Q&A11~20 of 卓球技術研究所t3i

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卓球 11~20



20.裏面打法のラバー・ラケットは? フォア前サービスの対応技術を……(その1)

Q 新星出版社の『卓球パーフェクトマスター』を購入しペンの裏面打法を知りました。
 現在ラージボールで卓球をやっております。左ききで戦型はドライブ主戦型です。そのためどうしてもバック前に下切れ、横切れ等のショートサービスを出されツッツキで返すと打たれてしまいます。回り込んで打てばと思いますが、なかなか足がついていきません。そこでペン裏面打法をマスターしようと思いますが、ラケット裏にいままでラバーをはったことがありませんので、そこから始めなくてはならないと思っております。現在はラケット檜単板、ラバーはバタフライウエストウイル厚を使っております。ラケットラバーについてご指導願います。なお、ペン裏面打法はシェークのやり方をマスターすればよいのでしょうか。      最後にもう一つ質問させてください。現在の戦型でバック側にかまえているとフォア前に小さいサーブをだされくろうすることがあります、この場合の対処について教えてください。よろしくお願いします。

A 原則的に『卓球パーフェクトマスター』は40ミリボール対応ですが、ラージボールにも共通する部分もありますので参考になると思います。「戦型はドライブ主戦型」とありますが、ラージのルールでは表ソフトラバーしか使えませんが、表ソフトでドライブをかけておられるのでしょうか? まれに、ローカルルールで、裏ソフトもOKという大会もありますが、いかかがでしょうか? 
 さて、裏面打法を使う場合のラケットは、両面にラバーをはるために作られた専用ラケット(ローターラケット)の使用をおすすめします。ラバーは、片面を回転系の粒が平たくてスポンジの厚いものにし、もう片面はスピード系やナックル系の粒が小さくスポンジの薄いものにすると、スピード、スピンに変化が出て、相手を幻惑することができます。もちろん、表面・裏面とも、ドライブを使いたいのであれば、両面とも回転の効くラバーにしたほうがいいでしょう。
 裏面打法でのバックハンド技術は、基本的にシェークハンドと同じです。ただし、裏面打法の場合は、グリップ裏面の指を丸めたほうがいいでしょう。そうしたほうが、手首が効き、また指にボールがあたるのを防げます。
 右利き・左利きを問わずフォア前サービスは、レシーバーを動かすという点で、大きなメリットがあります。しかし、サービスを出すほうにとっては、攻撃がしやすいフォアに出すわけですから、攻撃されやすいというリスクも背負っているわけです。その点を考えて、フォア前のサービスは、基本的にフリックで攻撃するスタンスをもちます。左利きということなので、対・右利き相手の場合は、相手のフォアへ流すようにはらうフリックを覚えるといいでしょう。この技術をマスターすれば、相手はそう簡単にフォア前のサービスは出せなくなります。また、フォア前に出されたら、逆にストップ技術で、右利き選手のフォア前にぽとりと落とすようにレシーブすれば、逆に相手を動かすことができます。


19.攻撃的フリックで対応しましょう……(その2)

Q フォア前サービス対応ご指導ありがとうございました。本日の試合に早速フリックでフォアに流し初めて勝つことが出来ました。
 追加で申し訳ありませんがバック前に下切れ、横切れショートサービス対応はやはり回り込んでフリックか、バックフリックかストップを使えばよいでしょうか教えてください。
A では、今回はバック前、フォア前に限定しないで使える攻撃的フリックの応用技術をレクチャーします。
1. フォア・バックフリックとも、ひじをスイングの軸にして、コンパクトに振り抜くこと  が前提です。
2. 打球するポイントをボールの真後ろではなく、斜め45度の角度をねらいます。
松本さんは左ラケットハンドですから、フォアフリックはボールの左面、バックフリックは右面になります。
3. ナックル性のサービスは、ラケットを台に対してほぼ直角にして、ボールの横* を打つ気持ちで、水平に打ちます。
 バックスピン(下回転)のサービスは、回転量に応じてラケットを開いて、ボールの横の底面を打つ気持ちで、斜め上方に打ちます。
以上のように、ボールを打つ「面」を変えることで、どんな回転のボールにも攻撃的に対応できるのです。とくに表ソフトには使いやすい技術で、ラージでも、40ミリでも通用するでしょう。


18.小中学生に裏面ドライブは必要でしょうか……

Q ペンホルダーのバックハンド・ドライブについての質問です。私自身、学生時代(30年以上前)には本書のように裏にラバーを張ってドライブする技術は知りませんでした。ダブルスのラリー中、ミドルにロングボールがきた時、台から離れた位置より表面で左から右にこすり上げ、カーブドライブを掛けることは今でもありますが……。『卓球パーフェクトマスター』には、ペンの裏面に表ラバーを貼り、バックハンドドライブが出来るようにしたほうが良いとのことが書かれていますが、やはり小学生、中学生レベルでも必要な技術でしょうか、御教え願います。私が見本を見せられませんが……。当団のメンバーはペン自体が少数派でしかも裏面ラバーはいないかもしれません。上級レベルのことですので、現実的にはそこまで行かず問題にならないと思いますが、指導の中に入れたほうが良いでしょうか?

