Q&A431~440 of 卓球技術研究所t3i

卓球431~440

440.フォア前に右回転サーブを出そうとするとミドルに行ってしまいます……

卓球大好きです。

先日は、丁寧な回答ありがとうございます。

今、練習しています。

私のサーブは横回転、
特に右回転のサーブが多いのですが、
バックに短いサーブを出すことは出来るのですが、
フォア前に右回転のサーブを出すのが出来ません。

私のサーブの出かたは
ボールの後ろを打つ打ちかたです。

練習をするのですが、
いつもミドルの所にサーブが行ってしまいます。

試合をすると、
フォア前にサーブを出すことが出来ないので、
いつもサーブがバックに集まってしまいます。

そして、相手に待たれて、
なかなか先手を取る事が出来ません。

2ヵ月後に大会があるので、
大会までにはフォア前に
サーブを出せるようにしたいと思っています。

どうか回答お願いします。


ファオ前に右回転(時計回り?)サーブが
出せないわけですね。

フォア前というぐらいだから、
短いサービスですが、
まあ通常、フォア前サーブは
バックサイドに出すよりは難しいものです。

まして、横回転は尚のこと。

フォア前に出そうとすると、
ミドルにボールがいってしまう。

これはサービスを出すときの
スタンスに問題があると思われます。

はい、足の向きです。

たぶん、バックサイドに出す方向に
足が向いているのです。

上体の向きとか、腕や手でもってコース調整をして、
フォア前に出そうとしていませんか? 

もしそうだとしたら、
つぎのようにして
フォア前サーブを出す練習をしてください。

しっかりとフォア前に出すスタンスを
つくってから出すのです。

バックサイドに出すスタンスから、
フォア前に出すのは難しいのですが、
フォア前のスタンスから、
バックサイドに出すのは
それほど難しくはありません。

それに、相手のレシーバーも、
こういうスタンスでサービス態勢に入られると、
ついフォア前へサービスを出されると言う意識が過剰になり、
バックサイドへの備えが不足します。

