Q&A131~140 of 卓球技術研究所t3i

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卓球A131~140




140.「8の字打法」について教えてください……

Q こんにちは。P.Pです。前回は、回答の方ありがとうございます。おかげさまで、ドライブの威力が上がったような気がします。
今回は、8の字打法について質問です。「台上などで威力の高いボールを打つには、8の字打法を使うといい」ということを知り、(はっきりとは覚えていませんが・・・。)
そこで、いくつか質問です。
(1) 8の字打法のスイングの仕方、打つ打点などをくわしく教えてください。
(2)8の字打法を、ドライブでつかうために気をつけることはありますか?
以上です。 よろしくお願いします。

A まず、8の字打法について、実戦においてどこまで有効なのか。当方では検証できておらず、したがってこの打法を当方で推奨できるか自信がありません。
以下は、あくまで当方で試打した感想であり、確証をもって述べていることではりません。また、当方の8の字打法なるものの理解が間違っていることも考えられます。そのことをご承知の上、お読みください。
まず、8字打法の長所としては、ムチのしなりのように手首とひじのひねりを使うことで、打球の威力を高めます。
また、台上では下半身を使いにくいので、強力な打球を打てることはまちがいありません。
問題だと思うのは、バックスイングでひねりを入れるために、打球する時間がかかりやすい点です。台上のボールは低くて短いことが多く、当然、フリックするための時間が短いわけで、この打法が実戦で適切なのか疑問を覚えます。また、トッププレーヤーが本当に8の字打法を実戦しているのか、当方では確認しておらず何ともいえません。
次に、これは以前に同じようなご質問があったときに答えたのですが、試打したとき、腕・ヒジ・手首をこわしやすいという感覚がありました。とくに、子供や中年以降の方は注意されたほうがいいと思います。
フリックに関しては、水平フリック打法を使えば十分攻撃的なスピードが出るので、当方ではこちらをお奨めします。水平フリックは、バックスイングをほとんどとらず、ヒジをスイングの軸にしてボールの斜め横を水平に振りぬくものです。もちろん、飛んできたボールの回転に応じてラケット角度とスイング角度を調整します。
また、バックサイドからクロスにフリックするときは、右利きならボールの左斜め横をラケット面を外に開いて打てば、かなり切れたバックスピンでもフリック強打できます。
2)のご質問ですが、この打法はフリックに合ったもので、ドライブでこの打法を適用するのはどうかと思います。この打法をドライブで使用する、その必然性や効果など疑問です。


139.王励勤選手のドライブの特徴とは……

Q いつも見て参考にしています。名前は翔也で高校1年、フォア粘着。バックレナノスハード。王励勤選手の打ち方を、見よう見まねで練習しています。
王励勤選手のドライブの特徴や利点などを教えてください。お願いします。

A 王励勤の試合を間近で観戦したことがありますが、驚いたのはその打球の速さです。野球のようにスピードガンで計ればそのちがいがよくわかるでしょうが、その速さをどう表現したらいいのか……。
プロ野球でいうと、日本のピッチャーは速いといわれるのがだいたい150キロまででしょうが、それにたいして、ジャイアンツのクルーンは150キロ後半、160キロ以下というところですが、王励勤のスピードと日本人トップ選手と比較した場合、これくらいの違いを感じます。とにかく、驚異のスピードでした。
王励勤のような打球スピードの選手と対戦したら、かなりのプレッシャーを感じるはずです。少しでも十分な体勢で打たれたら、ものすごいスピードのボールを打たれるわけですから、そうさせないためにコースやスピード、スピンなど対戦相手はかなり無理をして攻めることになり、必然的にミスも多くなるでしょう。
王励勤ほどの打球になれば、実際のそのスピードによる得点だけではなく、このようなプラスアルファによる得点も増えるのです。
王励勤のドライブの特徴はその身長の高さを生かして、大きくスタンスをとってところから生まれるパワーです。威力あるドライブは体重移動と遠心力をどれだけ大きく活用させるかですが、王励勤はその高い身長によってそれを生み出しています。
ただし、単に背が高いだけではあのようなパワーは出ません。やはり大きな身体をコントロールするフィジカルの強さがあってのことです。
王励勤がパワードライブを繰り出すときのスイングのフィニッシュをみると、左肩あたりで、かなりの横振り、つまり水平にドライブスイングしています。
ドライブで水平スイングをするということは、ラケット角度はかなりかぶせているということです。
かぶせるほど、その打球にはスピンとスピードが出ます。
ただし、ボールが上がらない危険性があるのですが、それはスイングスピードによって克服するのです。
今後、ドライブ練習するとき、いつもよりラケット角度をかぶせてやってみてください。思いきり振ってもネットにかかるくらいかぶせるのです。そうして、その角度を保ちながら、スイングスピードを上げることで、ネットを越える訓練します。
体重移動や腰の回転、肩甲骨やヒジの使い方を意識しながら練習を積み、そうしていうちに王励勤のようなパワードライブが身につくでしょう。