A ペンホルダーの裏面打法についてですね。これは、従来のペンホルダーのように、片面だけで打球する場合と比較すると、プラスとマイナスがあります。裏面を使うプラス面は、裏面に裏ラバーを貼ってシェークハンドのように、バックハンド・ドライブができるということと、同じくバックハンド・ハーフボレー、バックハンド・フリック、バックハンド・強打がやりやすいことです。とくに、バックハンド・強打は下回転のボールに対してラケット角度がきまりやすく、威力ある打球が打てます。ただし、対ロングボールにはシェークハンドのバックハンドのようにはいきません。また、ブロックは裏面では難しく、表面でショートのように返球するほうがやりやすいでしょう。これは裏面のなきどころです。ラリー中に、表面と裏面の両方を切り替えて使い分けるのは難しいですね。また、中国式ラケットのほうが、裏面打法をつかいやすいと思います。
 一方、従来の表面は、前記した裏面のプラス面が、そのまま弱点になるということです。バックハンド・ドライブはちょっと無理ですし、バックハンド・強打やバックハンド・フリックも、裏面にはかないません。しかし、表面だけで打球することは、間の取り方がシンプルで、アジア的リズム感にはふさわしいと思います。とくに、40?ボールになって、球速が遅くなることで、いわゆるペンドラのオールフォアという日本の伝統的スタイルも復権するチャンスがあると思います。事実、韓国の柳はペンドラと抜群のフットーワークを活かして、オリンピックで金メダルを獲りました。脚力に自信があるとか、フットワークがいい子はこちらのほうがいいでしょう。
 従来の片面だけのスタイルと、裏面も使うスタイルとでは、プレースタイルが大きくちがいます。卓技研の考えは、プレースタイルは本人の好みにまかせるべきだということです。前記したプラス、マイナスの面を子どもに説明して、子どもに判断させればいいのではないでしょうか。小中学生でも、裏面を使って、バックハンド・ドライブをやっても何ら問題はないと思いますし、シェークハンドではバックハンド・ドライブを使う子は少なくありません。個々の子どもを見ながら、裏面打法ができる子や、興味を示す子であれば、指導に入れていかれたらいかがでしょうか。


17.フォアハンド・トップスイングのバックスイングについて……

Q 卓球パーフェクトマスターについて質問です。DVD収録のフォアハンド・トップスイングの岩崎選手の横アングルのスローモーションの映像において、バックスイングがやや大きい気がします。これは実践的なもの、それとも、撮影を意図したものなのでしょうか?

A 『卓球パーフェクトマスター』の本やDVDのナレーションでは、フォアハンド・トップスイングのバックスイングはからだの横で止めるように述べています。しかし、この岩崎氏のように、実際には真横よりも後ろにバックスイングがくるのがふつうです。
また、スローモーションでは、とくにスイングは大きく見えるものです。バックスイングは意識して小さくしようとしないと大きくなりすぎるので、テキストでは「バックスイングは横で止める」としているのです。
 でも、あくまで、フォアハンド・トップスイングのバックスイングは、からだの横で止める程度が適当である、というのが卓技研の考え方です。大きいバックスイングでは、速いボールに対応しづらく、高いボールや遅いボールはそのぶんバックスイングを大きくとればいいのです。小さいバックスイングでも威力ある打球は可能です。バックスイングよりも、フォロースルーのほうがパワーは出るものです。また、バックスイングをコンパクトにするとブロックが向上して、相手の強打やパワードライブもカウンターできるようになります。


16.右利きですが、卓球は左ラケットハンドですが……

Q 僕は、卓球をするときは左で打つのですが、普段の生活(字を書くときなど)は右で行っています。そのせいか、細かい技(ツッツキなど)をするとき、手が震えてしまってなかなかうまくいきません。どうすればよいのでしょうか。