それとできれば、
バックサイドにはショートだけではなく、
ロングサービスも出すとより効果的ですね。

フォアに短く、バックに長く、
というコース距離の幅を大きく使うと効果的です。

また、右利きどうしの対決で、
右回転のサーブをフォア前に出そうとしているのに、
ミドルに行ってしまうのは、
右回転のボールが
バウンドする反発もあるでしょうね。

右回転だと、
横回転サービスのタイプによっては、
バウンド右方向、
つまりミドルへ曲がるからです。

なので、そういう場合は
バウンドして曲がらないように、
サーブのときボールを上方向に
跳ねあげないようにすることです。

サーブのインパクトのとき、
ボールを自陣にぶつけるようにすれば、
大きく曲がらないでしょう。

そして、短く、低い横回転になる確率が高くなります。

それと、サービスをフォア前に出したいのなら、
バックスピンもマスターするといいですね。

フォア前への回転のかかった下切れは、
試合では面白いように効きます。

相手がボールを浮かすのが恐いので、
どうしてもラケット面を大きく開くことができないからです。

これはトッププレイヤーだってそうです。

よくネットにかけています。

また、右回転サーブが得意なら、
相手レシーバーのフォアミドル(右ポケット)に
思い切り長いのも効果的です。

相手が詰まるように
フォアハンドを振らせるのです。

もし詰まらすことができれば、
相手がリターンしたレシーブは、
自陣バックサイドを
オーバーするかもしれません。


439.部員各自の練習メニューを組むときのポイントを教えてください……

こんばんは。

はじめて質問する高校2年生のR.Fです。

うちの部活では
班を5人一組ほどで複数個作り
主にそこでメニューを考えたり練習をしています。

僕は班長になったのですが
なかなか個人ごとのメニューを考えることができません。

一人一人のメニューを考えるさいの
ポイントなどを教えてください。


卓球の練習とは、
卓球というゲームを上達するために行うものです。

まあ、あたりまえのことですね。

ところが日本では、
フォアハンドロングの世界チャンピオンをめざしているような
練習光景をよく見かけます。

もう、延々とロングを打っていますもんね。

しかも、クロスラリーばっかりで。

練習のための練習ではなく、
練習とはあくまで試合に役立つためにあります。

まずはそのことをよく理解して
練習メニューを組むことです。

そして、卓球のプレースタイルや長所・短所も
ひとそれぞれですから、
各自の特徴にあった練習内容にすることが大切です。

ではどうやって
練習メニューを組めばいいのでしょう。

原則的には、
試合に勝つため、試合を上手に行うために
練習というものは存在するのです。

なので、練習メニューは
試合で多く行うパートや技術から
優先順位を決めます。

すると以下のようになります。

①サービス

②レシーブ

③3球目攻撃

④4球目攻撃

⑤ロングラリー

大雑把に、以上のような優先順位で
練習量を決めます。

試合では①から④で主導権を握ると、
必然的に⑤のラリーも優位に展開します。

つまり、試合で勝つための
合理的な練習の考えとは、
①から④を重点的に鍛えればいい、
ということになります。

もう、ここまで述べれば、
どんな練習メニューを限られた
練習時間内で組むのか、
ほぼ必然的に答えは出てきますね。

実際の試合で、
フォアロングの打ち合いなんて、
もうほとんどありません。

試合でやらないことを、
限られた練習時間のなかで多くとるのは、
どう考えても不合理ですよね。

また、たとえ試合で
フォアハンドを打つとしても、
プレースタイルで異なりますが、
おおよそ攻撃型では、
ドライブと強打です。

練習で打っているような
打ち合いはほとんどありません。

そして、ドライブ攻撃や強打にいたるまでに、
かならずサービスとレシーブ
というプロセスを通ります。

だから、練習の優先順位はドライブや強打よりも、
サービスとレシーブとなるのです。

基本的な練習メニューの
考え方と組み方は以上です。

つぎに③と④の攻撃と防御の
練習を考えてみます。

プレースタイルでここは各自異なりますが、
ドライブ主戦なら
ツッツキされたボールをドライブ攻撃、
強打主戦なら
ツッツキ強打の練習が必要です。

これは多球練習がいいでしょうね。

送球者がレシーブやツッツキに見たてた、
バックスピンやナックルのボール出して、
それを3球目攻撃や4球目攻撃に見たてた
ドライブや強打をするのです。

この練習もたっぷりやったほうがいいでしょう。

実際の試合では、
ほぼ4球目までに決まるか、
その後のラリーの主導権も決まります。

よって、練習時間の50~75%は
①から④に充当させます。

尚、サービスと3球目攻撃、
レシーブと4球目攻撃は有機的に関連していますから、
各自のプレースタイルに応じた
サービスやレシーブを開発・マスターすることです。

そして、つぎにラリーに備えた
練習となります。

ロングラリーの練習といっても、
実際の試合では、
クロスラリーばかりではなく、
ストレートやミドルなどにも打ち合うので、
それに合った練習が必要です。

フォアハンドのロングラリー練習なら
つぎのようなコースが異なる
メニューが考えられます。

①クロス

②ストレート

③切り替え

④フットワーク

⑤ランダム

もし、ロングラリー練習を30分設けるとしたら、
以上の①から⑤を均等に分けて、
各6分間とするのが合理的な練習メニューです。

さらにつぎに組むのが、
各自の課題練習です。

これは各自が、
自分のプレーの長所・弱点を客観的に分析して、
1週間とか1カ月単位で
集中的に取り組む課題強化の練習です。

部員一人ひとりが、
「ここを強化したいので、こんな練習をする」
というように、
各自が自分で考案するようにします。

上達する最高の秘訣は、
自分のプレーを、
もう一人の自分が冷徹に分析することです。

自分とその自分を厳しくチェックする
もう一人の自分との絶え間ない交信が、
その人を向上させるのです。

そして、やはり練習メニューには、
練習試合を組みたいものです。

この部員間の試合は、
いつも同じメンバーとの対戦となり、
ややもすればマンネリ化します。

ここは試合形式を工夫して、
たとえば勝った人は上がり、
負けた人は下がるエスカレータ式とか、
ハンディ戦とか(実力に応じてポイントを予め付与する)、
紅白に分かれての団体戦とか、
1ゲーム(セット)6点先取制で、
できるだけ多くの人と対戦するとか。

このように目先を変えて、
マンネリにならないようにしましょう。

以上は練習メニューのほんの一例です。

練習メニューは無限にありますから、
いつもの繰り返しにならず、
面白がって、楽しみながら、
ユニークな練習メニューをみんなで考えましょう。


438.後陣から盛り返される失点パターンから抜け出すには……

ハンドルネーム:ワルドナルド

こんばんは。

2回目の質問になります。

以前はご回答いただき有難うございました。

自分が卓球をしていて
楽しいと思うスタイル&総合力を高めるべく
練習に励んでおります。

以前よりも悩みが晴れて、
卓球が楽しく感じております。

質問です。

前陣(例:丹羽選手)対後陣(例:クリサン)における
前陣選手の失点パターンについて

相手を後陣に追いやったとしても、
後陣から盛り返されるという
失点パターンをよくみます。

最近、丹羽選手対クリサン
の試合を動画でみました。

タイミングよく攻める丹羽選手は
後陣にクリサンを追い込みますが、
後陣から盛り返された球は
軌道もタイミングも違うせいかミ
スを重ねていたようにみえました。

また、全日本で水谷選手が前陣ではなく
後陣からしっかり粘っていたら、
丹羽選手の卓球は崩れていたように思います。

私も、前陣ドライブマンなのですが、
後陣から盛り返されると、
軌道もタイミングも違い、
特に山なりに飛んでくる球は
落下地点が読みづらく感じ、
何とか入れに行こうとするため、
攻めから一転して受身に回ってしまい
ミスをしてしまう傾向があります。

あえて少し下がって
球の威力を上げるようにスイングしたとしても、
後陣を得意とする選手の土俵では
厳しいものがあります。

このような失点パターンから抜け出すには
どうしたらよいでしょうか。


丹羽対クリサンの試合
というのはこれでしょうか。
http://ta9don.com/2013/4765/

丹羽が打ち負けて、
ストレートで敗れたロンドン五輪での一戦です。

さて、相手の後陣からの
山なりドライブへの対応についてです。

中陣~後陣から重いドライブを打たれると、
落下地点の推測もそうですし、
その打球に圧力を感じることもあります。

これをやられると、
精神的にもプレッシャーを感じますよね。

では、前陣をポジションとするタイプは
どう対応すればいいのか? 

その答えの一つは、
この丹羽対クリサンの試合にあります。

それは丹羽のライジング打法です。

打球がバウンドして、
頂点に達しないうちに打ち抜いている
シーンがありますが、
それをよく観てください。

ドライブでもアタック(強打)でも、
どちらでもいいですから、
打球がバウンドしたら、
間髪置かず打つのです。

もちろん、ハイリスクですが、
この打法が最も有効な対応策でしょう。

ライジング打法のポイントを挙げてみます。

①バックスイングは大きくとらない

②スイングは小さく鋭く振り抜く

③スイング軌道はドライブ、アタックとも水平に

④クロスをねらう場合、サイドラインを切る

⑤打った後、すぐに戻る

このなかで、④は理想的ですが、
これをいつも意識して練習してください。

フォアハンドでのフォアクロスはもちろん、
バックハンドからのバッククロスも、
サイドラインを切るのです。

中・後陣にいる相手は、
クロスを切る打球にたいして、
対角線上に大きく動く必要があります。

そして時間を稼ぐために、
さらに後ろに下がることになります。

もう一つの対応策は、
中・後陣からの強ドライブが得意な相手にたいして、
そういうポジションをとらせないようにすることです。

はい、相手が得意なポジションにつく前に、
あなたの得意な前陣勝負で決めてしまうのです。

いくら相手が中陣や後陣が得意といっても、
最初からこの位置で打っているわけではありません。

サービス、レシーブ、3球目、4球目までは、
通常どんなプレイヤーも前陣にいるはずです。

そして、この間に決めてしまうか、
あるいは優位な立場に立って、
その後のラリーを制するのです。

試合というのは、
ペースやポジション、
あるいは土俵といったものを、
奪い合うゲームでもあります。

どんなに強いプレイヤーでも、
得意・不得意があります。

試合は自分の得意を活かし、
相手の不得意を攻めるのが鉄則です。

この点をよく考慮してみてください。

それから、
「また、全日本で水谷選手が
前陣ではなく後陣からしっかり粘っていたら、
丹羽選手の卓球は崩れていたように思います」
とありますが、
たしかにそういう見かたもできるでしょう。

