Q&A251~260 of 卓球技術研究所t3i

ENTER

卓球251~260

260.対ツッツキのバックドライブと、中陣でのフォアドライブに悩んでます……

こんにちは。卓球歴2年弱のOKSNといいます。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型です。

私はブロックやカウンターなどで試合を組み立てており、
水平打法なども活用させていただいております。
しかしその反面、攻撃力に欠けており、
自分でも守備的過ぎると最近思い始めてきました。

それで一番悩んでいるのが、
対ツッツキのバックドライブと、
中陣でのフォアドライブです。

バックドライブでは、肩を支点としたスイングを心がけています。
しかし今まで様々な打ち方を試してきたせいなのか、
クセがあるスイングになってしまい、
相手コートに届きません。

ちなみに私は張怡寧のような、
ブロックとの連携がよさそうなのを目指しています。

中陣でのフォアドライブは、
どうスイングしたらいいのか分からなく、
ラケット面を垂直にして打ったりしてしまいます。

それでフォロースルーなども分からなく、
ラケットは頭上で止めたらいいのか、
左までスイングしきればいいのか(右利きです)、さっぱりです。

2つの技術について、
詳しく教えていただければ幸いです。
お願いします。


まず、バックハンドドライブが
相手コートに届かないということについてです。
実際にあなたのスイングを見ないと何ともいえないのですが、
よくあるケースについて解説してみます。

おそらくあなたのバックハンドドライブ・スイングは

①下半身の動きが足りないか、
 その動きがラケットスイングに正しく伝わっていない
②腰と上体のひねりが十分でない
③肩胛骨をスイングの軸にしていない。
 あるいはスイングの軸ががヒジと手首を中心に行われている
④ラケットハンドの手首を自分の腹の前に十分にひねっていない

ということが考えられますので、
①から順にご自分のスイングを検証してみてください。

なぜ相手コートにボールが届かないのかといえば、それは

⑤パワーが足りない
⑥ボールをこすりすぎている

ことが主因だろうと考えられます。

とくに⑤です。
そのために①と②を意識して、
下半身のクッションと体のひねりを適切に連動させながら
スイングするように意識して練習してみてください。

できれば、多球練習でノッカーに、
バックハンドドライブを打ちやすいツッツキ性のボールを送ってもらい、
最初は①と②だけを意識して、
入らなくても気にしないで、
むしろボールが相手コートをオーバーするくらいに打ってみてください。

これを何度も練習して、
下半身と体のひねりの連動が適切にできるようになったら、
バックハンドドライブのときの
インパクトでのラケットの角度に注意して打ってみることです。

最初はあまりラケットをかぶせないで
台にたいして垂直よりすこしかぶせ気味で打ってみましょう。
オーバーするのはこの練習ではいいことですから、
気にしないでボールをどんどん飛ばせるようにします。

また、スピンの量も気にしないで、
掛かっていなくていいので、とにかく飛ばせるようにするのです。

これも何度も練習して、
十分にバックハンドドライブが飛ぶようになったら、
あとはインパクトのときのラケット角度とスイング軌道を修整して、
コースの深さとスピンを調整します。

つぎに中陣での
フォアハンドドライブのフォロースルーとフィニッシュですが、
まあ中陣ですからある程度は大きなスイングなっても
(ほんとうはあまり大きくないほうがいい。なぜなら次の体勢への準備がおくれるから)
相手のリターンにたいして余裕をもてるでしょうから、
そのラインで答えることにします。

理想的なフォアハンドドライブ・スイングは

①肩胛骨とヒジがコンパクトなスイングで振りが鋭いこと
②下半身のパワーが十分にフォロースルー(腕)に伝わっていること
③ラケット角度はできるだけかぶせ、スイング軌道は水平であること

以上です。

もちろん、実際の試合では
このようなスイングばかりできることではありません。
相手のボールの種類や
あなたとリターンされたボールとの位置関係で、
フレキシブルに対応することが否が応でも求められます。

あなたのご質問にたいする答えは、

①から③を追求すれば
フォロースルーとフィニッシュは気にする必要はありません。
また相手ボールの種類や位置との関連性があるので、
固定しないほうがむしろいいのではないでしょうか。
可能なかぎり、①から③を意識して練習を積まれることです。


259.バタフライ製品の使用率がなぜトッププロは高いのでしょうか。また小6の子供のラバーは「中」ですが「厚」「特厚」にしたほうがいいでしょうか……

こんにちは。
初めて投稿させて頂きますノブポンと言います。
私は素人ですが、子供(小6)が卓球好きで
私も卓球好きになりました。

質問が2つあります。

① 現在のトッププロは、なぜバタフライ製品の使用率が
高いのでしょうか?やはり総合的に良いのでしょうか?

② 子供は県のトップレベルなのですが、ラバーは中を
使用しています。厚・特厚に変更した方が良いのでしょうか?
小学生には早いのでしょうか?