A お答えします。と、言いたいところですが、今回の質問がいままでで一番むずかしいですね。
 では、まずは夢のある話しからしましょう。ゴジラこと、松井秀喜選手は、もともとは右利きです。でも、ご存じのように、打つときは左です。なぜ、左打者になったかといえば、彼の幼少のころのあることがきっかけです。松井家はふたり兄弟で、秀喜には兄がいます。秀喜は、野球が大好きな子で、兄や兄の同級生といっしょに草野球をよくしていました。年下なのにかかわらず、秀喜は幼少からその才能を発揮していたのか、ものすごくでっかい打球を飛ばしていました。そんな秀喜に、手を焼いた兄たちは、秀喜に右打ち禁止、左で打つことを命じたのです。
 それから秀喜は、ずっと左打ちです。もし、あのまま右打者でいたら、秀喜はいまのような活躍ができたでしょうか? すくなくとも、野球というスポーツにとっては、左は有利です。何よりファーストベースに右のバッターボックスより左のほうが近いこと、それに、左打者に有利とされる右投手のほうが、左投手より多いことです。
 さて、あなたも左ラケットハンドです。左の選手は卓球でも、右よりも断然すくないので、それだけ有利ということになります。右利きの選手は、右利きと対戦することが多く、左利きと対戦するのはそれよりはるかにすくなく慣れていません。ところが、左利きの選手は、右利きの選手と対戦することが多く、慣れています。この対戦慣れの差というものは、けっこう大きいと思います。
 では、どうすれば左ラケットハンドをうまく使いこなせるでしょうか。まずは、日常生活でできるだけ左手を使ってみることです。病気や事故で手が動かなくなった人が、リハビリをしてその機能を回復させるように、小さいものを指でつまんで置き換えることを何回も繰り返したり、あるいは歯を磨いたり、ボタンを止めたり、はずしたりするときは左でするなど、左の神経機能をきたえてみることです。
 また、ツッツキなど台上の処理は、手ではなく腰のリードで、ボールを打つというより、運ぶようにして打球してみてください。これは、特別なことではなく、卓球フォームの基本中の基本です。
 さらに、「両手打ち」にチャレンジしてみるのもおもしろいかもしれません。もちろん、ラケットを両手に2本持つのは違反です。でも、左から右に、右から左に、ラリーをはじめるまえでも、はじめてからでも、持ち替えるのは違反ではありません。実際の公式大会で、ラリー中に、右利きの人が左に持ち替えて打つのを見たことがあります。この持ち替えをきたえて、あなただけの特技にしてみてはいかがでしょうか? これはけっして冗談ではありません。本気で練習すれば、かなり実戦で使える技術になると思います。ぜひ、がんばってください。


15.フォアハンド・トップスイングで、ラケットのヘッドが下がるですが……

Q 卓球パーフェクトマスターについて質問です。私はフォアハンド・トップスイングの時、手首を曲げ、ラケットのヘッドをねせて打ってます。しかし、モデルの岩崎選手はややたち気味ですよね? ややたち気味の方が安定するのでしょうか?

A フォアハンド・トップスイングを打つ場合、一般的にひじを90~110度程度曲げます。このとき、シェークハンドならラケットのヘッドはしぜんに上気味になります。これが合理的に、腕と手の力がラケットに伝わるフォームです。
 「手首を曲げ、ラケットのヘッドをねせて打ってます」とありますが、シェークハンドでラケットのヘッドを下げると、ボールをこするようにトップスピンをかけて打っているのではないでしょうか? すべて、トップスピンをかけて打つというプレースタイルなら、それでいいのかもしれませんが、強打のスピードや安定性、またブロックにおいて弱点になると思います。
 また、ペンホルダーの場合は、そのグリップの性格上から、少しヘッドが下がるのは問題ないでしょう。


14.横回転サービスをフォアハンドでレシーブするには……

Q パーフェクトマスターを読ませてもらって、横回転のバックハンドのレシーブの仕方はわっかたのですが、フォアハンドにきたときのレシーブの仕方が分かりません。教えてください。

A 基本的には横回転サービスのレシーブは、バックハンドもフォアハンドもちがいはありません。順回転・逆回転レシーブとも、『卓球パーフェクトマスター』に掲載した方向にラケットを操作すればいいのです。
 横回転サービスのフリックについて教示しましょう。横回転(とくに横上回転)のボールをフリックする場合は、両ハンドとも、バックスイングをとらないでスイングします。バックスイングをとると、横回転にまともに反発してオーバーミスが出やすくなります。バックスイングの反動で打たないで、ボールがきたポイントにラケットをさっともっていき、そのまま振りきります。そうすると、相手の横回転のスピン量が、そのままスピードに変換されて速いスピードでするどくリターンできます。
Q すいません。難しすぎて分かりませんでした。僕が特に知りたいのは、フォアにくる横回転のロングサービスで、あれを横下回転と使い分けられるのが苦手です。横回転、横下回転のロングサービスの打ち方を教えてください。