水谷は後陣で
しっかり粘ることができるプレイヤーですから。

でも、水谷にとって、
そういうスタイルで勝ちをねらいにいくのは、
彼本人にとって
けっしていいことにはならないのです。

だから、水谷は下がらなかった、
のではないでしょうか。

水谷は高校や大学前半のころ、
よく下がってプレーをしていました。

ところが、最近はかつてのように下がったり、
ロビングをすることがめっきり減りました。

これはなぜでしょう。

水谷の意識が完全に
「世界」や「中国」を対象とするようになったからです。

日本や世界ランクトップ10以下の選手と対戦するなら、
後陣でのプレーも通用するかもしれませんが、
トップ10や中国が占めるトップ5になると、
後陣に下がっては勝ち目がないからです。

だから、次第に水谷は下がらなくなりました。

後陣に位置するということは、
その下がる距離だけ、
時間を求めているわけですね。

でも、時間を求めるために下がるのは、
自分にとって都合がいいかもしれませんが、
相手にとっても都合がいいんです。

その「都合」とは、なにか分かりますよね。

はい、相手も時間が与えられ、
また前後左右の距離というか空間を広く使って、
相手を動かせるからです。

もちろん、この両者の関係は絶対的ではなく、
あくまでも相対的です。

でもどちらが相対的に優位か明らかですよね。

もっとも最近の世界トップの試合では、
前陣ではなく、
前中陣での強ドライブの打ち合いが
多くなっています。

これは以前よりも打球の威力が増したからです。

前陣では、さすがにカバーしきれないのですね。

これは打撃技術の向上、フィジカルの増強、用具の改良、
それに補助剤も多いに関係しているでしょう。

ここで、最初の質問の答えに戻りますが、
相手が後陣から強ドライブを打ってきたとき、
この前中陣からボールの頂点を打ち返すパワーと、
この位置で左右に動ける
俊敏なフットワークを身に着けることも必要です。

以上の3点をご自分なりに整理して
練習や試合に取り組んでください。


437.左利きのダブルスのポジションについて……

ラージボールの松と申します。

御世話になります。

日本ペンホルダー表ソフトニッタクローヤル特厚を使用して
ラージボールで卓球をしています。

ダブルスの試合時私は左利きのため
卓球台右角位置におるようにしております。

そのため左サイド方向にツツキをされますと
上手く返すことが出来ません。

この場合私の立ち位置が悪いのか
レシーブをするときツツキの低い球なので
返球の仕方が解りません。

又私が左サイドから右サイドに行くのが遅いのか
とも思って悩んでおります。

又ダブルスで左利きのため
サーブレシーブ時右サイドに立ち位置で
弱い横回転サーブを
返球するときはツツキで返球すると
上がって打たれます。

弱い球でも水平フリック強打した
方が良いのでしょうか悩んでおります。

左利きのサーブレシーブ台上処理は
すべて打てといわれるのですが
ワンバウンド後の球が低くなり
ツツキになってしまい打たれると言う状況です。

パートナーに悪いと思い悩んでおります。

以上をもとに立ち位置や
サーブレシーブ時左利き台上処理の考え方を
教えていただきたいと思います。

最後にダブルスのサーブは
通常短く良く切れた下切れが良いと言われますが
コツやハーフバンドのサーブの出し方について
教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。


まずダブルスの動き方ですが、
やはりペアのふたりの協力が必要です。

ペアを組むお互いが、
動きに連動がなくてはなりません。

いくら、ひとりでこういう動きをしたいと思っても、
相手がその動き方を理解していなくては、
ダブルスのフットワークはスムーズにはいきません。

そこでご質問の具体的な回答ですが、
ラージボールの松さんは左利きで、
右利きの人とペアを組んでおられるわけですね。

右と左のペアの場合、
敵が左利きのフォアサイドを突くのは常套手段ですね。

なぜなら、この場合、
右・左のペアの動きが悪いと、
ふたりの動きがクロスするので
ぶつかったり、遅れたりなど、
スムーズにいかないからです。

まず、大切なのは、
ペアを組む右利きの人は、
自分が打ったらすぐに後ろに下がるということです。

右利きが左サイドのほうに逃げると、
相手の打球はその方向に来るので、
左利きは右利きとぶつかって
スムーズに打球態勢に入れないからです。

とにかくこれは右利き・左利きとも、
打球したらすぐに後ろに下がるということです。

これが大原則です。

そして、つぎに打つ人は、
斜め横から素早く前に入ることです。

さらに自分が打球してすぐに下がったあと、
動きを止めないで、
すぐにまたつぎの打球のための
ポジションを確保することです。

敵の送球はどこに来るかわかりませんが、
どのコースに打たれてもいいように、
ニュートラルなポジションまで動く
ということが大切です。

つぎの横回転サービスにたいして、
ツッツキではなくフリック攻撃するべきかどうかですが、
これはケースバイケースです。

できればフリックしたいところですが、
どうしもご自分でフリックの自信がないときは、
ツッツキでもかまいません。

攻撃しなければ、と焦ってミスするより、
確実につないだ方いい場合もあります。

ただ、横回転のサービスをツッツキでリターンする場合、
ラケットの面を幾分立てる必要がありますが。

凡ミスをしない、
というのがダブルスの大鉄則です。

ツッツキをするときは、
できるだけ相手に攻撃させないために、
短く返球するとか、
敵がたとえばバックサイドのボールは攻撃しないなら、
逆に長いボールを送って、
つぎのボールを長くリターンさせ
(長いツッツキは長いツッツキでリターンされることが多い)、
そのボールを攻撃に結びつけるなど、
ツッツキといっても、やりかたによっては、
必ずしも劣勢になるとはかぎらないのです。

それと、左利きのレシーブの立ち位置は、
左利きの利点を活かした
バックサイドに踏み込んだポジションでかまいませんが、
それ以外のラリーでの立ち位置は、
あまりバックサイドに寄りすぎないほうがいいでしょう。