まず、①のご質問ですが、
やはりバタフライは
日本はもちろん世界のトップクラスの卓球用具メーカーであり、
長年の実績と、
実際にトッププロが使いやすいハイレベルな製品を作っているから、
世界のトッププロの使用率が高いのでしょう。

最近ではとくに裏ソフトラバーの「テナジー」が好評で、
スピードグルーが使えなくなったとき、
それにかわるラバーを
卓球マーケットにすばやく供給できたことが大きいのでしょう。

また、バタフライは世界のトッププロの多くと
ラケットやラバーなどバタフライ製品の使用をする契約をしています。
この「契約」についての詳細は当方では不明ですが、
この契約の関係からも
トッププロの使用が多いことの一因なっていることが考えられます。

とはいえ、他のメーカーにも良い用具はあり、
やはり自分のプレースタイルやフィーリングに合ったものを
じっくり選ばれることをおすすめします。

つぎに②のラバーの厚さですが、
卓技研で数回この件に関して述べておりますが、
基本的に攻撃型であれば「特厚」、
つまりできるだけパワーの出るものをすすめております。

簡単な例ですが、
クルマのスピードレースでは、
できるだけパワーがあって、
スピードが出るクルマのほうが有利に
きまっています。
たとえ、そのいちばんパワーのあるクルマの運転操作がむずかしくても
ドライバーやチームスタッフは、
そのクルマを選ぶでしょう。

ビギナーや初級選手にはコーチやプロショップで、
「薄」とか「中」をすすめられることがよくあります。

たしかに、「特厚」はよく弾み、
相手の強打やドライブを受けるとオーバーミスがでやすく
扱いにくいことはまちがいないのですが、
この扱いにくさと、
特厚が有するパワーやスピードを比較すれば
それをもう絶対的に特厚を選択したほうが有利です。

使い始めたとき、たしかに特厚は扱いにくく感じますが、
それも慣れの問題で、
技術力が増せば、この手の扱いにくさは解消します。

こうも言っていいでしょうか。
「中」や「薄」ではうまくできて、
「特厚」では扱えないというのは、
それは「中」や「薄」のラバーを使っている
いまの技術力に問題がある、ということです。

たしかに、相手の強打やドライブをブロックやカウンターするとき、
特厚はオーバーミスが出やすくなります。
これは弾むラバーですからとうぜんのことですが、
この特厚を使ってうまくブロックやカウンターをできるなら、
そのリターンしたボールは、
「中」や「薄」よりもスピードが出るということになり、
より強力なブロックやカウンターになるということにもなります。

もし、お子さんがよりレベルの高いプレーをめざすのであれば、
躊躇なく特厚にすべきです。
わたしがコーチであればもちろんすすめます。

世界のトップにかぎらず、
ほとんどの強豪選手が特厚を使うのは
やはり卓球というボール競技のなかで
パワーとスピードというのは
それはもう絶対的に大きな要素なのであり、
それを用具で補うことは
かなり有利であることを熟知しているからです。

以上のことについて、
ラバーだけではなく、
ラケットの弾みや重量も同じで、
より弾むものを当方ではおすすめしています。

ただし、卓球は個人競技であり、
そのプレーヤーの個人的な感覚、
ボールタッチの絶妙なフィーリングというか好みも
プレーにおいては大きな要素となります。

特厚は「嫌い」とか「フィーリングに合わない」、
「わたしは中で世界をめざす」というような固い信念があれば
それはそれで尊重すべきだと考えます。

ただ、ゲーム戦略上「特厚」を使いこなしたほうが
有利であることを申し上げただけですから……。
卓技研・秋場



258.岸川選手はレシーブのとき、なぜバックサイドに深く構えてから、センターに寄るのでしょうか……

初めて質問させていただきます。
トムといいます。

質問なのですが、
岸川選手はレシーブの際にバック側に深く構えて
相手のトスが上がったと同時くらいに
台の中央(バック寄り)に来て
レシーブしていると思うのですが何故でしょうか?

バックに深く構えてから
相手のトスが上がったと同時に台の中央にいくのなら
最初から台の中央で構えてればいいと思うのですが・・・


お答えするのが
たいへん遅くなり申し訳ありません。

ご質問の岸川選手のレシーブの構え方ですが、
まあ、一言で言えば、それは彼のクセですね。

「バックに深く構えてから
相手のトスが上がったと同時に
台の中央にいくのなら
最初から台の中央で構えてればいいと思うのですが」
とおっしゃるように、
どっちみち台の中央でレシーブするなら、
最初からそこで構えておけばいいのに、
と思われるかもしれません。

しかし、人間はだれでも、
その人独特のくせやしぐさなどをもっているのものです。
くせやしぐさを他人に指摘されてはじめて気づくことがあるもので、
本人は無意識でやっていることが多いものです。

レシーブの独特な構えというより「クセ」という表現の
ほうがぴったりだったのが、
あのラケットをくるっとまわす、
田崎俊雄(協和発酵キリン所属・現役引退)でしょう。

さて、この岸川のレシーブの構え方になにか問題があるのか
といえば、「ない」ともいえるし「ある」ともいえます。

これは推測ですが、たぶんこういうことから
岸川はあのような構えをとるのです……。

最初にバックサイドに構えるのと同時に、
腰をかがめて頭を低くします。
その頭の高さはネットの上部ラインあたりでしょう。
それは相手サービスのボールと
同じ高さに目線を置きたいからだと考えられます。

あのようにするのは、
自分の眼をできるだけボールに近づけたい
という意識がはたらくためです。
もちろん、それを本人が自覚しているかどうかは
直接、岸川本人に訊いてみるしかありません。
(今後、もし会う機会があれば、訊いておきます)

そしてこの意識は、「集中してレシーブしたい」という
ところからきているのです。

岸川と同じような構え方をするプレーヤーに
愛ちゃんがいますが、
愛ちゃんの場合は、
「レシーブで集中しなければならない」と
ちょっと過剰気味に思うタイプです。

岸川がちょっと愛ちゃんと違うのは、
最初にボール(相手サービス)を見る目線を同じ高さにしながらも
相手がサービスをはじめると、
台のセンターに寄り、
構えの腰や頭の位置もより高くとることです。

