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卓球A231~240

240.ラバーの種類をかえたらサービスの回転力が減ったのですが……

初めまして、卓球歴2年のOkaCというものです。
右ペン両面ドライブ型です。

先日フォアのラバーを
スレイバーELからVEGAのアジアに変えたところ、
いつもと同じようにサーブを出すと
回転量が減ったように思いました。

自分の印象ではラバーが軟らかい分、
摩擦力がスポンジ(シート?)の軟らかさに
吸収されてしまっているのが原因だと思うのですが。

おそらくラバーが軟らかい分、
ボールを上手くラバーに食い込ませれば
ボールとラバーの接触時間が長くなると
思っているのですがどうでしょうか?

何か練習する上でのポイント等がありましたら教えてください。
お願いします。


おこたえいたします。

ラバーが柔らかいのでスポンジに摩擦力が吸収されて
回転量が減ったのではと
お考えになっておられますが、
理論的というか常識的には柔らかいほうが
摩擦力が大きくなって回転量が増えると考えられます。

またラバーによって、
シートやスポンジに微妙なちがいがあるので、
サービスでは摩擦力が落ちるのかもしれません。

ドライブでは回転量は以前と比較して如何でしょうか?

もしかしたらドライブは回転量が増している、
ということもあります。

技術的に摩擦力を増やそうとするなら、
できるだけボールとラバーが長い時間接触し、
しかもその接触において速くぶつかる(素早く切る)ことが必要です。

バックスピンサービスなら、
ラケット面を台に対して平行に寝かし、
その角度のまま平行にスイングすることです。

なぜなら、こうすることが
ボールとラバーがもっとも長い時間接触するためです。

そして、サービス時のスイングスピードをできるだけ速くして、
一瞬の切れ味をよくするのです。

スイングスピードを速くするには、
下半身の力、とくに太腿のパワーを利用して
それを腕というかスイングに伝えることです。

右利きなら左足から右足へ、
あるいは右利きでも右足から左足へ、
体重移動することでパワーを生み出します。

また、変化サービスのとき、ラケット面の端に当てると
回転力が飛躍的に増えます。

たとえば、右利きで、バックスピンを出すのなら、
ラケット面の右端です。

この部分に当たると、コツんという感触があり、
とてもよく切れた下回転になります。
卓技研・秋場


239.長期間のブランクを埋めるにどうすればいいでしょうか……

こんばんは
初めて投稿しました、マリモです。
僕は4月から大学生なのですが、
中学から六年間卓球を続けて
初めて受験という卓球が長期間出来ない体験をしました。
ブランクを埋める為には
どのようなプランを立てればいいのでしょうか?


もう4月の中旬になりましたが、
卓球のほうはいかがですか?

長期間卓球ができないことを
プラスにとらえてみましょう。

それはどういうことかというと、
高校のときの卓球を
見つめ直す時間が持てたということです。

自分をもう一人の自分が見るというのは
スポーツにかぎらず、
どんな分野においてもとても大切なことです。

上達の秘訣はここにしかない、
といっても過言ではありません。

卓球の実際の感覚は
この間の練習で相当もどってきているでしょうが、
この際、自分のプレースタイルもふくめて
検討することをお勧めします。

それと、卓球の目標をどこに置くかです。

これも自分自身との相談になります。
この二点において、夢や考え、空想が膨らめば、
卓球にかけるモチベーションや
卓球の力量も飛躍することはまちがいありません。

これをわたしは「物語力」と言っておりますが、
自分の卓球にかける物語を創作し、
その物語の主人公となって
具体的にリアルに実行してみるのです。

その物語の作・演出・出演をこなしながら、
もう一人の自分が読者や観客となって批評してみましょう。

具体的な卓球の技術に関しては
自分の特徴をもう一度よくとらえ直すことです。

得意技はなにか、
試合ではポイントをとっていたのはどういうときか、
また欠点はどこか、
どういうようにポイントをとられたかなど、
一つ一つの自分の技術のレベルと比較しながら
検討してみるのです。

この際、すべてをクリアして、
再起動する気持ちでスタートされてはいかがでしょうか?