やはり寄りすぎると、
左サイドへのボールが遠くなりすぎますから。

まず、ダブルスのサービスの基本ですが、
センターライン近くに短く出せるのが
基本中の基本です。

それができたら、
バックスピンとナックルの縦スピン系の変化、
つぎに同じくセンターライン寄りの
スピン系のロングサービスをマスターしましょう。

これをまずは確実にマスターしてください。

そして、以上が出せるようになったら、
エンドライン近くに入る
ハーフバウンドサービスのマスターに
取り掛かりましょう。

このサービスのコツですが、
サービス時の第1バウンドが重要となります。

基本的に、ショートサービスはネット際、
ロングサービスはエンドライン寄りに
第1バウンドを落としますが、
ハーフバウンドは
ショートサービスとロングサービスの
中間よりも30%ほどネット寄りに落とします。

この第1バウンドの落とす位置は、
ご自分で調整してください。

どの位置に第1バウンドさせれば、
相手コートのどの位置にバウンドするのか、
確認しながら練習してください。

サービスの長さを調整するのは
第1バウンドにあることを念頭においてくださいね。

最後によく切れた短い下切れ(バックスピン)は、
つぎのポイントを確認しながら行ってください。

①ボールの底部を切る

②サービスの打球点が高くならないように

③第1バウンドをネット際に

④打球するとき下半身のパワーが手に伝わるように、
腰と太股を意識する

ダブルスはコンビネーションが命です。

シングルスで強い者同士が組んでも、
必ずしも強いペアになるとはかぎりません。

ふたりがよく話し合い、
お互いを思いやるペアが
ダブルス必勝の大原則です。

このことは肝に銘じてください。


436.カット打ちのコツや、カットマンとの戦い方を教えてください……

こんにちは。

いつも楽しく拝見しています。

20代女性、卓球歴20年、シェイク裏表のたんぽぽです。

私は、カットマンと対戦するのが非常に苦手です。

まわりにカットマンがあまりいないので
普段練習できていないのですが。

まず、カット打ちが苦手です。

安定しないのです。

そして、切れてるのかあまり切れてないカットなのか
判断が難しいです。

なので、思い切って打てません。

ループでつないでも、決め球がないため、
なかなか点数に結びつきません。

カット打ちのコツや、カットマンとの戦い方など、
教えて頂けたらと思います。

よろしくお願いします。


まず、カットマン攻略のヒントを出します。

一般的にカットマンは
対ドライブマン用にどんな練習を
多くしているでしょうか? 

これを想像してみてください。

もう、なにを言いたいのか
判ったのではないでしょうか。

多くのカットマンがいつも練習して、
充分に訓練しているところを攻めても
分が悪いのではないですか。

カット打ちの練習というものがあって、
カットマンはフォアハンド(ORバックハンド)カットで、
カット打ちの方はフォアハンドドライブとか
角度打ちのクロスで打ちあうものです。

このパターンが試合でも多く繰り返されますが、
このパターンにカットマンは慣れているのです。

もちろん、カット打ちのほうの
たとえばドライブマンも慣れてはいます。

ですが、ドライブマンが
カット打ちが苦手であるという場合、
このパターンを試合でも踏襲するのは
相対的に不利になることは明白ですね。

また、ふだんの練習で
カットマンがやっていないことを、
もし試合でできたら
カットマンは相対的に不利になりやすい
ともいえますね。

そこをまずは考えてみてください。

とくに攻撃型がカットマンと対戦するときは、
その戦略的主導権は多くの場合、
攻撃型がもっているものです。

もし、あなたがカット打ちがとても苦手で、
ふだんの練習でカット打ちができないのであれば、
カット打ちをしないで、
カットマンを攻略するという
戦略をとればいいのです。

まあ、ちょっと極論ではありますが、
これはカットマンがもっとも嫌がるものです。

たとえばですが、
カットマン相手に3球目攻撃とか、
2球目→4球目攻撃とか。

それで決まらなければ、
ツッツキで対応して、
ツッツキラリーから再度攻撃を仕掛けることを
繰り返すという作戦です。

もちろん、カットマンと対戦するほうも、
それなりに難しい戦略ではありますが、
カット打ちが不得意な場合は、
こちらのほうがリスクはすくないでしょう。

で、質問にある「カット打ちのコツ」ですが、
これは「ドライブでカットを打つ」には、
ということでお答えします。

それを下記に示しますが、
これはカット打ちの基本でもあります。

①フットワークを使って
敏速にベストポジションに入る

②腕や手ではなく、
下半身でボールを打つ
という感覚を身に着ける

③右利きなら、右足を軸にして、
右足だけに体重を載せて打つ
(体重移動はしない)

④肘は体から離さず、
あまり伸ばさないで、
ほぼ直角に曲げた状態で打つ

まず、これを徹底的に意識してやってください。

補足すると、③はドライブのとき、
右利きなら右足から左足に体重移動する
というのが教科書的な教えですが、
よく切れたカットにたいして、
下手に体重移動をしてドライブすると
ボールが持ち上がらず、
安定感も失われます。

もちろん、慣れてくれば、
よくパワーを発揮するために
体重移動が必要となります。

④ですが、
肘が体から離れるほど、
安定感がなくなるのです。

肘を直角に保って、
その状態からコンパクトなスイングで
鋭く振り抜きましょう。

つぎに二番目の質問の、
カットマンの戦い方ですが、
その一つはすでに前述しました。

もう一つは、
カット打ちを主体にする場合です。

カット打ちに慣れてきたら、
つぎのようなコースに
ドライブを入れる練習をしましょう。

まずはエンドラインから20cm以内を目標に
相手コートに深く入れる練習です。

つぎはネット際に浅くループを入れる練習を。

このコースはどちらもカットマンが嫌がるものです。

深いのはもちろん、
浅くて回転の効いたドライブも
カットマンは処理しにくいのです。

浅くても高いループや
カットマンに読まれてしまうと、
攻撃されることがありますが、
ネット際へのループは、
カットマンにはものすごく効果的です。

そして、これに慣れたら、
自陣に浅く入ってくるカットは
すべてチャンスボールだと考え、
それを踏み込んで
エンドライン深くはもちろん、
サイドラインを切るスピードドライブを
マスターしましょう。

