Q&A61~70 of 卓球技術研究所t3i

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卓球A61~70



70.相手のトップスピンにつまるのですが……。またフォアのブロックの仕方も教えてく ださい……

Q 1.私は基本的に前陣でドライブをかけていくのですが、相手に距離をとられてエン ドライン近くにトップスピンボールを入れられるとブロックしてネットにかかるか、 つまって甘いボールになったところを飛び込まれてたたかれてしまいました。こうい った時の対処の仕方を教えてください。
2.フォアに来たボールをブロックしようとした際角度が安定せず、ネットミス、オー バーミスを繰り返します。特に相手のフォアドライブがカーブして自コートに入る と、その回転で自分から観て左側に飛んでいかないように完全にフォアで打つべき ボールでもバックで処理しようとしてしまいます。フォアブロックの仕方及び練習法 を教えてください。

A まず1ですが、トップスピンの深いボールをつまるという最大の原因は、打ったあ との戻りが遅いことと、台に近づきすぎていることです。打ったあとは、すぐに台と の距離がとれるようにすばやく戻るようにしましょう。
 2ですが、フォアハンドのブロックを安定させるには、ラケットを持っていないフ リーハンドをうまく利用することです。フォアハンドでブロックするとき、フリーハ ンドで身体全体というか、打球のときのバランスをとるようにこころがけてみてくだ さい。それと、ラケットの位置は高くおいて、バックスイングはできるだけ少なくし て、フリーハンドと一緒にボールを包み込むように打球するのです。


69.サービスの回転をアップするコツはありますか……

Q 僕はとにかくサーブが下手です。卓球を3年近くやってますが、回転が全くといってもいいほどかかりません。サイトに書かれているサーブのコツを拝見しましたが、僕は、どうやら力を瞬間的に加えて回転量をアップさせる以前の問題のようです。分析した結果、ラケットの角度がおかしく、安定していない(毎回違う)ようなので、ラケットの角度をつけるコツ、安定させる方法を教えてください。

A サービスのラケットの角度をつけるコツ、および安定させる方法について、いくつかご紹介します。
 まずバックスピン(下回転)のサービスですが、ラケット面が上向き状態で床にたいして水平の角度になるほど、よく切れた下回転が出ます。大きな回転を生むには、ラケット(ラバー面)とボールとが、できるだけ長い時間、接触して摩擦を大きくすることが必要です。このために、バックスピンにはこのような角度が理想的なのです。
 このような水平のラケット角度をつけるコツは、サービスを出すときに構えたとき、卓球台が見えますが、その台と平行を保ちながら、前(相手側)の方向にラケットを振って、水平になるように感覚をつかむように練習するといいでしょう。このように、卓球台の水平面を基準にすると、ラケットを上向きにしながら水平に切るというコツがつかみやすくなるのです。
 この練習方法は卓球台がなくても、たとえば家の食卓や机の前でも練習することができます。このときは別にボールは必要ありません。次はボールを使っての練習方法ですが、これは卓球台は必要ありません。家でもどこでも、ラケットとボールがあれば練習することができます。サービスを出すように右利きの人なら、左手にボールをもって、そのボールを右手に持ったラケットの左端上部にあてるように繰り返して練習します。 バックスピンサービスは、右利きなら、ボールをラケット面の左端で当たるほど、よく切れるようになります。でも、これは意外とむずかしくて、何度も練習しないと、なかなか安定してそのポイントに当てることはできません。ラケットにボールが当たったときの感触を感じるように注意しながらやっていると、ボールが左端に当たったときは、コツンという硬い感触があります。これが成功したときの合図で、このときはものすごく切れたボールになります。
 この左端に当てられるようになったら、こんどは右端にあたるように練習するといいでしょう。右端に当たると、あまりボールは切れなくなるからです。こうして、左端と右端に同じサービスのフォームから、思い通りに当ててボールを切ることができれば、レシーバーは切れているか、いないか見分けがつきにくくなります。ほとんどのトッププレーヤーは、このサービステクニックをもっています。
 それから、サービスは腕や手だけでやるのではなく、常に腰を身体のセンターにくるようにバランスをとっておこなうことです。そうすれば、安定し、より回転の利いたサービスが出せるようになるでしょう。
 スピン系サービスはバックスピンのほかにも多くの種類がありますが、まず今回はこのバックスピンサービスをマスターしてください。


