パワープレーからフェイント、
ブロック技術の高さなども秀でていました。
まさにオールラウンドプレーヤーの鏡
のような人物ですね。

さて、馬林、王励勤、王皓と
ワルドナーとの力量の優劣ですが、
これはこれらの選手を
タイムマシンにでも乗っけて
勝負させてみないと正確なことはは分からないでしょう。
しかし、まあ常識的に考えると、
1997年のマンチェスター世界選手権から
12年経っているわけで、
やはり現代のプレーヤーのほうが
優位なことは否めないでしょう。
ボールのパワーやスピードがかなり違うはずです。

ワルドナーが持っている「何か」とは、
私見では「その間のとり方」だろうと思います。
彼は攻勢のときも守勢のときも、
常に自分のタイミングをとることができた
数少ないプレーヤーです。
これは別の言葉で表現すれば、
テクニック面でも、またメンタル面でも、
自分が客観的な位置に立つ、ということになります。
「高み」という言い方をする剣術の達人もいますが、
これも上記と同義です。
おそらく柳生新陰流の奥義とされる
「目の高さ」も同義です。
また、イチローのバッティング技術の高さを
同チームの城島が
「客観力」という表現をして讃えていますが、
これも同義です。

いま現役プレーヤーで、
この「間」がもっともとれているのが
中国女子の王者である張(チャン・イニン)です。
この「間」や「タイミング」で
たたかうことができれば、
これほどプレーを優位にするものはないでしょう。

たしかにワルドナーは天才的プレーヤーだったですが、
この「間をとること」「タイミングの巧さ」は
けっして天性のものではなく、
訓練しだいで身につくものだと卓技研は確信しています。

この「間をとる」方法として、
1.ボールを目玉の動きでとらえる
2.手ではなく、足から始動するようする
3.構えるとき、前傾になりすぎない

以上を意識して訓練すれば、
どんなプレーヤーでも上達することはまちがいありません。
この訓練を開始するのは、小学生からでも遅くないし、
中年・高齢者でもけっして遅くありません。
卓技研・秋場


178.戻りが遅い、動きが硬いといわれるのですが……

Q 最近、参考にさせていただいてます。
ハンドルネームはオーヨと言います。
質問は2つです。
戻りが遅いとはどういうことですか?
というのも普段の練習で
ドライブ対ブロックをするのですが、
ドライブを打っているうちに
だんだんと詰まってきて
結局オーバー又はネットにあたり
相手コートに入らないというのがよくあります。
戻りが遅いと言われていますが、
それ改善する方法がわかりません。
球を実際に使った練習、
あとできれば家でもできる練習方法を教えてください。

もう1つは動きが硬いと言われます。
全体的に柔らかく使えと言われるのですが、
いまいちわかりません。
やわらかく使うとはいったいどういうことなのか教えてください。


A 戻りが遅いというのは、

1.スイングが打ってフィニッシュしたままで、
ラケットがニュートラルの位置まで戻るのが遅いこと

2.フィニッシュしたとき、
身体が打った方向に移動したまま、
ニュートラルの体勢に戻るのが遅いこと

3.ボールを頭を動かして見るあまり、
打球点に頭がいつまでも残ってしまって、
相手を見る余裕を失い、
次の動作に入るのが遅れてしまうこと

などが考えられます。

その対策として、

1.フィニッシュでラケットを止めて、
そのままバックするように戻るのではなく、
フィニッシュから回転させて戻すようにする

2.フォアハンド系のスイングの場合は、
フィニッシュしたあと、フリーハンドを使って、
肘を中心に戻すようにすれば早くもどすことができる。
右利きなら、フリーハンドとなる左腕の肘を
スイングしたのとは反対の方向(時計回り)へ
振るようにして戻す。
また、下半身、
とくに両腿を使ってニュートラルに戻すことも意識する。

3.ボールはある程度までは
頭を動かして見るというより、
目玉の動きで見るようにしてとらえたほうが
次の動作に入りやすく、
とうぜん戻りが早くなる。

普段の練習では
「打ったら戻る」ことを常に意識すること、
それにできるだけコンパクトなスイングを心掛けることが、
以上の「対策」の前提となります。

次に「動きが硬い」ということについてです。
これは実際にあなたの動きを見てみないと
何ともいえないところがありますが、
とりあえず以下のポイントをチェックしてください。