このいわば二段構えのレシーブ体勢で、
最初の構えは、
集中しろという気持ちのあらわれであり、
つぎにセンターに寄るのは、
ボールに「間をとる」という
岸川卓球のプレースタイルのかまえです。

目線をボールより高くするのは
実際のプレーにおけるときの体勢と同じにする目的と、
もうひとつ、
飛んでくるボールを「冷静に、客観的に見る」目的もあるのです。

つまり、これは「間をとる」ためなのです。
自分のタイミングを得るために
ボールに眼を近づける気持ちを抑制して、
その分、自分がスイングするまでの
「時間」を得るのです。

レシーブについて「技術論」などでたびたび書いてきましたが、
卓球技術の数あるパートのなかで
もっともむずかしいものです。
だから、卓球は「サービスは優位」ということになるのです。

なかでもレシーブのメンタルはとても難解なテーマといえます。

集中するのはもちろん大切なのですが、
「過度な集中」はマイナスになります。
この過度な集中というのは
「集中しなければいけない」という
思い込みのことで、実際のほんとうのところは
集中できていないものです。

ほんとうに必要なのは「適度な集中」なのです。
これは集中しようという思い込みではなく、
「静かな気持ちでボールを観察」することといってもいいでしょう。

そして適度な集中をするには、
目線を上から下にボールを見るようにするか、
小学生など身長が低い場合は
意識的にボールに眼を近づけないようにして
すこし「距離を置いて見る」気持ちで構えることです。

このようにすることで、適度な集中力と、
相手サービスの変化にもすばやく対応することが
できるようになります。

そうすることでレシーブでなにより大切な、
リラックスできるからです。

「集中だ!」といって
集中しなくてはと過度な集中を自分に要求すると
身体がこわばって始動が遅くなり、
また思わぬ凡ミスも出やすくなるのです。

以上のことから、
岸川のあの「二段構えレシーブ」は
レシーブにおける技術論や集中論に
意味あるメッセージをあたえてくれているのかもしれません。

卓技研・秋場


257.ラリーに余裕ができるバックスイングの方法を教えて下さい……

ラリーが安定しません、
仲間からラリー中にバタバタしていると言われます。

バックスイングを素早く行うことで、
ラリーに余裕が出来るとある本に書いていました。

ラリーに余裕出来るバックスイングの方法を教えて下さい。

ハンドルメール タムちゃん


ラリーが安定しないとありますが、
実際にあなたのプレーを見てみないと
正確な判断をすることはできません。

今回はバックスイングもふくめて、
安定したラリーを得るためのメソッドを解説してみます。

まず、ラリーを安定するための
スイング、フォームなどを下記にあげました。

① フォーム全体のバランスをとってスイングする

② できるだけコンパクトなスイングに

③ バックスイングは身体の真横で止めて、
 不必要に大きく後ろに引かない

④ 下半身のリードでスイングに入る

⑤ 打ったらすばやくニュートラルの体勢に入る

⑥ 打って次の打球に入るまでが一連のスイングであることを自覚する

⑦ フォームを安定させようとするなら、足のスタンスの開きをやや広めにとる

⑧ ヒザをバネが入っているようにやらかくひざのクッションをつかう

以上ですが、
まだ細かくチェックすると欠けているポイントがあるかもしれません。

さて、上記の解説です。
①のバランスですが、
これは『卓球パーフェクトマスター』の
構えのコーナーで写真と図で解説していますが、
両足のスタンスをとったとき、
両足の親指を底辺とした正三角形をイメージでつくってみます。
そしてその頂点をスイングのときのバランスをとるポイントにおきます。
こうすると正確に自分のスイングのバランスをとることができます。

また②と③は小さなバックスイングとフォロースルーであるほど、
スイングしたときの軸がブレにくくなります。
もちろん、コンパクトな分、パワーは減少するきらいがありますが、
水平スイングやインパクト時のボールの位置、
腰や下半身のリードが正しくあれば、
そのコンパクトした分の減少は大きなものにはなりません。

④は手や腕でスイングするのではなく、
あくまで腰や下半身のリードというか、始動でおこなうことで
スイングのバランスが正確にとれて安定します。

⑤⑥はもうとうぜんのことですが、打ったらスイングの終了ではなく、
次の打球に備えて待ち構えるまでが
一連の打撃フォームであることを意識すると、
かなり余裕をもって次の体勢に入ることができます。

⑦の両足のスタンスを広くとれば安定感は増しますが、
あまり広くとりすぎるとフットワークに支障がでます。
ただし、スタンスは一般的に「肩幅より少し広め」といわれますが、
「あともう少し広め」にとっても大丈夫なプレーヤーが多いものです。
このスタンスの広さは、スイングの安定とフットワークの動きやすさを勘案してきめてください。