そのうえで、
もし卓球に関するテクニックやメンタル、フィジカルなど
悩みや疑問があれば、またこのコーナーにメールしてください。
卓技研・秋場


238.試合の終盤になると緊張して消極的になってしまいます……

いつも楽しく読ませてもらっています。
また、卓技研を私の専属コーチとして
大いに活用させていただいております。

卓技研の本とサイトを見て約2年、
それまで町のクラブではビリから2番目だったのが、
いまでは上から2番(12人在籍)になり、
当クラブのエースとも互角に渡り合えるようになりました。

クラブ内では私が急にめきめき腕をあげるものだから、
個人コーチに習っているんじゃないかと
冷やかされることもよくあります。

さて、質問ですが、
40過ぎにもかかわらず、試合になると、
とくに終盤になると緊張からか、
どうしても消極的になって、
勝てる試合も落とすことがよくあります。

卓技研の「集中論」も読んでいて、
なるほどと納得するのですが、
いざ試合になると、どうも弱気の虫がおきてしまいます。

これ、どうすればいいんでしょか? 
よろしくご教授お願いいたします。
弱虫40男より


スポーツにとってメンタルは
かなり大きなウエイトをしめます。

私は集中することを競い、楽しみ、苦しみことが、
スポーツの醍醐味だとも考えております。

試合の終盤になると、もう誰でも、
そう世界チャンピオンだって緊張するものです。

私は世界チャンピオンになったことはないので、
これはもちろん想像ですが、
どんな強豪だって絶対にビビり、緊張します。
なぜなら、人間の精神構造というのは、
そういう場面では緊張するようにできているからです。

ここで考えたいのは、
緊張すること、ビビることはいけないことで、
メンタルが弱いことでしょうか。

もちろん、緊張のあまり弱気になって実力が発揮できなくて、
勝てる試合もみすみす負けてしまうことがあります。

しかし、逆に緊張するからこそ、
より深い集中力が発揮され、
素晴らしいパフォーマンンスができるのです。

緊張するのは
人間だから仕方のないこととまずあきらめるというか、
そういうある意味で諦念の境地なって、開き直ることです。

そして、自分で緊張したきたら、
その緊張している自分を、
もう一人の自分が斜め上から客観的に見ることです。
「おお、俺というアイツはビビっているな」というように。

この斜め上から下にいる自分を
冷静な気持ちで俯瞰できれば、
緊張はしているものの、
その緊張感が脳や身体、私
が好む言い方では自我に影響をあたえず、
いつも通りのプレーが可能になるばかりか、
緊張を負ではなく正のエネルギーとして
活用することができるようになるのです。

競った試合では精神的にかなり苦しく、
そんな自分を励ますことは大切ですが、
無暗に「集中だ!」なんて気合いを込めれば込めるほど、
逆に身体が硬くなり思わぬ凡ミスにつながるものです。

相手も勝ちたい気持ちは同じで、
相手は相手でそれなりに緊張しており、
まあ、双方、勝つ確率は五分と五分と思い、
なるようにしかならないと開き直ることです。

いちばんいいのは、もうなにも考えないこと。

来たボールを、
ただ自分の身体を通じて打てばいいのですから。

『私の身体は頭がいい』という内田樹の本がありますが、
このフレーズは橋本治の発案らしいですが、
これは真実の言葉で、
最先端の研究においても、
このことが証明されています。

頭でどうこうするよりも、
身体にまかせればうまくいくのです。

緊張したときの即効メソッドとして、
こういう場面ではとくに
「眼球でボールを見る」ことが重要であると、
何回も述べてきましたが、
実は眼球でボールをみようとする意識が、
自我の余計なはからいを払拭すること、
つまり頭をからっぽにして、
明鏡止水の平静な精神状態に導くからなのです。


237.左利きですが、ドライブのフォロースルーで右肩が下がり安定しません……

初めまして。HN:陽といいます。
毎日卓球技研読ませいただき、
毎日の更新が待ち遠しいくらいです。

卓球は中学から始めて、現在28歳なのですが、
質問というか、今、非常に伸び悩んでいます。

私は左のペンドライブなのですが、
そのメインの武器とも言えるドライブが安定しないのです。

毎日のように同じクラブの仲間と
色々検討しながら練習していますが、
皆、シェークなので微妙に打ち方が違うのか、
または私がその打ち方にあってないのか分からず困っています。