1.ひざが動きのキーポイントです。
ひざを柔軟につかうと、下半身だけでなく、
上半身の動きもスムーズになります。
これは卓球だけではなく、まずすべてのスポーツに
あてはまるでしょう。
イチローも同様のことを述べています。

2.次に、グリップです。
何度も指摘してますが、グリップはできるだけ
柔かく握るようにします。
そうするだけで、確実に凡ミスが減ります。
ヘタな人ほど硬く、上級者ほど柔らかくなる
という傾向があります。

3.そして、呼吸です。
ヘソの下5センチの臍下丹田を意識して、
腹式呼吸を心がけてください。
さらに、打球のインパクトの瞬間、
息を吐くようにします。
これで凡ミスが減り、打球のパワーがアップします。

卓技研・秋場

177.スピードドライブが打てません……

Q こんにちは。いつも拝見させてもらってます。
早速質問ですが、このサイト書いてある
ドライブのスイングをまねしてやってみたのですが、
一つ抱えている問題があります。

僕のドライブは、スマッシュに近い、
回転が無に等しいドライブでした。
そこで、基本からやり直そうと思い、
ボールをこするようにドライブをすることにしました。

ここからが問題なのですが、
スイングを水平に、腰を使うことを意識しても、
速いドライブが打てないんです。
スイングスピードを早くしても
スイングしてからボールが出てくる感じで、
力強く、早いボールが打てません。

強い人は、音がしないくらい擦っても
(ループのようなスイングでも)ボールがラケットの当たって
すぐにボールが飛んでいく感じです。
スピンの差はあまり感じないのですが、
何か、飛んでいき方などが違うのです。

これは、ボールの捕らえ方や、
打つときの微妙な違いがあるからなのでしょうか?
このことは、全ての技術で感じている問題です。
ぜひ、教えてください。

A スピードドライブを打つ方法ですが、
基本的には二つあります。

一つはオーソドックスなもので、
「こする」と「打つ」を半々にして、
回転をすくなくすることで
スピードを得ようとするものです。

もう一つは、回転そのものの速さで
スピードも出してしまおうというもので、
これが卓技研がお勧めしている水平ドライブです。

あなたは、この前者から後者へ、
ドライブのタイプをチェンジされようとしたわけです。
後者は、スイングの速さが勝負ですから、
下半身の体重移動、腰の回転、スイングスピードを
十分に活用する必要があります。
この三点をもう一度
意識して練習してみてください。

さらに、肘を軸にして
バックスイングから身体のセンターに
鋭くコンパクトに振り抜くこと、
さらにこのとき、
インパクトの瞬間に
それまで軽く握っていたグリップを、ぐっと握り締めて、
そのままフィニッシュまで振り切ってしまうのです。

以上の点をクリアすれば、
必然的にスピードとスピン、パワーのある
ドライブが打てるはずです。

しかし、とはいっても、
ドライブはとくにそうなのですが、
やはりこれも得手不得手があって、
なかなかスピードやスピン、パワーを
出そうとしても出せない人がいるものです。

あなたの場合、
以前は回転の少ないドライブを打っていたわけですから、
実戦ではこの回転の少ないドライブと
回転の多いドライブを使い分ければ、
かなり効果が上がると思われます。

いくら強力なドライブでも、
レベルが上がるにしたがって、
ゲームが進むにつれ、相手は学習して対応してくるので、
二種類の回転差があるドライブは
実戦ではかなり有効になってくるのです。
それぞれのドライブの威力はそれほどなくても、
二つを混ぜることで威力は倍増するのです。
卓技研・秋場


176.ドライブをストレートにフルスイング するとオーバーミスしてしまいます……

Q いつも本で勉強させてもらっています。ありがとうございます。
僕の目標は、世界で活躍している馬琳さんのように
パワードライブで相手コートを打ち抜けるようになることで、
毎日練習しています。

その時に困ったんですが、
ドライブをストレートにフルスイング すると
オーバーミスしてしまいます。

具体的に言うと、
岩崎氏や、吉田選手のドライブは
エンドラインの5センチ手前ぐらいにバウンドしていますが、
僕のドライブは、エンドラインから約10センチ延長の所に
落ちている感じです。