68.天性の柔らかいボールタッチ、天性の球ぎわの強さは練習で上達しますか……

Q 突然の質問ですいません。よく雑誌などに、天性の柔らかいボールタッチとか、天性の球ぎわの強さなどとよく書いて有りますが、それは練習で克服出来ますか? その練習方法とはどの様にしたらよいですか? 教えて下さい。いつも試合には勝つのですが、上記2つの反対を指摘されます。よろしくお願いします。

A まず、指摘される内容についてですが、非常に抽象的なことであり、しかも他のプレーヤーとの比較のうえでのことなので、あなたはそれほど気にする必要はないと考えます。ただし、自分のプレーについて、自己観察するのはとっても大切なことです。上級のプレーヤーほど自己観察に優れ、下級になるほどその逆で、自己観察する能力こそが、ある面、上達の極意かもしれません。その自己を観察するといえば、自分のことだから簡単と思われることかもしれませんが、自分のこと、自分のプレーのことを客観的にみるというのは、じつは大変むずかしいことなのです。そうだからこそ、コーチという専門家が必要とされるのです。
 さて、以上のことを踏まえたうえで、「天性の柔らかいボールタッチとか、天性の玉際の強さ」について、検討してみましょう。この「天性」というのは、雑誌の書き手の表現上での一種の比喩であり、あくまで主観的なものの見方でしかないので、この表現はそんなに意味のあるものではありません。その「天性」と表現された技術が、「そうとう巧みである」という程度に考えればいいでしょう。
 そして「柔らかいボールタッチ」ですが、あなたはこの「反対」と指摘されるそうですから、「硬い」のでしょうか。この表現から考えられることとすれば、あなたはインパクトのとき、肩や手に力が入りすぎて、フォームバランスが、どこかぎこちなくみえるせいかもしれません。一度、腰を意識して、腰から始動するようにしてスイングしてみてください。そうすれば、フォームのバランスがよくなり、ボールタッチも柔らかくなるでしょう。
 つぎに「球ぎわの強さ」ですが、これの「反対」ということは、あなたは球ぎわに弱いのですか? 球ぎわに強いというのは、常識的には練習を多く積んでいる者ほど強くなります。ちなみに、高校で名門といわれ、毎年インターハイの上位に進出するような学校の選手は、みな球ぎわに強いものです。そして、名門校に共通するのは、長時間の練習を積んでいること、それに凡ミスをゆるさない指導にあります。
 ですから、「球ぎわの強さ」というのは練習のとき、「腰から動くぞ」とか、「絶対に凡ミスをしないぞ」と意識するだけで、かなり克服することができるでしょう。「天性の柔らかいボールタッチとか、天性の玉際の強さ」という、この2点をもったプレーヤーというのは、たとえば日本のトッププレーヤーなら水谷(雑誌で「天性のボールタッチの柔らかさ」というのは水谷のことではないでしょうか)、世界なら世界チャンプのワン・リチンということになるでしょうから、彼らのプレーをよく観察することも参考になるでしょう。


67.ツブ高で攻撃する方法を教えてください……

Q 僕は中学3年生で、ツブ高の異質攻撃型なんですが、最近、ツブ高でもドライブが出来るコトに気づきました。ツブ高でチキータやドライブは出来るのでしょうか? 出来れば、ツブ高で攻撃する方法、または、フォームを教えて頂けないでしょうか?

A ツブ高でもドライブやチキータなどのトップスピンをかけらないわけではありません。しかし、ツブ高でトップスピンはかかるにしても、強力にはならないでしょう。ツブ高を使うのであれば、このラバーに適した球質や攻撃法を考えたほうがいいのではないでしょうか。
 ツブ高の特徴はやはりなんといっても、ナックルを出しやすいことです。しかも、わずかにトップスピン(前進回転)が入ったナックルと、バックスピン(後進回転)が入ったナックルの2種類のナックルが出ることです。この2つのナックルボールは、回転量からはほんのわずかの違いですが、それを打つほうは、かなりのスイング軌道の修正が要求される、やっかいなボールです。
 まずツッツキで、この2種類のナックルを使いこなすことを覚えましょう。すこし押すように打てばトップスピンが入ったナックルになり、ボールの下をツッツけばバックスピンが入ったナックルになります。また、ツッツキだけではなく、ロング打法でも押すように打ったり、上から切るように打つようにすることで、前進回転のナックルや後進回転のナックルに変化しますので、試してみてください。
 また、ツブ高でも水平スイングは可能です。下回転のボールをフォアハンド強打するときは、少しラケットを上向きして、右利きならボールの右横を鋭く水平に振り抜いてください。ツブ高はボールの回転の影響を受けにくいので、ツッツキ打ちやカット打ちには水平強打スイングが有効なのです。