138.オールフォアから裏面打法への転換をはかりたいのですが……

Q 小生33年ぶりに卓球を再開したシニア(50歳)です、現在は道具、ルール、打法、体力、反射神経等いろいろと変わっていてビックリしました。
一番困ったことは体力でした、バックの回り込みが間に合わないのと間に合っても復活時間が掛かることです。昔は単板ペンで攻撃はフォアドライブのみでバックは殆ど使わなかったタイプです。しかし昔のようにはいきません、よって中ペンに替えてバックは裏面打法にチャレンジしている最中です。
そこで質問させていただきます、バックは全て裏面で返す練習中です。将来的には裏面ドライブ&水平打法に到達したいのですが、その前にツッツキとショートをそこそこにしたいと思っております。何かアドバイスいただけたら幸いです。

A まず、年齢的なことですが、だいたい38歳をすぎたあたりから、体力と運動神経にはっきりと衰えを自覚するようになります。プロ野球の一流選手の多くがこのあたりの年齢で引退するは、そういう衰えを自分で認識するからでしょう。
体力というのは、主に足腰です。また、運動神経というのは、頭では、たとえば、ここは回り込むんだと思っても、身体がその命令を無視するというか、頭と身体に若いときには感じなかった齟齬を覚えるものです。
さて、実際に卓球に復帰されて、以上のことを痛感され、フォアハンド一本から、バックハンドやバック系の技術でそれを補おうとされる気落ちはよくわかります。シニアの方は、ほとんどが同じような悩みを持たれるでしょう。
そういったなかで、裏面打法に取り組まれるのはかなり旺盛なチャレンジ精神をもたれていると思います。ペンの裏面打法は、表面だけでのプレーとはちがい、最初はかなり違和感があると思います。
若干、異なりますが、裏面打法はシェークのバック系技術に近いですので、まずはこれを参考にされるといいのではないでしょうか。
裏面のツッツキやショートですが、どちらの技術も表面で処理するのとくらべて、ラケットの打球角度を合わせるのがむずかいしと思います。角度を合わせるには、グリップから修正する必要があります。フォアハンドとの兼ね合いもありますが、裏面でやる場合、角度出しやすいグリップがありますから、試行されてはいかがでしょうか。
さらに、バック系技術に裏面を使う場合、表面との兼ね合いをどうするのかという問題があります。北京オリンピックの金メダリストである中国のマ・リンなどは裏面と表面の両方を使い分けています。
ペンはバックサイドにツッツキ系のボールがきたとき、それを攻撃する技術がシェークと比較して、弱いという問題があり、裏面を使う必然性が生まれたと思います。つまり、バックハンドドライブがペンの表面ではできないので、シェークのバックハンドドライブのように、それをペンは裏面を使ってこの問題を解決しようとしたのです。
ですから、基本的に裏面打法は裏面ドライブに限定して、その他のツッツキやショートなどのバックハンド系技術は表面で処理されたらいかがでしょうか。
なお、フォアハンドだけで全面をカバーされていたときと、フォアとバックを使うときとでは、ボールを待つ「間の感覚」を変えたほうがいいでしょう。
当サイトの技術論で「待ちのスタンスと時間」がお役に立てると思います。


137.肩甲骨打法を試していますが威力が出ません…

Q いつもみて参考にしています。ハリケーンといいます。
最近、肩甲骨打法に注目しています。しかし、威力があまりでません。どういう所に注意すればいいのですか?
筋トレも必要なのですか?ポイントなど、教えてください。お願いします。