なので最近は入るか入らないか不安なので
5割ぐらいの力でドライブしたり、
ループドライブを多用しています。 ( それでも入らない事がある )

何故、僕のドライブは台におさまらないのでしょうか。
どうすれば、ストレートにフルスイングしても
入るようになりますか。
出来るだけ分かりやすく、具体的にお願いします。
馬琳さんのようになりたいのでお願いします。
ハンドルネーム 卓球少年

A ストレートコースにドライブすると
オーバーミスが出ることの対策についてです。
卓球台のサイドラインの長さは274センチで、
対角線の長さは約314センチですから、
ストレートに打つ場合とクロスに打つ場合とでは
約40センチもの違いがあります。

この40センチという数値は
想像よりも長いのではないでしょうか。
卓球で40センチといえばかなりの長さです。
ですからストレートコースに打つ場合、
それがドライブであっても強打であっても、
ツッツキでもカットでも、
とうぜんクロスコースに打つときとは
はっきりりとちがった打撃スイングが必要となります。

ドライブの場合ですと、
ストレートに打つ場合はクロスに打つ場合よりも

1.ラケット角度は前にかぶせる
2.スイング方向は水平に(小さい角度)する

ことが必要です。

ドライブスイングの意識として、
高い打球点から、ラケットをかぶせて、真上ではなく
できるだけ前方にスイングするようにします。

また水平打法による場合は、
ストレートに打つ場合はクロスに打つ場合よりも

1.ボールを引いて打つ(後ろで打つ)
2.ボールの真後ろを打つ
3.より水平に、高い打球点で打つ

以上のことが必要です。
卓技研・秋場


175.「和のグリップ」とラケットのグリップタイプの関係についての質問です……

Q 本やホームページなどで勉強させてもらっています。
いつもありがとうございます。
この本を読んでいたとき、
疑問に思った事があるため質問しました。
本で紹介されている和のシェークですが、
このような親指を立て、
小指をかけるというという握り方では、
どんなグリップが、いいのでしょうか?
ストレート、フレア、アナトミック、ユニック…
これからラケットを買うので
このグリップ選びが重要になってきます。
どうか、よろしくお願いします。本当にお願いします。
ハンドルネーム 大森

A グリップとラケットの(握り)グリップタイプとの関係ですが、
これは個々のプレーヤーのフィーリングやプレースタイル
によって決めるべきことだと考えております。

また、「和のグリップ」も、実際に試してみて、
自分に合わなければ、
合うようにご自分で試行されることが大切です。

「和のグリップ」は、フォアハンド系とバックハンド系の
どちらのスイングもやりやすいバランスのとれた
日本人に合ったものとして開発しましたが、
やはりグリップというものは非常に微妙で、
最終的にはプレーヤー個人が、
自分に適したグリップを
試行錯誤しながら調整していくべきでしょう。

以上のことは「和のグリップ」と「ラケットの握り」
の関係性についても同じで、
ご自分で実際に各種のグリップタイプを試行してみて
選択するべきでしょう。

この試行するとき、とくにシェークでは
人差し指と親指の位置や指の曲げ方が重要ですので、
フォアハンド系とバックハンド系の各スイングを
この2本の指をいろいろ換えてみて調整することをお勧めします。

人差し指はフォアハンド系、
親指はバックハンド系の各スイングに
密接に関係します。
ですから、フォアハンド系の打撃のときは人差し指を、
バックハンド系の打撃のときは親指を意識しながら
調整してください。
卓技研・秋場


174.重いボール・軽いボール、そのリターン法は……

Q中学生の子供を持つ「ピンポン親バカ」と申します。

卓技研さまのサイトは定期的に拝見しており、大変参考にさせていただいております。
私自身、卓球暦はほとんどない初心者のようなものなのですが・・・。

さて、質問の内容ですが、よく耳にする「軽いボール・重いボール」の違いやそのボールの扱いについていまひとつよくわかりません。

軽いボール=回転の少ないボール(いわゆるナックル系)、重いボール=回転の多いボール(ドライブボールなど)という認識でいたのですが、回転の量ではなくボールの重さ(エネルギー?)の違いとおっしゃる方もおられます。
単純に大人が小学生などのボールを受けると、軽いのでオーバーミスしてしまうという意見があったり、反対にスイングを調整すると軽すぎて落としたり(ネットミス)すると聞いたことがあります。
実際に子供に聞くと似たようなことをいいます。