私の癖として、ドライブの時、
面をかぶせて水平に打とうとすると、
フォロースルーで右肩が下がっているようなのです。

今日も練習で友人に、
あまり右肩を下げないようアドバイスをもらいましたが、
シェークならともかくペンのグリップだと、
かぶせようとすると下がってしまうような気がして・・・

その事も踏まえて、
試合で安定したドライブを連続させるには、
どのような練習をし、
どのような事を意識したら良いかご教授いただければ幸いです。

ちなみにループドライブや、
薄く擦るドライブが苦手で、
試合になると一発で抜こうとしてしまいます。
長文、拙い説明で失礼しました。


左利きでフォロースルーで右肩が下がるということですが、
実際に見ないとなんともいえない部分もありますが、
まずお考えいただきたいのは、
右肩が下がるとなぜいけないのか、ということです。

単にフォーム的におかしい、
常識的、標準的ではないという理由であるなら
それは問題とはならないでしょう。

右肩が下がる自分のフォームのどこが問題点なのか、
まずじっくりと自己点検されることがもっとも大切です。

そのうえで左利きで右肩が下がるということは、
おそらく、あなたの打つドライブボールは、
体重が乗っていなくて
スピンかスピードのどちらかはあるにしろ、
いわゆるパワードライブのような
「重い」威力あるボールになっていない
のではないかと想像されます。

ちょっと表現としてむずかしいのですが、
右肩が下がるということは、
身体が開いていることと同じようなスイングとなって
身体というか下半身のパワーが
スイングに伝わらないのではないでしょうか。

この間、ドライブに関する質問が多く、
そのなかで何回も書いていますが、
まず、スクワットの要領で、
しゃがむときにバックスイングをとり、
伸びあがるときに、
振り上げてスイングします。

これは上下の動きで
体重移動にはならないと思われるかもしれませんが、
実はこのようなスクワットの動きに同調してドライブスイングすると、
ごくしぜんに体重移動ができるものなのです。

左利きならスイングで振り上げるとき、
下半身も下から上に伸びあがるとき、
しぜんに左から右に少しですが移動しています。

ですから、このスクワットの動きを
まず徹底的に意識して練習してください。

あと、あなたのドライブスイングで
おそらくバックスイングのとき
下げすぎているように思われます。

バックスイングを下にとりすぎると、
フォロースルーで下がるようになります。

人間の身体はそうやって、
やじろべえのようにバランスをとるものなのでしょう。

ですから、バックスイングはできるだけ高くとってください。
そうすればフォロースルーが下がることはないと考えられます。

バックスイング高ければとうぜん、
ネットにかかりやすくなりますが、
スイングスピードを速くすれば、
ボールは持ち上がるようになります。

またドライブの安定は、
やはり腰でボールを乗せるという意識が大切でしょう。

卓技研・秋場


236.サーブが効かないとき、どうやれば有利なラリーになりますか……

秋場さん、こんにちは。MLです。

今回お聞きしたいのは、
サーブが効かない相手と試合をしたときに
どうやって試合を進めていったらいいかです。

僕は自分がサーブのときに、
サービスエースで得点するのと、
サーブで相手を崩して
ラリーで得点するのが得意なのですが、
サーブが効かないと相手に先手を取られてしまって
なかなか得点することができません。

こういった場合に
どうしたら自分が有利なラリーにすることができるでしょうか?

もう一つ質問なんですが、
相手のバックハンドサーブの見極めは
どこを見ればいいんでしょうか?

眼球の動きで回転を見極めようとしても
なかなか分かりません。
こちらも合わせてアドバイスお願いします。


サービスが効かないとき、
どうすれば有利なラリーに持ち込めるか?