A 肩甲骨打法ですが、これまで何度か当サイトで書いておりますので、履歴を調べていただければと思いますが、もう一度、整理して述べてみましょう。
1.まず、その名の通り、肩甲骨打法は肩甲骨をスイングの軸にするもので、肩甲骨の可動範囲を広く使うことでパワーをアップさせるものです。
2.この打法のコツは、フォアハンドスイング(バックスイング)のときに、背骨の方に肩甲骨をぐっと寄せるというか入れるようにするといいでしょう。
3.このとき、卓技研では肩甲骨を意識して入れるほかに、バックスイングのときにヒジを少し外側に引くように指導しています。
4.ただし、いくら肩甲骨をスイングの軸にしても、バックスイングの高さ、ラケット角度、スイングの方向、腰の使いかた、スタンスなどが非合理的であれば威力あるボールは打てません。
5.フォアハンドスイングで、「強打」の威力を増したいのであれば、卓技研が推奨している「水平打法」に勝るものはないと断言します。強打は、できるだけボールをまっすぐ飛ばすことですが、水平打法はその究極の打法です。水平打法は当サイトで何度も展開しています。
6.フォアハンドスイングのドライブで威力を増すには、4の各部位を合理的に使うことですが、やはり「体重移動」がキーポイントになります。右利きでは、右足から左足への移動を意識してスイングしてください。
7.強打もドライブも、スイングの軸は基本的に肩甲骨ですので、2と3を意識してください。
8.フィジカルトレーニングですが、まず第一に考えることは、できるだけ合理的なフォームを身に着けることです。いくらフィジカルをきたえても、フォームが悪ければ威力は出ません。
9.そのことを認識したうえで、さらに上をめざすのであれば、絶対にフィジカルトレーニングは必要です。
10.鍛えるポイントはいくつかありますが、威力アップなら「体幹」です。腹筋と背筋はとくに重要なパートです。十分な時間がとれず、下半身がつかえず、上半身だけで打たなければならないことが試合ではよくありますが、そういうときにはこの上半身の筋力が必要となります。
11.それにスクワットも欠かせません。とくにドライブマンなら絶対です。


136.表ソフトでのブッロク、ミート打法を教えてください…

Q 自分はシェーク裏表ブロック主戦型です。フォア(裏)ではそこそこできるのにバック(表)はブロックをうまくできません。本で探しているのですがあまり表ソフトの技術のことはのっていないのでわかりません。もしコツなどがあれば教えてください。また表でミート打ちやドライブの仕方も教えて貰えれば嬉です。

A まず、表ソフトの一般的な特徴をしっかりとつかんでおきましょう。表は裏と比べて球離れがよく、相手のスピンの影響が少なめです。ですから、対ドライブのブロックは、裏よりも表のほうがやりやすいはずです。

ただ、表は裏よりも、ボールをもてないので、その分、ボールコントロールがむずかしいのかもしれません。基本的に表は、ボールを真芯で当てるようにしたほうがいいでしょう。

それには水平スイングがもっとも適合しています。ラケット面を垂直に立てて、水平に振ります。真芯にあたったかどうかは、「カン!」という打球音で確認することができます。ラバーでこすった音ではなく、ラケットのブレードの音です。

表を使っていても、裏のようにボールをひっかけて打つ人が多いのですが、それでは表の特徴を半減させてしまいます。
表のバックハンド・ブロックは、裏のようにラケット面をかぶせないで、前記したように面を立てて、飛んできたボールの高さにバックスイングしてそのままの高さとラケット角度で前にミートします。ジャストミートしたとき、そのリターンされたボールは速く、またナックルになるときもあります。

表のミート打ちは前記した水平スイングをすればいいでしょう。また表でドライブはできなくはありませんが、それよりもミート打法に徹したほうが、表の特徴を生かせると思います。また、表のバックハンドドライブはおすすめできません




135.ラージボールの台上処理とツッツキの有効活用……

Q いつもQ&A参考にさせていただいております。ラケットはペン角形でラバーは表ソフト特厚を使用しておりラージボールで卓球をしております。
左利きでフォアは前陣では水平打法をしたり中・後陣に下がったらドライブかパワースィングで対応しています。
相手は右利きが多く最近はバックに返してくることが多くなりショート又は
バックハンドで対応しています。(それができないときはツッキかストップで)ただプッシュはあまりスピードが出なくて打たれてしまいます。
又バックハンドで打つのが安定しておりません。バックハンドの打点が悪いのかラケットの使い方が悪いのかと思っております。なお、相手の下切れをバックフリックするのですがネットにかかることが多く右側45度をネットに向かって振り切ればいいとのことですが課題となっております。
今日は練習をしてきて相手がツッキ又はショーカットで返して来て台上で弾んで止まってしまうような球がネットと同じか低く来る場合私のフォア、バックのフリック水平打法では対応できなくストップかツッキで返すと打たれてしまい何もできなくて自分が歯がゆくなりました。
現在の戦型から秋場先生にご指導をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