⑧のヒザのクッションはフォームの安定にかなり重要です。
ヒザをやわらかく使えるように、
いつもすこし足を曲げて「クッションのバネ」をつくっておくことです。

卓技研・秋場


256.カットマン+攻撃型のダブルスペアで、カットマンはどの位置で構えればいいのでしょうか……

うちの娘は、F裏・B表の前陣速攻です。
団体戦は、カットマンとダブルスを組むことになりました。
その時にカットマンは
娘のサーブ・レシーブの時に右斜め後ろに位置するらしいのですが、
そんなもんなんですか?
カットマンと攻撃型が組んだダブルスの動画が
ユーチューブに何試合かあるのでチェックしましたが、
真ん中少し左に位置していました。
たぶん、これが正解だと思うのですが……。
また、こういうダブルスの得点方法について
教えていただけたらうれしいです。
よしくんパパ


ダブルスで攻撃型とカットマンの組で、
カットマンの構える場所ですが、
まあ、ごく常識的にいえば
そのカットマンの「型」というか
攻撃が得意か、
それともなにがなんでもツッツキやカットでいくのか、
あるいはフォアハンド攻撃が得意かバックハンド攻撃が得意か……
等で決まるでしょう。

とはいっても、現代卓球では
右に位置するというのは考えものですね。
右利きのカットマンが右サイドで構えれば、
バックハンドで打ちますよ、
つまりカットしようと待っていますよということですから、
現代卓球ではちょっと通用しにくいですね。

バックハンド攻撃によほどの自信があるなら別ですが、
バックハンドの体勢で待つことはカットで待つことがほとんで、
それではダブルスでとくに重要な
レシーブ、3球目、4球目の攻撃機会を
みすみす放棄していることになりますから。

それと、このように守備主体で構えると、
たとえカットマンであっても
攻撃するほうは楽ですね。

なぜなら攻撃をしてくる可能性は、
よほど高く上げたボールでないかぎり攻撃しませんよ
とあらかじめ告知しているわけですから、
余裕をもってリターンできます。

また、ダブルスでなくシングルスでも
カットマンはむかしのように
バックハンドに高い比率をおいたレシーブ体勢はすくなくなっています。

レシーブからでも、いつでも攻撃します、という体勢のほうが
対戦する攻撃型にプレッシャーをかけられますし、
また攻撃的に構えても
守備というかツッツキやカットするのが不利になる
というわけではありません。

私がコーチであればカットマンはまちがいなく、
フォアとバックの両ハンド攻撃ができる位置で構えさせるようにします。

また、こういうカットマンと攻撃型が組んだダブルスにたいして、
相手はカットマンがカットしたボールを
ドライブや強打しようとねらうのが常套の戦法です。

ですから、

①カットマンはカットする場合、
できるだけ厳しいコース(とくに深く入れる)や球質でリターンして、
相手に思い切り踏み込んでドライブや強打させないようにする

②味方の攻撃型はその相手のドライブや強打をブロックできるように
ダブルス練習でこのようなパターンのシステム練習を積むこと

③攻撃型が攻撃してチャンスボールが来た場合、
カットマンのほうもいつでも攻撃できる体勢をとり、
また攻撃力を身につける必要がある

④またカットマンでも、レシーブや3球目、4球目攻撃など
先制的な攻勢をかけることも必要
卓技研・秋場


255.重いラケットにするよう、監督からすすめられていますが……

こんにちは、たまごと申します。
以前シェークハンドのバックサービスのフォームについて
質問させていただきました。
その節は貴重なアドバイスを賜り誠に有難うございました。
内容を実践させていただいております。

厚かましくも再度ご指南いただきたいのですが、
小4の娘がお世話になっているクラブの監督に
ラケットをもっと重いものに替えた方が良いとの指摘を受けました。
現在使用中のラケット重量はラバー込みで130g、
バルサ材使用のオールラウンドラケットで弾みはかなり乏しいのですが、まだまだ初心者と言うこともあり
スピード不足はラバーの変更で補うつもりでした。

指導者は打球感はソフト、
スピードはいわゆるミッドファーストなものを選ぶと良いという意見。
正直経済的な理由もあり
破損でもしない限り当分このラケットを使わせようと思っておりましたが、
娘のレベルアップの為本当に必要であれば、
この際予算を度外視して良いものを購入しようと思います。

左フォア表ソフト、バック裏ソフトです。
目指す具体的な戦型としてはフォアハンド主体でフリック、
角度打ちで先手を取り、
バック側のツッツキに対しても
ドライブで攻撃できるようにさせたいと考えています。

ラケット変更の是非と
ラケット選びのポイント等をご教授いただけましたら幸いであります。
何卒よろしくお願い申し上げます。


お答えいたします。
ラケットの重量ですが、
卓技研の考えは、
そのプレーヤーが無理なく振れる範囲内でマックスを
というものです。
つまり、できるだけ重いラケットをつかったほうが有利ですよ、
ということです。
もちろんプレータイプがありますから断定できませんが、
攻撃型なら重いほうが有利であることはまちがいないでしょう。

軽いラケットで速く振るか、
それとも重いラケットで
少々振りが鈍くなってもその重さを利用するか
という判断基準になりますが、
重いラケットでも、使い込んでくると重さは感じられなくなります。
違和感があるのは数日で、1か月以内になんともなくなるものです。

これは腕や手などの身体が
その重さを振れるパワーを得たことにもなり、
特別な筋トレをしなくてもそのラケットを振りきれる
筋力がついたことになります。
こういう筋力のつきかたが、
そのスポーツをおこなうプレーヤーに
とっていちばんよいつきかたなのです。

どんなスポーツでもそうですが、
むやみにウエイトトレーニングで筋肉をつけると、
身体に余計な体重がつき(筋肉は重いのです)、
またつきかたによっては動きが鈍くなります。
しかし、こういうそのスポーツを実際にやるなかで
特段な筋トレをしないで、ある面、しぜんに荷重が
かかったなかでおこなうと、以上のような弊害がなく
パワーアップをすることになります。