66.フォアとバックの切り替えを早くするには……

Q 僕は左シェーク両面裏のドライブマンです。最近ラリー戦になることが多いので、バックドライブを打とうと思うのですが、打とうとすると切り替えしが遅くて、フォアも振り遅れてループになる場面が多いのです。ちなみにバックのスイングはすごく小さくしています。どんな事を意識すれば切り替えしが早くなりますか? よろしくお願いします。

A 切り替えを早くするポイントは、打ったあとのフィニッシュからバックスイングするとき、ラケットの位置を高く保つことです。もしかしたら、あなたはフィニッシュしてから、ラケットを下げていませんか。いわゆる三角スイングや楕円スイングでは、フィニッシュからバックスイングにいたる過程でいったんラケットを下に下げて、スイングのリズムというか流れをとるようにしますが、このようにラケットを下に引くと切り返しが遅くなってしまいます。
 ロングラリーなら、腰より高い位置で打つことが多いので、フィニッシュしたらラケットの位置を腰より下に下げないで、高く保った位置をスイングをはじめる前のニュートラルとします。このニュートラルの高さは水平スイングに適してもいますから、その位置から水平気味にドライブしたり、水平スイングで強打することが容易になります。
 練習で、フォアとバックに交互に送球してもらい、このラケットの位置を意識しながらフォアハンド、バックハンドのドライブを打ってみてください。こうすることで、確実に切り替えが早くなるでしょう。この練習では、腰でスイングのバランスをとるようにすると、スイングが安定します。


65.カットマンはループドライブをどう処理すればいいのか……

Q 自分はカットマンなのですが、ループドライブの処理がうまくできないのですがコツなどあったら教えて下さい。

A ループドライブは、台に浅く入ってくることが多いので、カットするときのスタンスが重要となります。フォアハンドカットなら左足を、バックハンドカットなら右足を十分に前にだして、通常のカットよりもスタンスを広くとりましょう。そのとき、もちろん、素早く飛んできたボールまでフットワークをつかって、素早く移動することが大切です。
 また、ループドライブは回転量が多いので、打球点は高くして、上から押さえ気味にカットするとよいでしょう。さらに、相手のループドライブが予測できるなら、素早く前に移動して、それを積極的に強打することも必要です。ループドライブというのは、それをかける方は比較的安全な打法ですが、消極的な打法ともいえます。相手がループドライブを多用するなら、どんどん強打して、相手の攻撃リズムを狂わしましょう。攻撃型は対カット戦で、相手のカットマンに攻撃されるといやなものです。攻撃型が安心してドライブや強打などの攻撃をさせないためにも、積極的に反撃していきましょう。
 ループドライブは回転量こそ多いですが、高い放物線をえがくことが多いので、ループドライブを攻撃球と思わないで、ちょっとしたロビングと考えて、怖がらずに強打すればいいのです。これからのカットマンは、自分のフォアにきた球の半分以上はドライブや強打でリターンするようにしたいものです。
 なお、『卓球パーフェクトマスター』では、ループドライブに対するカットを連続写真とDVDで解説していますので参考にしてください。


64.ツッツキに対して、ドライブ以外のバックハンド攻撃の技術は………

Q 僕はシェークで両面裏ソフトラバーを使っています。対下回転にフォアドライブを打つのは得意なのですが、バックハンドは安定性にかけ、スピードがないので使わないようにしています。回り込みも苦手のですが、他にツッツキに対してバックハンドの攻撃的な技術はないでしょうか?