A ツッツキやカット性のボールを打つ場合、ラージボールという特殊性をある程度、考えられたほうがいいと思います。というのも、ラージのボールは40ミリにくらべて弾まないので、短くて低いボールをフリックするとき、ボールの頂点がネットより低くなっていることが多く、そのためネットにかかってしまうのです。
ですから、ラージでフリックするときは、ラケットの角度を上向きにしてスイングは水平よりも若干、上に振ったほうがいいでしょう。このような角度やスイング方向でも、ラージならボールが重いのでオーバーミスの危険性は少ないのです。
また、バックにきたボールの対応ですが、ツッツキを工夫すれば大きな武器になります。相手に打たれるから短くストップばかりするのではなく、逆にエンドラインぎりぎりの長いツッツキをフォアサイドやバックサイドに入れれば、相手は対応がむずかしいでしょう。
相手がツッツキでリターンすればほぼ長いボールがくる確率が高く、また角度打ちやドライブしても、前に踏み込めないので、持ち上げるようになることが多く、どちらの場合もそれを狙い撃ちすることができます。
ツッツキは、
1. 深くすること
2. サイドを切る.
3. スピードを速くする
4. バックスピンとナックルを混ぜる
以上ができるように意識して練習してください。
そして、以上ができるようになると、ストップも効果がでるようになります。
ツッツキもレベルを上げれば大きな武器になりますので、ぜひ時間を割いて練習してください。


134.表ソフトのブロック打法をおしえてください……
Q こんにちは、腱鞘炎で止むを得ずシェークに転向した『まっちゃん』です。最近、バック側を表ソフトにしてがんばっているのですが、書物やDVDでの表ソフトの打法の解説がなかなかありません。インターネットで検索していると御社のHPにたどり着きました。水平打法をHPから学び実践しています。これを知ってから表ソフトの楽しみが倍増しました。
ここで質問です。バック側が裏ソフトの時は、ドライブやスマッシュが来てもショートでブロックが出来たのですが 表ソフトにしたら返球がふらふらとスピードが遅くてオーバーミスをしてしまいます。強打やドライブのかかった打球に対して表ソフトのブロック、攻撃的なブロックの打法を教えて下さい。
特殊粘着性ソフトラバーの表ソフト(ハイソフトバージョン)ツブの高さ1.0mmです。ご指導下さい。

A 「表ソフトにしたら返球がふらふらとスピードが遅くてオーバーミス
をしてしまいます」とありますが、実際のスイングを見てみないと、何とも言い様が面があります。
考えられることは、使用されている表ソフトラバーだと、ナックルがかかりやすくなってしまうのではないでしょうか。一度、次のようなスイング(バックハンド)を試してください。
1. ラケット面を立てる。

2. バックスイングを飛んできたボールの高さと同じにする。できるだけ高い位置のバックスイングにする。

3. 打球スイングを上に上げないで、できるだけ水平にスイングする。

4. 右利きなら、飛んできたボールの左側面を打つ。
このスイングではオーバーミスはだめ、ネットミスはオッケーのつもりで、ネットミスを恐れないで、思いきって水平にスイングしてください。オーバーミスが出るのなら、ラケットが下から出ているので、バックスイングを高い位置にして、そのまま水平に振りきってください。


133.ループドライブの打ち方を教えてください……

Q こんばんは。中学校で卓球をやっているんですが『ループドライブ』の打ち方を教えてください。お願いします。

A ループドライブは、スピンがよくかかり、スピードはあまりなく、またネットを山なりに超えていくことが多いのが特徴です。その分、打つほうは安定的に相手コートに入れることができることができます。ただし、またその分、相手も対応しやすいドライブです。
ループドライブをうまく使えば、決定打につなげる攻撃打法になり、下手に使えば、低めのロビングボールになってしまい、相手に強打されるボールを供給することになります。
さて、ループドライブの打ち方ですが、
1. スイングは真上に振り上げる
2. ヒジをスピンをかける軸として活用する
3. 下半身の動きは、スピードドライブは前への体重移動が主ですが、
ループは下から上にする。
以上の3点がループのポイントです。
そして、より有効なループは、対攻撃なら、できるだけエンドラインぎりぎりの相手コートに深くに打つといいでしょう。また、対カットマンなら、ネット際とエンドライン、つまり短いドライブと長いドライブを臨機応変に使い分けると効果的です。