A 「横回転、横下回転のロングサービスの打ち方」はいろいろな方法がありますが、
今回は次のような打ち方を練習してください。これは、攻撃的な打ち方です。フォアへのロングサービスというのは、レシーバーにとってはチャンスボールですから、これを強打でリターンできるようにしましょう。
 打ち方は、前回書いたやりかたと同じです。バックスイングをとらないで、飛んできたボールの頂点より前で打ちます。こうすると、相手サービスのボールの回転が利用できて、速い打球になります。横回転や横上回転は、ラケットをいくぶんかぶせて、水平からやや下の方向にスイングします。横下回転は、ラケットをいくぶん上向きにして、やや上の方向にスイングします。横回転や横下回転のサービスを出してもらって、何回も練習してください。やっているうちに、かならずコツをつかめます。


13.スポーツ少年団の指導者になったのですが……

Q はじめまして。私は某市スポーツ少年団で卓球の指導者を最近請け負ったものです。
息子が入団したいというので付き添ったら、「学生時代に選手だった保護者は指導者になってほしい」との要請があり、運動不足で何かスポーツをしたいと思っていました私はあっさりOKしてしまいました。指導者になるからには、結果(大会入賞など)を出せるような指導をしたいと思い何冊かの卓球の書籍を購入し、DVD付の「卓球パーフェクトマスター」に出会いました。
 これからが本題ですが、スポーツ少年団は小学生と中学生がメンバーになっています。基本的な技術を磨きながら、実戦的な技術も教えたいと思っていますが、小学生や中学生はレベルが違いますが、どの程度のレベルまで指導したらよいか迷っています。本書にあるステップアップチャレンジを試してみようか、DVDの最初から最後までやろうか・・・。何か例がありましたら御教え願います。

A 小中学生への、ごく基本的な指導法について説明いたします。まず、バックハンドなり、フォアハンドなりの模範のフォームを素振りと実際の打撃スイングで子どもたちに見せます。次に、多球練習の要領で、1回ずつ球を打ちやすいところに出します。このとき、子どもたちは、ボールを相手コートに入れたいという意識がはたらきますから、
ボールは入らなくてもいいから、正しい基本のフォームで打つようにいいます。そして、正しいフォームだったら、たとえ相手コートに入らなくても、すかさずほめます。「ナイス!」でも「いいぞ!」でもなんでもいいです。正しいフォームで打って、相手コートに入ったときはさらに力強くほめます。
 各個人のくせや個性がフォームにかならず出ますが、基本のポイントがOKであれば、
細かいフォームのチェックはしないほうがいいと思います。ただし、基本のポイントが違っていれば、気がついたときに即、指摘します。たとえば、フォアハンドで、ボールを打つのが前すぎるのであれば、もうすこし待って、ボールを引きつけて打つようにとか、またバックハンド(シェークハンド)で、からだから離れた位置からラケットが出ている場合は、お腹の前で打つようにとか……。そして、その指摘したことがすぐにできて、いいボールが入ったら、「そうだ、すごい!」とほめます。これで、指導者への信頼が増します。
 伸びるのが早い子と遅い子がいますが、遅い子でも、あるときから急に伸びだすこともありますので、あせらず、じっくりとやることです。全部の技術が一応できるまで、技術的なことに関しては、批判や叱ったりしないようにします。ほめることが大切ですが、子どもに媚びると、すぐに見透かされます。ほめる場面で、的確にほめることです。また、球拾いや台を使って練習をしていないときも、だらっと座り込ませないようにして、練習場の雰囲気は、たとえ小学生といえども、ある程度、緊張感があるようにつとめます。もちろん、和気あいあいとしたものを否定してはいませんが、気を抜くと、すぐにふざけたり、だらけた雰囲気に流れやすいものです。ただし、こどもたちの「遊びのたのしさ」を奪わないようにします。このへんの配慮は微妙ですが。このビギナー時の「遊びごころ」が、その子の個性を将来、大きく伸ばします。(卓球にかぎらず、どのスポーツでも、日本の子どもたちが大学以降伸びないのは、ここに問題があると思います)
 『卓球パーフェクトマスター』を卓球指導で使う場合は、まずDVDを何回も見せることです。視覚的な情報は、学習することにものすごく大きなはたらきをします。これは、「習うより慣れろ」ということに通じているのかもしれません。語学学習のように、その言語の国で生活すれば、若い年齢ほど学習というより、しぜんに言葉が話せるようになるのと本質的に同じことだと思います。
 そして、前記したように、1球ずつの球だしで打たせますが、このときは、各基本打法の「練習方法」のページがありますから、それを参考にしてください。「卓球ステップアップチャレンジ」は、ゲーム感覚、遊び感覚で1週間や1か月に1度みんなで競うようにやらせれば、子どもたちは嬉々として参加するでしょう。
 指導者として、なにより大切なのは、ボランティアであっても、指導者自身がたのしむことです。子どもたちのために頑張ってます、などと偽善的なことは思わないことです。指導者がよろこんで指導することで、子どもたちもよろこんで卓球に参加してきます。ぜひ、すてきな子どもたちを育ててください。