対カットには、カットを浮かせるだけではなく、
浅くリターンさせることです。

要するにコートを広く使って攻め、
浅いカットは躊躇なく攻めるのです。

また、浅いカットはストップするのも容易で、
かつ相手コートのネット際に落としやすいので、
同時にストップすることもお忘れなく。

それと、とくに粒高ラバーを使い、
ものすごく切れたカットができる
カットマンも多くいます。

もし、そのカットをドライブするとき
持ち上がらなかったら、
異質ラバーの裏ラバーをはっている
(多くはフォア面)方に打ち、
決定打するときに
粒高を貼っているハンドに打つようにします。

あるいはものすごく切れているカットがきたら、
ドライブすることはあきらめて、
ストップか安全にツッツキでリターンするのも
一つの手です。

また、カットマンの選手は、
ここに挙げたポイントをしっかりと対策すれば、
攻撃型の攻め手を封殺することができます。


435.水谷選手のような「パチンと弾くドライブ」を打ちたいのですが……

初めまして、卓球大好です。

よろしくお願いします。

最近このサイトを知って、
それからはいつも参考にさせていただいています。

私は卓球を始めて5年目です。

実は最近「水谷隼の強くなる練習」
というDVDを見て思ったのですが、
水谷選手のドライブはフォアとバックの両方とも
パチンという弾くドライブをしていて、
早速練習したのですが、いまいち出来ません。

ドライブを打つと、パチンというよりは、
ギュウという感じの引っかけるドライブでした。

そして、部内で試合をすると初めは効くのですが、
だんだんと慣れられて、
簡単にカウンターをされてしまいます。

練習の時に出来るだけ、引き付けて打ったりしたのですが、
出来ませんでした。

どうしたら出来るか、教えてください。

お願いします。


「パチンという弾くドライブ」を
マスターしたいわけですね。

この打法は、
ドライブ打法における一種のフェイクですね。

強力なドライブ回転を予想している相手に、
回転を少なくしたボールを送って、
ネットミスさせようとするテクニックです。

相手にドライブを打たれると、
そのトップスピンの威力で
オーバーミスすることを警戒して、
ボールを抑えるようにブロックしますが、
その防御反応の裏をかく打法です。

一般的にドライブは
ボールにトップスピンをかけるため、
ボールをこすりあげるような
ラケット角度とスイング軌道をします。

でも、ドライブ打法(というかすべての打法)は、
ラケット角度とスイング軌道の組合せで、
スピンとスピードに多彩な変化を
つけることができます。

一般的というか標準的なドライブ打法は、
ボールをラケットのブレード(板面)に当てないで、
ラバー面だけに接触させることで
トップスピンをかけるというイメージです。

で、「パチンという弾くドライブ」は、
ブレードにある程度ボールを当てながら
トップスピンをかけているわけです。

ドライブ打法に
アタック打法の角度と軌道を加味する
とでもいいましょうか。

だから「パチン」となるんですね。

そのDVDを観ていないので、
正確なことは言えませんが、
おそらくスイング軌道に
「押し」が入っているはずです。

ボールにたいして、薄く当てるのではなく、
ある程度、厚く当てていませんか。

その厚くあてるのが「パチン」になるのです。

ちなみに完全に厚く当てるのが水平強打です。

「パチンという弾くドライブ」のコツは、ここです。

そう、ドライブのスイング軌道に
「押し」を加えるのです。

ただ、気を付けてほしいのは、
この打法はあくまで
標準的なドライブ打法のフェイク
という位置付にすぎない、
ということを知ってほしいのです。

このパチン打法だけでは、
単なる回転の少ない軟弱ドライブにすぎません。

こればかりだと、相手にすぐに慣れられて、
カウンターを食らってしまうでしょう。

やはり強力なスピンとスピードのあるドライブを混ぜないと、
その効果はほとんど期待できません。

強力なドライブを打つことで、
そのフェイクとしてのパチン打法が活きてくるのです。

相手がそのドライブに圧倒されて
オーバーミスを警戒したとき、
このパチンドライブの効果が出るのです。

では、このパチンドライブの
ストローク・ポイントを列挙しておきましょう。

①標準のドライブよりも、
ラケット角度を前にかぶせない

②標準のドライブよりも、
バックスイングを高めにする

③標準のドライブよりも、
スイング軌道に前への「押し」を加える

④標準のドライブよりも、
ラケットのブレードに当てるようにする

こんなところですかね。

要するに、
ある一定以上に技術レベルが上がれば、
あとは自由自在にラケットコントロールをして、
相手を翻弄できるということです。


434.日ペンでの裏面ドライブは難しいのでしょうか……

どうも、にこまるです。

質問の回答ありがとうございました。

先日、専門店に行き店員さんに相談しながら
新しいペンラケットを購入しました。

いくつかの項目に分けて報告させていただきます。

【ラケット】

ラケットは木曽檜AAを購入しました。

本当は背面打法を珍しくて習得したかったのですが、
日ペンでは裏面に貼ると重くて振り切れないとのこと、
反転式もそういう使い方はしないとのことでした。

中ペンにすれば良かったのかもしれないですが、
中ペンでも振り切るのは難しい&グリップ間は
日ペンのほうがよかったので。

木曽檜AAにしてみました。

【ラバー】

ラバーはヴェガジャパンにしました。

初めは スピンアートのような粘着ラバーにしようとしたのですが、
今はカットマンくらいしか使わないのでおすすめしないよ、と。

ドライブにもおすすめなのがヴェガジャパンとのことで
それを購入しました。

【打った感想】

購入してすぐ、近くの卓球場で練習しました。打った感じは・・・

・ラケットが軽く弾速が格段に早くなった!

・下回転のレシーブでもオーバーミスするくらい持ち上がるようになった。

・やっぱりバックが難しい。

・サーブが入りにくくなった。

・手にはしっくりきて、打ちやすい。

ラケットが軽くなったので、打球間の違いに驚いている状況です。

ともかくなれるまではしっかり練習ですね。

【追加の 質問】

1.やっぱり日ペンでは背面打法は難しいのでしょうか?