132.フォアロング練習の第一球めが、 体が固まって打ち返す事ができません……

Q こんばんは。『卓球パーフェクトマスター』は調子が狂ったときにいつも読み返し て、フォームの調整をさせてもらっております。
私は社会人2年目で技術と体力的には非常に情けないものがありますが、いちおう 高校2年間と大学3年間の5年ほど続けておりました。現在はシェークで回転系表とスピード系表を貼っています。
卓球を始めた当初からずっと悩み続けていた事があります。社会人になって、週2 回ほどの練習になり、いろいろな練習場所で多種多様な戦術のかたと打っていただ く機会が増えたのですが、そのためか悩みもいっそう深刻なものとなりました。
私の悩みとは、最初にフォアロングの練習を始める際の第一球めのロングサーブが、 体が固まってしまって、どうしても打ち返す事ができません。
5球ほど打つと何の ことは無く、普段どおりにスイングができるようになります。きちんと準備体操を して、体が温まってから練習を始めるようにしていますが、私の場合はおそらくジレンマになっているので、メンタル的な問題ではないかと考えるようになりまし た。
丁寧に返さなければと思うと余計に緊張してあらぬ方向へボールが飛んで言ってしまいます。学生時代はフォアに裏ソフトを貼っていたために、最初の一球目はラバーに無理矢理引っ掛けて、体が動かないものですから、膝の屈伸運動だけで無理矢理返すというような事をしておりましたが、表に変えた今はそれもできなくなりました。
私の個人的な問題に過ぎないと思い込んでおりましたが、他のかたでも、一週間練 習期間が空くと打球感が戻るまでに、しばらくかかると仰る方もおられたので、もしかしたら私以外にも同じような悩みをお持ちのかたがおられるのであればと思い、思い切って質問してみる事にしました。
長文になり申し訳ありません。あまりにバカバカしい質問であると判断された場合 には、無視してください。ちなみに私の場合は、午前中に練習して、午後からの練習の最初の一球目ですら、普通にできません。それではよろしくお願いします。失礼しました。ハンドルネーム:表表男

A 悩まれている点はメンタルが大きいと思いますが、今回はせっかくですから、メンタルとテクニックの両面で悩み解消の試みをしてみましょう。
毎日練習している人でも、練習の開始から2、3球は調子が出ないものです。また、ふだんのゲーム練習ではできるのに、大会のゲーム前のフォアロングのときのサービスが、ぎこちなくなってしまう人を知っています。この人も、ゲームに入ると、まったく問題なくサービスも他の技術もできます。ですから、あなたの悩みもそれほど気にするものではないでしょう。
でも、もしかしたら、このあなたの悩みには、卓球上達の秘密が隠されているかもしれません。プロセス指向心理学という、かなり信頼のおける心理学派がありますが、この心理学はその人のクセを無意識からのメッセージととらえます。このあなたの悩みに、上達のヒントがあるように思えてなりません。
次の4点のメソッドを試してください。
1) あらぬ方向へボールが飛んでいくそうですが、それはいつも決まった方向でょ うか。それとも毎回違っていますか。あるいは何かパターンがありますか。まず、そのことを確認してください。そして、それが分かったら、そのことをしっかり意識して打ってみてください。別にちゃんと打てるかどうかは別にして、そのことを意識しながら打つのです。
2) 次に、相手がサービスを出すときに、相手のコートに第1バウンドした瞬間に「1」と声を出して数え、自コートに第2バウンドした瞬間に「2」と数え、そして自分がインパクトする瞬間に「3」と数えながら打ってください。
3) 次に、ボールが飛んでくるとき、顔を動かして見るのではなく、眼球を動かしてボールを見るようにしてください。
4) 次に、手でボールを打とうとしないで、まず腰を始動させて、あとからラケットが付いてくるようにして打ってみてください。
1が確認できたら、そのあとは2.3.4を同時にやってください。これを練習の開始から5分間だけでいいですから、いつもつづけるようにしてください。1か月後にこのメソッドを試した報告をお願いします。