A バックサイドにきた対下回転への対応は、バックハンドドライブあるいは、フォアハンドで回り込むというのがよく使われる技術です。この技術を使わないのであれば、バックハンドフリックや攻撃的なツッツキをやるというのがいいでしょう。
 バックハンドフリックは、ヒジと手首をスイングの軸にして、小さく鋭く振り抜きます。この打法も基本的には水平スイングで、右利きであれば、ボールの左側を叩くようにします。コツは頂点を確実にヒットすることで、少々バックスピンがかかっていても、打ち抜くことができます。また、下回転のボールが、低くてかなりバックスピンがかかっていたら、ラケット角度とスイング軌道を上向きに調整します。
 もし、将来的にバックハンドドライブを使わないなら、バック面に裏ラバーを貼る意味が減少しますので、思いきって表ラバーに換えるということも考慮すべきでしょう。あるいはどうしても裏がいいのなら、硬質の裏にしたほうがいいでしょう。もちろん、どちらの場合も、ボールの回転に影響を受けにくく、ツッツキ打ち(水平打法)がやりやすいためです。
 また、攻撃なツッツキというのは、相手サイドを鋭く切ったりするコーナーワークや、通常のツッツキよりも速い打球の「高速ツッツキ」、あるいはサイドスピンを混ぜたりするというものです。ツッツキも極めれば、かなり有効な打法となります。
 バックハンドドライブや回り込んでドライブをかけるプレーヤーも、以上のバックハンドフリックや攻撃的ツッツキはぜひマスターしてほしいものです。


63.サービスから3球目への動き出しを早くするには……

Q 聞きたいことがあります! それは三球目攻撃のときなどの球へのはいりかたです。僕はサーブを出して、相手がレシーブしてからの動き出すまでがよく遅いと言われます。自分では、サーブ後は相手のラケットを見て、出来るだけ速く動き出すようにしているつもりなんですが、やっぱり遅いみたいです。
 大会などで見ていると、サーブを出してから相手がラケットにボールをあてる直前に動き出して、速い打点でうまく三球目をきめている選手もみられます。よく逆をつかれないなあと思います。どうすればそのように早くスタートをきれるんでしょうか? 何かポイントや練習の仕方があれば教えてください。

A 3球目攻撃への始動を早くするもっとも重要なコツは、サービスするとき、インパクト(打球)の前に相手を見るということです。ほとんどのプレーヤーは、サービスでインパクトすると、そのボールを目で追いながら、相手のレシーバーが打つ瞬間に、相手や相手のラケットの動きをとらえています。こういう動作では、どうしても3球目に入るのが遅くなります。なぜかというと、サービスの動作に入ると、ボールを見るために顔と目がボールのほうに向きます。そしてサービスでインパクトしてボールを追うと、顔と目を起こすようにして動きます。動きながらボールをとらえ、同時に相手の動きもとらえると、人の始動は遅くなるのです。
 そこで、サービスでインパクトする前に、相手を見るのです。こうすれば、レシーバーの動きがサービスをするまえにとらえることができます。もちろん、極端にいえば、ボールを見ないでサービスするのですから、最初は不安ですが、このようにインパクトの瞬間にレシーバーを見るということを意識して、そのようにサービスの練習を繰り返せば、意外と簡単にインパクトまで見ないでサービスができるようになるものです。
 じつはほとんどのプレーヤーは、サービスのときでも、それ以外のスイングのときでも、打球するインパクトの瞬間まで見ていません。ちなみに、卓球雑誌に掲載されている、トッププレーヤーがサービスからの3球目に入る連続写真を見てもそれは明らかです。なぜ、インパクトまでボールを見ないのかというと、インパクトの瞬間までボールを見ていると、次の動作に入るのがものすごく遅れてしまうのと、ボールにあたるまでボールを見なくても、ある程度正確に打てるためです。ですから、いままでよりも、ほんの少し早く、ボールをとらえるのをやめて、相手を見るようにすればいいのです。
 そして、もう一点、注意するのは、頭(顔)を動かしてボールをとらえにいこうとしないことです。頭を動かすと、それだけ次に移る動作が遅れるからです。サービスのときはもちろん、どんなスイングでも、頭を動かしてボールを見るのではなく、目の動き、眼球の動きでボールを見るようにすれば、より早く次の動作に入ることができます。私はずっと以前から、このように指導していましたが、意外というか、トッププレーヤーでも、このようにしていないことがほとんどなのです。ところが、1年ほどまえに、世界チャンピオンである中国の張(チャン・イニン)が、卓球レポートのインタビューに、私の指導と同じように、サービスを出して、インパクトのまえにレシーバーを見ると答えており、我が意を得た思いがしました。
 もう一度、確認しましょう。サービスを出すときボールを上に放り上げ、ボールが落球してきて打球動作に入ります。この間、当然ボールを目で追っていますが、ボールを打つまえ(インパクトのまえ)に、できだけ早くボールから目を離してレシーバーを見るようにするのです。これだけで、3球目への始動、入り方は見違えて早くなります。
(卓球技術研究所)