そのうちペンになれてきたら中ペンを使うのもありかなと考えています。

2.ペンで使いやすい、効果的なサープはないでしょうか?

私は左利きで今はフォアの横下か
バックの横・下・横下を使っていますが、
回転重視にしている成果、フォームでバレているような気がしています。

3.以前の質問で日ペンでのバックドライブは
開発する必要があるという質問を目にしました。

下回転のレシーブに対してバックで攻撃する場合
どのようにレシーブするのが良いのでしょうか?

プッシュや強打をしても
ネットに引っかかるか山なりにチャンスボールになるような気がして・・・

以上です。

またご指導、ご助言いただけたらと思います。

なれるまでパーフェクトブック片手に頑張ろうと思います。


そうですか、日ペンの単板にしたんですね。

では、追加の質問にお答えしましょう。

まず1ですが、「背面打法」って、裏面打法のことですよね。

まさか、イチローの背面キャチのように
ラケットを背中にまわす打法のことじゃないですよね。

日ペンというか、単板で裏面にラバーを貼っている人は余りいませんね。

でも、まったくいないわけではなく、たまに見かけます。

ただ、一枚ラバーとか薄いスポンジのものが多いようです。

単板の両面に、特厚の裏を貼れば、たしかに重くなるでしょうね。

それに単板と2枚のラバーでラケットの厚みがありすぎて、
使いづらいかもしれません。

でも、やれないこともないでしょう。

自分のプレースタイルに裏面打法が必要であれば、
単板に特厚を貼ってもかまわないのでは。

それでどうしても重いとか厚いとかで使いづらければ、
ペンでも合板の薄いラケットもあるし、
グリップが問題なら、
日本式グリップで角丸や円形もあるので、
それを使うという手もありますよね。

2のペンで使いやすいサーブですが、
手首の可動範囲がペンはシェークより広いので、
相対的にはペンのほうが手首を利用したサーブは出しやすいでしょう。

フォアハンドサービスの場合、これはシェークでも同じですが、
インパクトのあとラケットを反対方向に返すことです。

そうすると、その方向への動きが
レシーバーには残像として印象づけやすいからです。

とくにペンは手首が効きやすいので、
とにかくサーブをだしたら、ラケットを返すのです。

3の質問の意味がよくわからないのですが、
このバックドライブというのは、表面でのバックハンドドライブですよね? 

日ペンの最大の弱点は、相手のツッツキとか、下回転サービスとか、
要するにバックスピン系のボールにたいして、
攻撃する手段に乏しいということです。

シェークなら、バックハンドドライブやチキータが使えますが、
ペンで表面だけしか使わない場合、
これはまではプッシュとか小さなバックハンドというか
バックハンドフリックで対応するしかありませんでした。

(まあ、ほとんどフォアハンドで回り込んでいますが)

でも、それだけでは下回転系のボールに
攻撃的に対応するには不十分です。

言われているように、ネットにかかったり、山なりになりやすいものです。

やはりドライブ(トップスピン)系で攻めたいものです。

じゃあ裏面ができないのなら、
ペンの表面でのバックハンドドライブはできないのか、
ということに行き着くわけです。

これまで、「表面バックドライブ」なんてワザを使う人は
ほとんど見かけませんでした。

でも、やればできるのではないか、というのが卓技研の考えなんです。

いまでこそ、シェークのバックドライブ(バックハンドドライブ)は
多くのプレイヤーが使ってますが、
正確ではありませんが、25年ほど前は
世界のトップでも使っているプレイヤーはいなかったように思います。