【報告メール】
こんばんは。お返事いただけるとは思っていなかったので、たいへん感激しております。あれから、何度か練習に参加させていただきましたが、練習に臨む前に、お教えいただいていたとおり、自己分析をしてみました。
ウォームアップ1球目のレシーブの失敗で、一番多いパターンが練習する日の間隔が空いているので、きちんと打てるだろうかという不安と、相手に打ち易い弾をきちんとしたコースで返球しなければという思いから、スイングが途中で止まってしまい、ラケットをフィニッシュの位置まで持っていっていないということがあるように思いました。
2)3)4)の項目のアドバイスをいただいて、メンタル面に関しては、自分なりに考えた結果、最初の1球目でも、たかがウォームアップと考えずに試合に臨むつもりで、きちんと構えを取りレシーブすることにしました。
ここ、2、3回の練習では今のところ、きれいに返球できております。ゲーム練習ではきちんとできるのに、という人の例を教えていただいたことから、ヒントを得たのですが、この「最初の1球目から試合に臨むつもりで」というところは非常に大切であるように感じております。
 技術面では、3つの項目の内、3)が一番身につけるのに時間がかかりそうです。普段の生活から顔を動かして物を見る癖が付いているせいかもしれません。球の弾道がメガネの枠内に収まるように目線の高さを調整してみようかなとも思っています。
 練習の最初のボールタッチに対する不安は、あまり無くなったようで、そういう意味では小さなハードルをひとつ越えることが出来たようです。


131.威力あるドライブのスイングやフットワークとそのための練習方法について……

Q こんにちは。高1のP.Pといいます。左シェークドライブ型です。
僕は試合でドライブを打つときにいつも威力のあるドライブが打てず、ブロックでコースをつかれてしまいます。そこで、質問なのですが、
[1] 威力のあるドライブをできるだけ安定させて打つには、スイングやフットワークをどのように改善すればよいですか。
[2] [1]のための効果的な練習はありますか。
この2つの質問に答えていただけるとうれしいです。よろしくおねがいします。

A まず、ドライブの質問は多く、このQ&Aでも、かなり多く答えていますので、過去のものを読んでいただくと、ヒントになるものがあると思います。
まずは、ドライブの威力と安定について。これは基本的なことをまずしっかりとマスターしてください。卓球技術のすべてに言えることですが、とくにドライブの威力と安定は、「腰」というか「下半身」の使い方にあります。
ジャンプするとき、ヒザを曲げた状態から一気に真上に伸び上がりますが、この下半身をバネと考えてください。バネはどうすれば、勢いよく伸びるかを。ドライブでは、このバネの勢いの使い方が基本です。
ループドライブのスピンは真上にジャンプするパワーから、スピードドライブは前にジャンプする(伸びる)パワーから生まれます。このジャンプするパワーにプラス、腰の回転と体重移動を同時に加えます。体重移動では、あなたは左利きですから、左足から右足への移動です。
また、腕(上半身)の使い方ですが、肩甲骨、ヒジ、手首がそれぞれドライブスイングの軸になります。ドライブ総体のスピードやパワーは肩甲骨が、スピンはヒジと手首が軸になります。
ドライブの威力を増すコツですが、グリップはできるだけソフトというか、ぐらぐらの状態でバックスイングから打撃スイングに入り、インパクトの瞬間にグリップを握ります。そして、そのまま振り抜きます。フォロースルーによってパワーを得るドライブ法です。
もちろん、十分に余裕があれば、バックスイングを長くとってもいいのですが、実戦では、バックスイングを十分にとれることはあまり多くないと思います。そのために、バックスイングは短くても、パワーを得るのがこのドライブ法です。
フットワークですが、できればボールが飛んできた地点に速く動いて、ドライブスイングのときは前に体重移動ができればベストです。しかし、実戦ではなかなかそうはいかないと思いますので、「下半身から動くぞ」ということを意識してください。
あなたは左利きですから、曲がるドライブを覚えると有効でしょう。いわゆるカーブドライブですね。右利き選手が圧倒的に多く、一般的に右利きのドライブの曲がりに慣れています。左利きのカーブドライブは、右利きのカーブドライブよりも、とうぜん曲がる方向が逆ですので、ブロックしづらいのです。
そして、右利き選手と対戦するときは、相手のフォアミドル(相手側の右のポケット)あたりにカーブドライブを混ぜると得点力がアップするでしょう。左利きのカーブドライブは、ボールの左側面に当て、巻き込むようにスイングしてください。もちろん、左のシュートドライブも有効ですが、まずはこのカーブドライブをマスターしてからですね。

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