12.練習をやりすぎて、肩を痛めてしまったのですが……

Q 最近、今まで以上に練習に熱心に取り組むようになり、やっと上達してきたかなぁと思っていたのですが、練習のし過ぎで、肩の炎症を起こしてしまいました。しかし、今やすんでしまったら、また昔のような下手くそな自分に戻ってしまいそうで怖いのです。かといって、練習を続けて、肩を痛めたくもありません。こういうときはどういった練習をすればよいのでしょうか? ちなみに、自分はシェークの、バリバリのフォア・ドライブマンです。

A 故障してしまいましたか。せっかく上達してきたのに、さぞ残念なことでしょう。
でも、故障したことをネガティブにとらえず、逆にポジティブにとらえることで、故障したことが、あなたの今後にプラスにはたらくようになります。
 卓球で肩を痛める人の多くはドライブマンです。案の定、あなたも「バリバリのフォア・ドライブマン」ですね。ドライブというのは、ほかの打法とくらべて、ものすごくエネルギーをついやす打法です。とりわけ、スピンをかけようとすれば、腕を速く振り上げようとしますから、肩への負担が大きくなります。
 ここで、肩の故障を、体からのメッセージと受け取ってみてはいかがでしょうか。肩に負担がかかりすぎた結果、肩を故障したわけですから、あなたの打法、とくにドライブ打法のフォームに問題があったと考えてみることです。つまり、肩に負担をかけすぎる、バランスの悪いフォームだったということです。
 この際、もっと下半身をつかうフォームに改造してはいかがでしょうか。肩に負担をかけないように、ひざの上下運動、腰の回転運動を十分につかうようにして、その動きを上半身から腕に伝えるようにするのです。下半身のパワーが乗ったドライブボールは、
腕だけに頼ったスイングとは違った、重くて威力あるボールになります。
 ただし、炎症があるうちは、肩をあまり動かさないほうがいいでしょう。いまは、下半身の動きだけで、腕をつかわないで、ドライブのスイング練習をしてみることです。シャドートレーニングです。炎症が治ったら、練習前にかならず、ウォーミングアップを十分にやりましょう。からだが暖まると、滑液というものが出て、関節が動きやすくなります。それをやらないで、激しい動きをすると故障する原因になります。そして、練習が終わったら、クールダウンもかならず実行します。筋肉の回復がよくなります。 それから、ランニングはしてますか? 2日に1度、30分間、ゆっくりでいいですから。2週間で動きがよくなり、3か月後にはフットワークが軽快になり、持久力もつき、そしてドライブの威力が増すでしょう。できれば、アスファルトは避けて、土や陸上競技用のグランドで走りましょう。また、身体的な治療法として、おすすめするのは、「操体法」という整体法です。これはとても安全な治療で、しかも効果があると思います。


11.フォアハンド・ロングの左サイドに入るのですが……

Q 卓球パーフェクトマスターについて質問です。フォアハンド・トップスイングの時、自分から見て、ボールがクロスコーナーより左に入ることが多々あります。クロスコーナーにうまく入れるポイントはありますか?

A 「クロスコーナーより左に入る」とありますが、右対右の場合、相手のフォアサイドに切れて入るということですね。『卓球パーフェクトマスター』で解説しているトップスイングは、サイドを切るボールが多くなります。これは打ち方として、まったく問題はありません。と、いうより、むしろいい打ち方をしていると思います。『卓球パーフェクトマスター』のトップスイングは、サイドを切るというスイングといったほうがいいかもしれません。サイドを切るというのは、実戦では決定打になりやすいからです。ただし、あまりに左サイドに切れすぎるというのは、ボールの打球ポイントが前すぎるのです。ですから、もう少し、ボールを引きつけて打てばいいでしょう。

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