日本ではシェークの岩崎清信選手が
1996年に全日本チャンピオンになりましたが、
この当時、彼がバックドライブを使っていた印象はありません。

おそらくバックドライブが「ふつう」「当たり前」になったのは、
ここ20年ほど前からでしょう。

チキータも、もうすっかり当たり前になってますが、
日本で当たり前になるのはここ数年前からで、
10年以上前ではありませんからね。

で、なにが言いたいのかといえば、
それまではシェークでもバックドライブは常識ではなかったのです。

ペンもシェークのバックドライブに影響されて、
中国で裏面ドライブが開発されていまでは当たり前の打法になりました。

そうしたら、表面でのバックドライブも
やればできるのでは思うのも当然のなりゆきでしょう。

どうですか、ここはペン表面バックドライブのパイオニア
としての気概をもってチャレンジしてはいかがでしょうか。

もし、これが使えるなら、日ペン復活というか、
新たな日ペンの歴史が誕生するでしょう。

ちょっとオーバーですが、
それくらい意義のあることにはまちがいありません。


433.どうしたら重たいボールが打てますか……

こんばんは。

3回目の質問になりますT.Sです。

毎日、欠かさずこのサイトを拝見させていただいております。

僕は、前の質問でもいっていたように、小柄で力もありません。

そのため、よく練習する人にボールが軽いと言われます。

どうしたら、重たいボールが打てますか。
やはり、筋トレするしかないのでしょうか。

あと、この前初めて練習した人に
「球離れがすごく早いね」と言われました。

これはいいことなんでしょうか。

あわせてお答えいただけると幸いです。

シェーク裏裏 ドライブマン


まず「重たいボール」について述べてみます。

たとえばフォアロングを打っていて、
たしかに打球感として相手ボールが重いときがあります。

野球の投手の球質でいうと、直球が伸びるタイプですね。

スピードガン以上に打者が速く感じるボールです。

そのボールを打つと振り遅れて空振りか、
差し込まれてポップフライになったりします。

この重たいボールを打つプレイヤーの特徴を挙げてみましょう……

①ボールをよく引きつけて打っている

②スポンジが厚く、粘着性である

③トップスピンが入っている

④よく飛び、比較的軟らかい材質のラケットを使用

⑤比較的体重があって、比較的背が高い

こんなところですか。

この特徴から、重いボールが出る原因がわかりますよね。

つまり重いボールというのは、インパクトのときに
比較的大きなパワーが充填されている
用具や体型、打ち方をしているわけです。

また重いボールは飛距離が出るボールでもあり、
だからそのボールにパワーという重さを感じるわけです。

たとえば小学生低学年と打っていると、ものすごくボールが軽く感じます。

これはその球質があきらかに、
体重と身長と関連していることがわかります。

この重いボールは、最低限のスピードが必要条件となりますが、
その必要条件をすこしでも上回れば、
それ以上のスピードがなくても重いボールとなります。

重いボールはたしかにゲームで、とくにラリー戦では有利になります。

重いボールはブロックが難しいし、
心理的にも押されるという圧迫感を感じます。

ただ、重いボールを打つには、それなりのデメリットがあります。

それは打球するときに
ボールに大きなパワーを充填しなくてはならないので、
球離れが遅くなり、相手に時間的な余裕を与えます。

そして、あなたは「球離れがすごく早いね」と言われるわけですね。

これであなたの、ボールの球質がなぜ軽いのかわかりますよね。

そう、あなたは球離れのはやい打ち方をしているので、
重いボールにならないのです。

なので、もし重いボールを打とうとすれば、
あなたの球離れのはやい特徴をうしなってしまいます。

さあ、ここからが思案のしどころです。

球離れのはやいのは、大きな武器です。

たとえば表ソフトの速攻タイプと試合をしたとき、
その球離れのはやさに違和感というか、やりにくさを覚えますよね。

なかなかタイミングがとりにくく、
自分のスイングをさせてもらえないこともあります。

きっと、そんな表ソフトのような感じを
相手はあなたの打球から受けているので、
「球離れがすごく早いね」と言われたのでしょう。

ただし、球離れがはやいというのは、
ボールにパワーがあまり充填されていないので飛距離が出ず、
重いボールではなく、軽いボールになります。

初速は速いけど、失速しやすい球質といってもいいかもしれません。

重いボールを打とうとするなら、
できるだけ前記の①~④を踏襲すればいいのです。

でも、重くなったら、あなたの「球離れがすごく早いね」
という特徴をうしなう可能性があります。

ここは、自分がめざす卓球や自分に合った卓球とよく相談して、
どちらを選択するか決めることです。

いままでどおり、軽くて球離れのはやい球質を基本として、
そこにスピンの効いたドアライブを織り交ぜる
というのも一つの選択だと思います。

ちなみに、これはハイブリッド戦術の基本であり、
これからの卓球にもっとも求められることです。

それと、重いボールが打てないことと筋力の関係ですが、
まずはボールの打ち方、
つまりより正しいスイングフォームを身に着けることが大切です。

いくらガンガン筋トレして筋肉を付けたとしても、
スイングがよくないと、絶対に重いボールにはなりません。

もちろん、筋力は必要最低限はあったほうがいいです。

小学生のボールが軽いのは体型だけではなく、
筋力が不足していることが原因になっていることもたしかにあります。

でも、プライオリティの高いのは打ち方です。

筋力はそのあとの問題です。

それと筋力には、パワーを発揮する筋肉と、
スピードを発揮する筋肉があります。

ヘタに筋肉をつけるとスイングスピードが落ちたり、
動きが遅くなることもあります。

筋肉ムキムキのボディビルダーの筋肉の質は、
俊敏性をうしなわせます。

短距離選手とマラソン選手の太ももの大きさは
あきらかにちがいますよね。

目的によって鍛える筋肉の質はちがうのです。

卓技研はけっして筋トレなどフィジカルトレーニングを否定しないし、
これまで必要なプレイヤーには薦めていました。

ただし、ヤミクモに筋肉を付ければいい
ということではないことをご理解くださいね。

自分のプレースタイル、年齢などを充分考慮して、
どういう筋トレがいいのか選択してください。


432.どうか、横上サーブの出し方のコツを教えてください……

はじめましてドゥーです。

よろしくお願いします。

僕は中学のはじめ、下回転のサーブがとても苦手でした。

そこで、いつも横回転系のサーブばかりを練習していました。

そしていつの間にか、
横下、横、横上の使い分けがある程度できるようになり
試合でも、相手のレシーブがネットにかかったり、浮いたりと、
サーブだけはできていました。
(他人からも回転はかかっているといわれていた)

ところが最近、下回転の練習を頑張り、
大人からほめられるような下回転になったのですが、
横上が全然出せなくなってしまいました。

横下はそれなりに回転量のあるサーブが出せるのですが、
どうしても横上を出 すことができません。

自分自身、横上がちゃんと出せるようになれば、
横下の効果も倍増すると考えています。

どうか、横上のサーブの出し方のコツを教えてください!

ちなみに、右利きでボールの左側を擦って出す方です。

表現が下手ですみません……。


この横回転サーブというのは、つまり時計回りですね。

で、その横上が出せなくなってしまった。

でも、以前は出せていたわけで、
横下が上手くなったら、なぜか横上が出せない。

横上のコツですか? 

時計回転サービスは「横下」も「横上」も、
一つの動きの流れとして考えてください。

スイング軌道上の一連の動きのなかに
横下と横上の打球ポイントがあるわけです。

このサービスを出すときのスイングの動きを見てみましょう。

バックスイング→①下に振り下ろす→②上に振りあげる。

これがごく単純な流れのポイントですね。

そして①で打球したとき横下になり、②で打球すると横上になります。

そう、つまりラケットの先端がいったん下に向き、
そこから上に向かうときに打球すれば、横上となるわけです。

で、この流れの動きですが、
ちょっと次の文章を読みながら、やってみてください。

ボールもラケットも必要ありません。

右手を手首を支点に右上方向にひねってください。

手が上がったところから、こんどはクリンと左下方向にひねります。

もっと単純に、手首を支点にして、
右→左→右→左とぶらんぶらんさせてもかまいません。

この動きが時計回転サービスのスイング軌道の基本です。

実際には肘や肩もすこしは動き、
より回転を求めようとするなら、
下半身の動き(パワー)を腕や手首に伝えることも必要ですが、
要はこの手首の動きを覚えて、
半円を描くスイングの底辺から上に向かうときに打球すればいいのです。