もちろん、小4のお子さんに筋トレは必要ありませんが、
有利に試合を進めたい、勝ちたいことをめざすのであれば
数グラムずつ重いラケットにかえていくことをおすすめします。
重いラケットで打ったボールと
軽いラケットで打ったボールを受けて見ると
その違いがよくわかります。
重いラケットで打ったボールは
ほんとうに重い球質になります。
繰り返すようですが、
とくに攻撃型で強打やドライブを多用するタイプは
重いラケットのほうがまちがいなく有利です。
これはトッププレーヤーをみても明らかでしょう。
トッププレーヤーに共通するのは
重いラケットで特厚ラバーです。

ラケットやラバーの打球感はその製品の種類によって
かなり違いますから、
いろんな人のラケットを借りて、
実際に娘さんが試打されたり、
また多くの意見を聴いて、
さらに卓球ショップでも訊かれたほうがいいと思います。

また、ほとんどのプレーヤーはいまは使わない、
かなり多くのラケットを持っているものです。
そんな人から譲り受けることも可能ですよ。
わたしは持っていた10本以上のラケットを
指導していた生徒たちにあげました。
使い古しといっても、
まだまだ十分に使用可能なものです。
こういうラケットが家の押し入れに眠っているはずです。
卓技研・秋場


254.ドライブに回転がかかりません。しかし裏ラバーは手放せません。どうすればいいのでしょうか……

テクニックについてですが、
潜在的に僕はフォアドライブをフラット気味に打つ癖があって
回転が全然かかりません。
周りからも表ソフトにして
スマッシュを多用したらとも言われます。
しかし6年間やってきた両面裏ソフトは手放せません。
今は必死に擦る感覚をつかもうと奮闘していますが、
同じ戦型では
周りのインハイ経験者のドライブ型には一生勝てない気がします。
自分の癖をどうとらえれば良いのでしょうか?


ご質問の問題点を整理しますと、

① ドライブの回転がかからない
② 周りから表ソフトにしてスマッシュを多用することをすすめられる
③ 裏ソフトは手放せない
④ ドライブのこする感覚を身につける練習するも、
  同じドライブ型では上位に勝てない気がする

解決策は2つ考えられます。
その1つは、ドライブの回転力をつけて、ドライブ型として成長すること。
そしてもう1つは、ドライブ型をあきらめて違うタイプを追求すること。

人間には個性と普遍性の両面があります。
卓球では、たとえばドライブをやろうと思えば、
その回転力やパワー、スピードを抜きにして、
まあ何カ月が卓球をやれば一応かたちにはなるものです。

しかし、同じドライブにしても、
各個人によって、そのドライブにはかなり個性が出るものです。

やたら回転が掛かる、
スピードがある、
バウンドして伸びる、
あるいは滑るように落ちる、
カーブのように曲がる、
反対にシュートドライブになるなど、
そして、なかには、
いくらドライブの練習をやっても回転があまりかからない
あなたのようなケースもあり、
プレーヤーによって千差万別です。

じつはわたしは中学のペンのドライブマンだったのですが、
右利きのわたしのドライブはバウンドして右に弾んでいました。
まあ、シュートドライブの一種ですね。
回転はそこそこあったのですが、
スピードもパワーも不足していました。
正直、ドライブは得意ではありませんでした。

さて、ここからが思案のしどころですが、
まずもっとも優先的に考えたいのは、
あなたがどういうタイプのプレーヤーになりたいのか、
あるいはどういう卓球がいちばん好きなのか、
または自分で自分を客観的にみて、
どういうプレースタイルが得意で秀でているのか、
ここをよく自己検証してみてください。

現在、圧倒的にドライブ型が多いですが、
なにも無理にドライブ型になる必要はなく、
またドライブをする必然性もないのです。
もっとも重要なプライオリティは

① 自分の好きな卓球
② 自分に適した卓球

をまず考えるべきなのです。

そのうえで、
もしもうすこしドライブの訓練を積めばパワーが出る、
スピンがかかると思えばドライブ型になればいいし、
自分がドライブ型を追求しても限界があると思えば、
ドライブ型とは違うタイプを目指してもいいのです。

ご質問のニュアンスから、
ドライブ型ではなく、
しかし手放せない裏ソフトで
独自のプレースタイルを求められるのがいいような気がします。

あなたの周りの人がスマッシュを打つようにすすめるのは、
あなたはスマッシュがうまいことを
周りが認めているからではないでしょうか。

なにも、裏だからドライブを掛けなくてはいけない、
ということはないのです。
裏でも強打もスマッシュも打てるし、
表ソフトのような弾くようなボールが無理でも
バウンド後に伸びる強打は裏ならではのものです。

あるいは「回転」というよりも、
バウンド後の「伸び」のあるボールを打つことをマスターするのも一案です。
ラケットをかぶせて、
ドライブとフォアハンドロングの中間のようなスイングをすれば、
ボールそのものに回転はあまり掛かりませんが、
バウンド後に伸びるようになって、
それが深く入ればなかなか相手はリターンしにくいものです。