62.ドライブのフォームを矯正したいのですが……

Q ドライブをかける際のフォームの矯正法について質問させてください。私は右ペンドライブ型ですが、ドライブの際、直したい癖を2つもっています。一つ目は肘が上がってしまうこと、もう一つはバックスイングをして振りぬこうとする際、最初に肩がまえに突っ込んでしまうというものです。
 2つともループドライブを打つ際はまだいいのですが、スピードドライブを打とうとすると「面をかぶせてスピンをかけたい」という意識で肘が上がってしまい、パワーを出したいと言う意識が体を先に開いて、肩から動作を始めさせてしまい(先に体が前に突っ込んでしまう感じ)結局力強いボールが打てていません。長年のものなので、なかなか矯正は難しいと思いますが、何か意識的に行ってみると良いことがあれば教えていただけないでしょうか。

A まず、意識的な面で、あなたはボールに回転をかけよう、あるいは相手コートにボールを入れようという気持ちが強すぎるように思われます。また、あなた自身も自覚されているように、パワーを出したいという意識から体が開いて、体が前に突っ込むのです。 これはドライブにかぎらず、どんな種類のスイングにも共通することですが、「入れたい」「強く打ちたい」「ねらったコースを突きたい」などという気持ちが強いとき、肩や腕、手に余計な力が入りすぎて上半身主導になってしまいます。ところが、上半身主導であればあるほど、思いとは逆にマイナスの結果となるのです。
 腰あるいは腹(臍下丹田)を意識して、下半身主導でスイングするように心掛けることが大切です。「腰」とは、その造りのとおり、体の要です。この腰から始動して、腰でスイングのバランスをとるようにすれば、打球の安定性はもちろん、スピードやスピン、そしてパワーも倍増します。
 また、人間の体のパワーを生みだす70%以上は下半身が占めていますから、下半身の動きや筋力を使わない手はないでしょう。とくにドライブ打法は下半身の上手な使い方が要求されます。
 下半身の伸び上がる力、右足から左足への重心移動と腰の回転をうまく融合させて、下半身に引っぱられるように、肩甲骨から腕、ひじ、手首がインパクトに向かってパワーが集約されるようにスイングするのです。またスイングのとき、腰のバランスを意識するのと同時に、両足の太股の筋肉をフル稼働させているかも注意をはらってください。
 下半身の使い方を覚えるのと同時に、スクワット、腹筋、背筋などの筋トレも合わせておこなうと、よりパワーが発揮できるでしょう。


61.肩甲骨打法のスイングの軌道は……

Q 肩甲骨打法におけるスイングはどのような軌道になるのでしょうか?

A 肩甲骨打法とはその名の通り、肩甲骨を軸にしてスイングする打法です。主にフォアハンド系のスイングに適用するものです。通常のスイングも肩甲骨を軸にするのですが、肩甲骨打法はバックスイングのとき、肩甲骨を背中の中心部にぐっと入れて打つのが特徴です。こうすることで、打つポイントが長くなり、野球のバッティングでいうところの懐が深くなって、ボールの変化に対応しやすくなり、打つタイミングも長くとれるようになり、またパワーもアップします。そして、スイングの軌道は従来のフォアハンド系のスイングよりも水平方向になります。
 基本的に当研究所は肩甲骨打法を支持します。なぜなら、フォアハンド系スイングに関しては、バックスイングでヒジをすこし引くこと、つまり肩甲骨を内に入れることと実質的には「肩甲骨打法」と同じなので、この打法を支持するものです。
 ただし、以上述べたことはあくまで当研究所の「肩甲骨打法」の見解であって、当方とは違った見解もあるかもしれません。
ちなみに、当研究所が推奨する水平打法におけるスイング軌道は、打球点がネットよりも高い位置の場合は基本的には水平方向で、ネットより低くなるにしたがって上向きになります。

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