私の考えとしては、軽いボールは水平スイングでフォアハンド強打もしくはドライブで、重いボール(前進回転)はドライブでOKと思っていたのですが、軽いボールをドライブするとオーバーミスすることが多いようです。この場合、スイングが下から上に振りすぎているような気がします。
子供の試合を見ていても、このような事は格下相手のときに多いようです。

卓技研様の見解として、重いボール・軽いボールの定義、またこれらのボールの処理(特に軽いボール)についてご教示願えれば幸いです。
乱文にて、失礼します。

A「軽いボール・重いボール」の違いですが、
ごく端的に少々乱暴にいってしまえば、
訓練されているプレーヤーのボールは重く、
そうでないプレーヤーは軽いといえます。
なぜなら、初級レベルではしっかりとしたスイングできていないので、
横回転やナックルボールが出やすく、そうなると軽くなるのです。
自分でコントロールするのではなく、無自覚でそうなっているわけです。

回転が多いほどそれを打球するとき重く感じます。
技術論でもこのテーマで述べましたが、
たとえばバックスピンのサービスやツッツキのボールは
バックスピンの回転量が同じなら、横回転が少ないほど
ボールは重く感じます。

またロングボールの場合、
裏ソフトの粘着性ラバーでしっかりと打球すると
打球時にパワーが充填され、
そのボールをリターンするとき「重い」と感じるものです。
逆に、高弾圧の表ソフトで打った速い打球は、
受けた感じは「軽い」ものです。
なぜなら、打球時にパワーの充填が少ないからです。

つぎに軽いボールの対処法ですが、
ふわふわ系のナックルボールは
それを強打するときはできるだけ水平にスイングし、
ドライブならラケット角度を前にかぶせて、水平にスイングします。
このとき、右利きなら、フォアハンド系はボールの右側面、
バックハンド系はボールの左側面を打球するようにすればいいでしょう。
卓技研・秋場

【経過報告メール】

中学生の子供を持つ「ピンポン親バカ」と申します。

先日は、ボールの扱いについて丁寧なご解答をいただきまして、大変ありがとうございました。

初級者のボールが軽いわけ、そして上級者になれば重いわけがよくわかりました。
つまり、初級者では軽いボールしか打てず、上級者は重いボールも軽いボールも打てるわけですね。
また、これはラバーの性質にも左右されてくるということですね。

これを踏まえ、ご教示いただいた軽いボール対処法を実践させていただきました。
どうしても回転をかけよう(ドライブで返す)として、無意識のうちに下から上へ少しスイングをしており、オーバーミスが多かったのですが、水平スイングを意識してスイングすることでドライブも強打もミスしないで返球する感覚が本人にも伝わったようで、楽しく練習しています。

対下回転のドライブスイングの影響があり、軽いボールを落とさないようにするために無意識に下から上へのスイングになっていたようです。
水平スイングも中途半端なスピードのスイングではネットミスしますが、特にドライブでは早いスイングスピードであれば難なく返球できました。
無意識の中で、このスイングができる様にしっかりと練習をつんでいかせたいと思っています。

これからも、貴サイトを教科書として拝見させていただきます。
本当に、ありがとうございました。


173.水平打法(スイートスポット打法)とスマッシュは違うものなの……
Q abcです、先日のアドバイスありがとうございます。
秋場さんのアドバイスのおかげで、練習内容に確信が持て、
最近とても調子がいいです。
少し前に、卓球パーフェクトマスターを買いました。
本の内容で、少し気なることがあります。
それは、水平打法(スイートスポット打法)とスマッシュは違うものなのでしょうか?
わたしは、ずっとフォア表でやっているからなのか、あまり違いがわかりません。
もし同じものならいいんですが、違うなら違う点を意識したいので、
アドバイスをお願いします。

A さて、水平打法とスマッシュの違いですが、
水平打法は打撃方法の一種であり、
スマッシュに匹敵するるような強打もあれば、
フリックやハーフボレー軽打もあります。
もちろん、水平打法をすることで、
軽く打ってもスピードがかなり速くなり、
水平打法=強打(スマッシュ)と思われるかもしれません。
なぜなら、水平打法は最も合理的にスピードを追求した、
究極のスピード打法だからです。