この打法と
卓技研水平打法(ラケット面をかぶせないで立てて、水平に振る)を
マスターして、二刀流でいけば
かなりハイレベルのプレーができるようになります。

じつは、この「二刀流」が、
これからの卓球プレーの前衛となり、
世界的な主流となるスタイルとなります。

もうまちがいなく、
いわゆる「ドライブ型」とか「前陣速攻型」という
1つの「球種」や1つの「型」にはまったプレーは衰退し、
この両者(違うタイプの組み合わせもある)を
プレー中に臨機応変に使いこなせることが
必要不可欠なる時代が到来しています。

卓技研・秋場


前回253.Q&Aの答えに疑問があります……

abcです。
返信ありがとうございます。
返信された内容を読んだ後、
三点ほど疑問が生じました。

まず第一に、秋場さんの文章を読むと、
バックハンドのことについてよく取り上げられていました。
バックハンドが高い位置にあるから、
カウンターなどの、水平打法特有の技術が使えると書いてありますが、
これは、バックハンドにおいてもフォアハンドと同じく、
水平打法が存在し使えるということなのでしょうか?
それとも全体的に打球点が早くなるために、
フォアハンドの水平打法が使いやすくなるということなのでしょうか?
実際はもっと違う意味で書かれたのかもしれないのですが、
真相はどうなのでしょうか教えてください。

第二に、あまりフォアハンドの良い点や特徴が、
書かれていなかったように思います。
私はフォアハンドの特徴として、
上回転に対しては、ネットより低くても、
常にラケットを被せて打っていたように見えました。
また下回転に対しては、低くきたらドライブで、
高くきたら少しラケットを上に向けて
強打していたように思います。
秋場さんの考えはどうなのでしょうか、
返答をお願いします。

最後に、これは返信の内容とあまり関係がないのことです。
水平打法をネットよりも低い玉に対して、
打ちにいく場合、全力で打ちにいくと
当たり前ですが、入りににくいです。
この場面で水平打法を使う場合、
軽く打ってコースだけを狙って打ちにいくべきか、
もしくは、はじきながらも少し回転をかけて
強打気味の球を打つべきか
どちらがいいと思いますか、
秋場さんの考えを教えてくださいお願いします。

以上が疑問点です。長くて拙い文章ですが、
返信のほうよろしくお願いします。

http://takkyuudouga.com/003/cat77/vs-247.php

↑のサイトに、
前回と同じくセン健と馬龍の試合なのですが、
登録不要で、ダイジェストではなく、
フルの試合があったので、こちらの
URLを紹介しておいたほうが、


まず。前回のQ&Aの「A」ですが、訂正してお詫びします。

「バックスイング」と記載すべきところを
「バックハンド」にしていた個所があります。
今回、改めておりますので、ご参照ください。
下記に訂正版を記載しました。

以上の間違いから、第一の疑問がわいたのでしょう。
バックハンドをバックスイングにすれば、
この疑問は解消されたのではないでしょうか。

また付け加えると、
バックハンドも水平打法は可能というか、
卓技研の標準的なバックハンド・ハーフボレーは水平打法です。

もしかしたら、卓技研水平打法はフォアハンドだけで、
バックハンドは適用できないと考えられていたのですね。
ほかのかたも、同じように思われているかもしれないので
強調しておきますが、
卓技研水平打法はフォアハンド、バックハンドとも
水平打法が可能ですし、もちろん存在します。

第二ですが、「バックハンド」を「バックスイング」に
変換していただくと、最初の疑問は解消されると思います。

つぎの「上回転に対しては、ネットより低くても、
常にラケットを被せて打っていたように見えました。
また下回転に対しては、低くきたらドライブで、
高くきたら少しラケットを上に向けて
強打していたように思います」
というのは、概ねそのとおりだと思います。

まあ、上回転といっても、
その回転の量やコースの深さなどありますが、
ごく基本的にはこれでいいでしょう。

ただし、たとえば水平打法を使用する場合、
少々の上回転や下回転は、
ボールの外側の斜め横を水平に強打すれば、
たいていのボールは入ります。

もちろん、強力な回転がある場合は、
ラケット角度とスイング軌道の修正が必要となります。

ただし、前回も述べたように、
頂点を落としたとき、
表ソフトラバーで対応するには
ちょっと無理があるケースが多いわけで
その点が表ソフト使用の最大の問題点となります。

これは最後の質問にも通じますが、
ネットより低いボールを水平打法するというのは
理論的には無理があることはご理解いただけると思います。

なんといっても、水平打法とはボールをまっすぐに飛ばす打法ですから
入る確率はかなり低くなると思います。

コースをねらうか、軽くドライブをかけるかは、
ケースバイケースというこたえが無難かもしれません。

ただし、水平打法の応用編として、
すこしラケット角度を上向きに、スイング軌道を上にして、
打撃の強さをすこし弱くすると、
ほんのわずかに打球が放物線になって、
「限りなく水平打法に近い強打」を打つことができます。
もちろん相手コートのエンドラインのぎりぎりをねらうのですが、
攻撃的な打法になります。

また、有意義な動画ありがとうございます。
卓技研・秋場


253.この動画の選手は卓技研が推奨している「水平打法」でしょうか……

abcです。

現在、卓球技術研究所で掲載されている、
『月とうさぎと虹のスマッシュ』とても楽しく読んでいます。

また、ピークエクスペリエンスもとても興味深く読んでいます。

今回メールを送ったのは、上記のことを伝えたかったとともに、
ある卓球選手のフォアハンドが、
秋場さんの推奨している水平打法なのかを聞きたかったからです。

その選手は、シェーク、フォア表ソフトでセン健という名前です。
元中国のナショナルチームのメンバーだったそうです。
2006年の試合ですが、動画を見つけたので、
下にURLを張っておきます。
ぜひ見て感想をお願いします。
http://takkyuudouga.com/003/cat77/vs-220.php
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6500206?mypage_history
(下のほうは登録がいるのですが、できれば下のほうをより見ていただきたいです。)