ラケット操作する感覚を言うなら、
手首をひねり上げるとき打球すれば横上となります。

ただね、この横上を実際に練習現場で中学生に教えると、
これができない人が多いのですね。

なんか、感覚というか、コツをつかめないようなんですね。

できる人はとっても簡単なことなんだけど、
できない人はなかなかコツがつかめないのです。

それで、どうしてもできない人はこんな感じで練習してみてください。

サービスを出すように左手のひらにボールをのせ、ラケットを構えます。

そして……

①サービスの構えからボールを投げ上げる瞬間に「ワン」と数える

②ボールが頂点のとき「ツー」と数える

③打球するとき「スリー」と数える

このワン・ツー・スリーをゆっくりとした気持ちで数え、
数えるタイミングとスイングを調和させるようにします。

もちろん、サービススイングは上記したように、
手首を支点にした半円の動きです。

これでタイミングがとれるようになります。

繰り返しやってみてください。

そして、この横上が出せるようになると、
こんどは横下も同じスイングの動きのなかで出すようにしてください。

そう、手が右上から下降するときに打球するのです。

そして次に、横上と横下を交互に出す練習をします。

この動きがコンパクトでスムーズでスピーディになると、
レシーバーは横上か横下かの判別が難しくなります。

同じ一連の動きのなかの、
打球するわずかなポイントのちがいで
「上」か「下」かになるわけですから。


431.シェークからペンに換えようかどうか悩んでいます……

はじめまして、こんばんは。にこまるです。

ラケットの買い替えについて悩んでいます。

私は現在20代後半で、中学、高校卓球経験者です。

職場の関係で、7年ぶりぐらいに卓球をまた始めました。

中学の後半から、シェークを使い始め、
新たに始めた今でもシェークを使って2年になります。

プレイスタイルはバックのツッツキで守りつつ、
回り込んでフォアのドライブで攻めるスタイルです。

しかし、2年間でなかなか技術が向上しません。

勉強・努力不足や環境にあまり恵まれていないこともありますが・・・

そんなある日、少し初心者に指導する機会があり、
そのときペンしかなく、仕方なしにペンで指導しました。

そのときしっ くりくる感覚があったのです。

もともと、すくいあげるように打つ、手首を使う、
押すような打球をするくせがあったのも要因かもしれません。

それにおもちゃのようなペン、相手が素人ということで
錯覚している可能性もあります。

ラバーもそろそろ痛んできたので、
来週ぐらいに買い替えようと考えています。

そのとき、「ペンに買い替えてみようかな」と悩み始めました。

シェークとペンでは体の使い方、
ラケットの特徴がまるで違うのは分かっています。

しかも、学生ならともかく今更ペンに変えて、技術が身に付くのか、
技術が伴っていないいまペンでバックハンドが使いこなせるのか、
以前投稿された質問や、今の卓球の流れを見ていると
ペン人口 の少なさなど、気持ちが傾いていながらも
時代の流れや年と技能についての不安もあります。

先日も助っ人として参加しながら、
散々な結果で非常に悔しい思いをし、
上手くなりたい!という気持ちはあり、練習も頑張ってはいますが、
なかなか自分に合ったラケットを見つけることができずに悩む日々です。

なので、今更ながらシェークかペンに買い替えるのはありなのか、
ありならそのときに気をつけるべきこと、
なしなら今後どのような選び方がいいのか、
また、自分に合ったラケットの見つけ方のコツ
なんかを助言いただけたら嬉しいです。

ちなみに今使っているラケットは、
レッドシャンク、ヴェガプロ(中)両面です。

初めて なのに長文になってしまいましたが、よろしくお願いします。


なるほど、シェークからペンに換えるかどうか悩んでるわけですね。

結論から言うと、もうぜんぜん「アリ」ですよ。

要は自分が合うか、合わないか。

使ってみて、しっくりくれば、ペンだろうと、シェークだろうと、
どっちでもまったく関係ありません。

ペンを使っている人が少ないとか、ペンは時代に合わないとか、
そんなこともまったく関係ありません。

ペンを使ってみて、これ自分に合いそうと感じれば
使ってみればいいのです。

それでやってみてダメなら、
また元のシェークに戻せばいいじゃないですか。

シェークとペンとでは、体の使い方、ラケットの特徴がまるで違う
と書かれていますが、そんなにたいした違いはありません。

フォアハンド系はほとんど同じです。

もちろん、バックハンド系技術は違いますが、
もしペンで裏面を使うなら、
シェークで覚えたバックハンド・ハーフボレーとか
バックハンド・ドライブなどの技術はきっと役立つでしょう。

むろん、ペンに換えて、しばらくは違和感があるでしょうが、
週1練習でも、3か月もすれば、なじんでくるでしょう。

気になったことがあります。

その一つはプレイスタイルについてです。

「バックのツッツキで守りつつ」とありますが、
もちろん試合ではツッツキは使わざるを得ないものですが、
できるだけツッツキではなく、
より攻撃的なバックハンド・フリックとかバックハンド・ドライブ、
チキータなども使いたいものです。

バックに短いスピン系ボールがくると、
ツッツキか、回り込んでのドライブのみでは、
対戦する相手はものすごくやりやすいものです。

攻撃型どうしの試合では、
短いサービスやツッツキしたボールにたいして、
どちらが「先に起こす」かが、勝負に大きく影響します。

「起こす」とは、サーブやレシーブを含めた短いスピン系のボールを
アタックやドライブで打つことです。

たとえ、その起こしたボールが強力ではなくても、
やはり先に起こしたほうが相対的に有利です。

なので、このことを意識して取り組めば、試合で勝ちやすくなります。

それと、「すくいあげるように打つ、手首を使う、
押すような打球をするくせ」があるということですが、
これはペンでもあまり推奨すべき打ち方ではありません。

まず、すくいあげるということは、
打球点の低いボールは強打できないということになります。

また、押すように打つとパワーがでません。

できるだけ下半身にリードされた
腕の回転のスイングで打つようにしたいものです。

これはペンもシェークも同じです。

自分に合ったラケットに見つけ方ですが、
これは自分の感覚に合っているかどうか、
そしてプレイスタイルに合っているかどうかが基準となります。

たとえば、もっとパワーがほしいのであれば、
よく飛ぶラケットやラバーを選択する、という当たり前の理由です。

ほかには、専門店で相談するとか、
練習仲間のラケットを試してみるとか、
自分がめざしているトッププレイヤーが使っているものにするとか、
ということになりますね。