ちなみに、「強打」と「スマッシュ」のちがいですが、
卓技研では広義では同様のものであり、
狭義としては「強打」はその名のとおり、強く打つ打撃で、
スマッシュはたとえばロビングのような高いボールを強く打つことと定義しています。
卓技研・秋場


172.水谷選手のドライブの特徴とは……

Q こんにちは! ハンドルネーム:Aliceと申します。いつもサイトを拝見しております。
さて本題ですが、先のドイツオープンで水谷隼選手が3位入賞しました。その試合の動画を見ていて思ったのですが、水谷選手のドライブは、そこまでスピードがあるわけでもないですし、威力も中国選手に比べると無いと思います。それなのに、ボルなどのトップ選手が抜かれてしまうのはなぜなのでしょうか?

卓技研さんのHPに逆モーションドライブが掲載されていましたが、やはり関係があるのでしょうか? 水谷選手のドライブの特徴なども含めて教えていただければ幸いです。

ノングルー時代になり力だけで勝負することも減ってきました。そこで僕は水谷選手のドライブをお手本にしようとメールを送らせていただきました。お手数をおかけすると思いますが、よろしくお願いします。

A 水谷選手のドライブはご指摘のように、逆モーションが入ります。基本的には水谷のバックサイドからのフォアハンドドライブをクロスに打つ場合はシュートドライブ、フォア側からクロスにはカーブドライブを打ちます。つまり、相手にとって台から離れていくように曲げているわけです。

フォアハンドドライブで逆モーションというか、フェイントを入れる場合、水谷のように左利きの場合なら、右肩をぐっと入れてスイングすると、相手は左右どちらにくるかわかりにくくなります。

また逆に、中国女子の張のように最初からラケットを持つほうの肩を開き気味にしても、フェイントが入って相手はどちらにくるかわかりづらいでしょう。

横浜世界卓球では、トッププレーヤーのスイングが、ドライブにしろ強打にしろバックハンドハーフボレーにしろ、水平スイングになっています。やはりノングルー時代にはよりスピードが出るスイングを求めるのです。ドライブもできるだけ水平ドライブを指向して、スピードが出るようにしてください。


171.粘着ラバーに換えてネットミスが増えたのですが……

Q 秋場さん、初めまして。TBといいます。シェーク裏裏のドライブ型です。指導者がいないため、技術論・集中論などとても参考になっています。

質問させて頂きたいのは、柔らかいラバーでのバックフリック・バックドライブのやり方についてです。

私は、最近まで硬いラバーを使ってプレーしていましたが、なかなか思い通りのボールを打つことが出来なかったので、柔らかいラバーへ変更してラバーの厚さも特厚にしました。

その結果、ほとんどの技術が今までよりやりやすくなったのですが、バックフリックとバックドライブがネットを越えなくなり、試合で使うことが出来なくなってしまいました。その他のバック系の技術はやりやすく、この2つの技術も硬いラバーの頃よりは威力もあるのですが、ネットを越えずミスする回数が前よりも増えました。

この2つの技術を硬いラバーに比べて柔らかいラバーではどのように打てば良いのか、アドバイスを宜しくお願いします。

A ラバーを柔らかいものにかえてバックフリックやバックドライブが思い通りいかない、またネットミスが増えた、とあります。

この原因はじつに分かりやすいですね。柔らかいラバー、とくに粘着性になればなるほど、ボールの反発力が落ちます。そのかわりにスピンがかかりやすくなり、ボールコントロールもよくなります。

ですから、ボールが前に飛びにくくなって、そのためにネットミスが増えバックフリックやバックドライブが思い通りにいかなくなったのです。バックハンド系のスイングはパワーが出にくいのでどうしても思うようにいかないのです。

柔らかいラバーを使いこなすにはスイングスピードを速くしないといけません。
そのためには、しっかり腰を支点としたフォームを身につける必要があります。

粘着性ラバーは中国で開発されたものですが、中国選手のスイングは腰が入って、しっかりとボールをたたいているのです。フィジカルの強さも要求され、とくに背筋力、腹筋力、下半身力を鍛えることが必要となります。

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