(訂正版)
『月とうさぎと虹のスマッシュ』と『ピークエクスペリエンス』を
お読みいただきありがとうございます。

また、今回はたいへん有意義な動画を
ご紹介いただきありがとうございます。

さて、セン健選手の打法は、
卓技研が推奨している水平打法なのか聴きたいということですが、
トッププレーヤーでここまで卓技研水平打法に近いのは初めて観ました。

セン健選手のフォアハンドロングおよびバックハンドハーフボレーの
特徴を挙げてみましょう。

① まず、なんといってもあの小さなバックスイングです。

② 同じくバックスイングですが、高い位置に注目してください。

③ スイング軌道はもちろん水平です。

④ 両サイドを切って打ち抜くことができます。

⑤ 強打できないときはフォアハンドとバックハンドとも
ハーフボレーでつないでいます。

⑥ ブロックを前陣で対応しています。

以上、ざっとこういう特徴がありますが、
これは「卓技研水平打法」の特徴とまったく同じです。

① と②の小さくて高い位置のバックハンドによって、

A 速い打球が打てる

B サイドを切ることができる

C 相手の深くて伸びるボールにたいして当たり負けしない、
  つまりオーバーミスが少なくなる

D 相手の強打や強力なドライブをブロックだけではなく
  カウンターもねらうことができる

また⑤は、水平打法は、強打という攻撃プラス、ブロックとカウンターの攻守両面を兼ね備えている打法だということを理解していただけるでしょう。

ただし、卓技研水平打法の理想はもう少し高く、

⑦ 水平打法にもっと上から叩く「ナックル強打」をまぜる。

⑧ フィニッシュでラケットを止めるのではなく、
  そのままローリングさせて次の打球へ入る。
  つまり卓技研水平打法では「フィニッシュ」という用語はありません。

⑨ セン健はフォア面を表ソフトを使っていますが、
  たしかに水平打法は表ラバーが向いていますが、
  表を使った場合の弱点として、
  打球点を落としたボールにたいして
  どう処理するのかが課題となります。
  裏ラバーなら、打球点を落としても
  ドライブという優れたテクニックを発揮しやすいのですが、
  表ではできなくはないものの、
  やはり回転はかなり落ちてしまいます。

その対応として、頂点が打てないと思えば、
逆に手だけを出して処理する、
⑥のようにハーフボレー気味に、
ボールの威力は考えなくて、
相手に時間を与えないようにバウンドしたら
すぐに打球する方法があります。

ただこの打法も使えない場合があります。
そのときは、やはりトップスピンで処理したいので、
ドライブができるラバーを使いたいものです。

そこでスピンがよくかかるタイプの表ラバーを選ぶか、
卓球メーカーに開発してもらう。
あるいは限りなく表に近い、
球離れのよい裏ラバーを開発してもらいたいものです。

粘着性とは正反対のタイプになります。
テナジー系タイプのラバーでも十分に水平打法は可能でしょうが、
できれば球離れがよくて、
ある程度スピンがかかるものを開発してもらいたいものです。

この動画の、馬龍選手との試合は
ほんとうに水平打法の良さがクローズアップされたものです。

水平打法をマスターすれば、
トッププレーヤーだけでなく、
ほんとうにあのせん健選手のような
シャープでスピーディな卓球をすることが可能です。

ぜひ、読者のみなさんもこの動画を繰り返し観て、
水平打法のイメージをつかんでください。

卓技研・秋場


252.相手がどのサービスを出すか事前に察知することは可能でしょうか……

初めまして。ユッケと申します。
いつも楽しく拝見させていただいています。
困ったときはこちらのサイトを見て技術の向上を図っております。

さて、一点質問をさせていただきたいのですが、
自分がレシーブに回ったときに、
相手がどのサービスを出すか事前に察知することは可能でしょうか?

卓球はサービスレシーブが非常に重要なスポーツだと思いますので、
レシーブで後手に回ってしまうと勝負に勝つことは難しくなります。

100%不利なレシーバーなのに、
それに加え、
相手がサービスをしてから行動していたのでは
あまりにも遅すぎると私は思うのです。

トップレベルの選手は、
相手がサービスをする前にすでに打つ準備をしています。
しかし、私には相手のどの部分を見れば
事前に予測することができるのかわかりません。

そこで秋場様のアドバイスをぜひ伺いたいと思っております。
お忙しい所大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。

ユッケ


ご質問の相手のサービスを察知することは可能かとありますが、
完全には不可能ですが、近づくことはできます。

まあとはいっても、
サービスをする側としては、
察知されないことがサービスの最大のポイントですから、
一般的に力量のある選手ほど、
つぎにどんなサービスがくるのか察知しづらいものです。

どんなプレーヤーにも
クセはパターンがあり、
たとえば
プレーヤーによってはフォア前にしか出さないとか
下回転とナックルのスピン系サービスしかないとかです。
こういう極端に偏るプレーヤーもいます。

どんなに多くの種類のサービスをもっていても限界があり、
まずはそのサービスを絞り込みあらかじめ予想しておくことです。

予想するといっても、完全に100%決めつけるのではなく、
たとえばコースなら、
バックサイドにほぼくることはまちがいはないものの、
フォアサイドへも20%ほど意識しておくということです。

それと大会であらかじめ対戦相手がわかるのなら、
その選手の試合をサービスに絞って観ることも
サービスを察知するためには有効な方法です。

たとえば、試合のファーストサービスは
ほとんどの選手が毎回同じ種類のサービスを使うことが多く、
また競った場面でのサービスや
さらにゲーム全体を観れば、
おおよそその選手のすべてのサービスは掌握できるものです。

ただ、察知力を高めることも必要ですが、
レシーブそのものの動きやサービスを読む眼力も大切です。
そのためにはレシーブのとき

① 上体を突っ込まないでリラックスしてかまえる

② 手からではなく、足から先に動くという意識でかまえる

③ 相手サービスの打つボールをカメラレンズを絞り込むようにして
 眼のピントを合わせる

④かまえるラケットの位置を高くする

また、卓技研の過去の「技術論」で
かなり詳細にレシーブについて展開していますので
ご参照ください。

卓技研・秋場


251.ペンで裏面を使う場合のラケットとラバーの選び方について……

小生、元々日本式特厚ラバーでペンホルダーです。
いままでにシェークハンドやペンの裏面に
粒高ラバーを貼ったりと色々試してきました。
現在は元の日本式ペンホルダーでプレイしていますが
これから先はペンを使用するなら裏面打法を使わないと
通用しにくいと記事で見ました。
現在、中ペンが圧倒的に多いみたいですが
中ペンは人差し指がかからないので
やりずらいです。
日本式(反転式含む)は裏面打法は向かないですか?
また、両面特厚を貼るとかなり重くなります。
(薄くすれば軽くなりますが威力は落ちるし・・)
もちろん、筋トレすればいいのかも知れませんが・・
ラケット・ラバーの選び方のご指導をお願いします。
57歳で年齢的にもフットワークは苦手です。
よろしくお願いします。

再度質問です。
グリップを考えると日本式がいいので
60グラム台の反転式に両面、特厚を
貼って練習していますがかなり重いです。
表面は特厚がいいので変えることはないですが
裏面は薄いラバーがいいでしょうか?
でも威力を考えると・・・
迷います。
ご指導お願いします
卓球マン


ご質問のペンでの裏面使用における
ラケットやラバーの選び方ですが、
その前にペンのバックハンド(ショート・プッシュ)について
考えてみることにしましょう。

以前から何度か、
ペンの弱点はバック系技術にありと書いております。
それはごく単純化すれば、
シェークはバックハンドドライブができるのにたいして、
ペンの表面ではできづらいこと、
そしてそうなれば裏面を使ってドライブするしかない
という結論になるわけです。
やはり、ゲームではツッツキからいかに先に攻めるかが大きなポイントであり、
バックハンドドライブがシェークでは容易なのに、
ペンの表面だけを使ってはできないということです。

では従来のペンの戦法のように、
ツッツキにたいして攻める場合

①フォアハンドでとことん回り込む

②バックハンドフリックを使って攻撃する。
ツッツキの回転に応じて、ラケット角度をかえて、
切れているボールはラケットを開いてボールを乗せるようにして軽く払うように打つ。

以上をまずはよく考えてみてはいかがでしょうか?
フットワークは苦手ということですが、
動くように意識すればフットワークはよくなるものです。

つぎに、ペンでバックハンド系のドライブをやりたいのなら、
表面で試してみてはいがでしょうか。
たしかに表面ではやりづらいというか
パワーがでにくいのですが、
これも訓練を積み、なれてくると意外に使えるものです。
もちろんシェークやペン裏面のドライブには劣りますが、
まったく使えなくもありません。

もし、以上のことが可能であれば、
いまの日本式ペンの表面だけでプレーできるわけです。

さらにどうしてもペンで裏面を使いたいのであれば
日本式の場合はラケットの厚みを考慮しないと
両面に特厚を貼ればかなり分厚くなり重たくもなります。
単版ではなく、3枚や5枚の合板がいいでしょう。
また日本式の角型での裏面トライブは
ドライブスイング操作の安定バランスがとりにくいものです。
さらに、ペンの裏面ドライブをする場合、
裏面部分の指を伸ばしたグリップだと
打球の際にボールが指にあたることがあり、
丸めるようにしたほうがいいでしょう。

ということから、
中国式ペンが裏面を使う場合はよいということになりますが、
とはいっても、日本式と中国式では
グリップのフィーリングといいますが、
感覚がかなり違っており、
そうは簡単になじめるものではありません。

まあ、このように一長一短、二律背反ですが、
ここは使うご本人が、
以上の点を考慮されて選ばれる以外にはないのではないでしょうか。

特厚で重たいのであれば「厚」にされれば如何でしょうか?
重いラケットで打ったボールは
かなり相手コートで伸びるというか
その球質も重たくなるもので
相手選手にプレッシャーをあたえることになります。
重たいのは武器になり、
使っているうちに重さに慣れてくるものです。

卓技研の考え方として、
ラケットはそのプレーヤーが扱える
限界まで重たいものを選ぶとしています。

それとドライブの威力を考えると
ラバーの厚みが中や薄ではどうしても限界があります。

卓技研・秋場

ページトップへ

▶卓球Q&A 261~270

▶卓球Q&A…コンテンツ


ページトップへ