相手のレベルが上がるにつれ、
サービスの効きもわるくなるものです。

サービスをもったときに有利な展開に持ち込めないと、
勝ち目がかなり薄くなるので、
まずサービスの質の向上と、種類を多くもっておく
ことが必要となります。

質の向上とは、

① サービスエースがとれる

② ①がだめでも、
自分の思ったコースや高さにリターンされて、
3球目攻撃が容易になる

③ ②ほでではないものの、
比較的容易に3球目攻撃ができる

④ 相手にレシーブ攻撃されない

というサービスのレベルがありますが、
強い相手でも最低③レベルのサービスは
マスターしたいものです。

そのために、

① ショートサービス、ハーフ2バウンドサービス、ロングサービスを
試合のどんな局面でも
このコースにねらって出せること

② 同じフォームから、
2種類以上のスピンの変化と
スピード系のサービスが出せること。

できればスピード系サービスは
トップスピンとナックルがだせること

③ ちがうフォームからも
②と同等のサービス(サブ)が出せること。

わかりやすい例では、
フォアハンドサービスがメインなら、
バックハンドサービスをサブにするというような。

できれば、新しいサービスを
自分が目標とする大会に向けて
開発しておくといいでしょう。

水谷選手の全日本4連覇も、
毎年この大会のために
新しいサービスをマスターして
臨んでいることを知っておくことです。

それにサービスで基本的に重要なことは、
ハーフ2バウンドサービスのバックスピン(しかもよく切れた!)は
かならずマスターしておきたいものです。

ほんとうによく切れていれば、
そのスピンの威力で、
相手は短くリターンするのがむずかしく
台から出てしまうので、
3球目攻撃がしやすいのです。

つぎに、バックハンドサービスの見極めは
どこを見ればいいのかとありますが、
これはバックハンドサービスにかぎらず、
フォアハンドサービスであっても同じことです。

相手サーバーのラケットの動きと
飛んでくるボールを見ることしかありません。

テクニックのうまいサービスの回転を見極めるのは、
世界のトップでもそう簡単ではありません。

これはもう慣れと集中力しかないでしょう。

とはいうものの、
キャリアというか場数を踏むと、
相手のサービスのフォームでは
どんな回転かわからなくても、
飛んでくるボールの「雰囲気」で
判別することができるようになるものです。

卓技研・秋場


235.ドライブを安定させるには、どんな練習をすればいいのでしょう……

はじめましてハンドルネーム「クリーム」です。

自分は中2の中ペン裏裏です。

さっそくですが、
僕はペンの攻撃の要である
フォアドライブが安定しません。

ドライブを打つと
ネットミスやオーバーミスをすることが
しょっちゅうあります。

だから、いつも試合では三球目をミスしてしまって
試合の流れをつかめません。

頑張って練習をしているのですが
なかなか上達しません。

重心移動というのができていないからだと思うのですが、
重心移動事態あまりしっくりきません。

重心移動をするときのポイントを教えてもらえたら幸いです。
へたくそな文で申し訳ありませんがお願いします。


まず、ドライブを安定させるためには、
どうすればいいでしょうか?
そのポイントは――。

① 相手の回転に適したラケット角度、
スイング軌道をおこなう

② スイングのバランスをよくするために、
「腰」を中心にする

③ 実戦ではボールがくるコースに早く動いて、
できるだけ安定した体勢で打てるようにする

以上、ごく基本的なことですが、
これができれば確実にドライブは安定します。

そのための練習法とその心構えは――。

① 多球練習でナックルやバックスピンなど、
回転の違うボールを出してもらい
ラケット角度とスイング軌道をかえながらおこなう

② 体重移動はそのコツを覚えるのがむずかしいので、
まずスクワットの要領で
しゃがんで伸びるという下から上への移動をおこない、
なれてきたら、右利きなら右足から左足へ
移動するように意識する。

このとき、上下の動きの場合は
スイング軌道は上方向のループになる。

右左の横の移動になるにつれ
スイング軌道は水平方向になり、
スイング速度を速くする

。いずれの移動も、あくまで腰を意識して、
ボールを腰にのせるという感覚でおこなう。

③ 実戦ではどこにボールがくるか予測がつきにくいので、
バック対バックのツッツキラリーから
相手にランダムにフォアへツッツキを送ってもらい、
それを手から先ではなく、
足から先に動くイメージでフットワークして
ドライブするようにする。

また、多球練習でランダムなコースに
ツッツキ性のボールを送ってもらうのもよい。

そして慣れてくれば切る、切らないなど
回転の変化もつけてもらう。

以上です。

とくにボールの回転をよく見ることと、
最初は体重移動を意識するよりも
腰でボールを運ぶという意識でやってください。

卓技研・秋場


234.小学生に足腰を使ったドライブを指導するには……

こんにちは。
いつも楽しく読ませてもらっています。
マコトと申します。

地元の町の、気楽な、
老若男女みんなで卓球しましょうが
コンセプトの団体で月に数度、卓球をしています。

いま、そこで小学生に教える機会があるので
アドバイスを頂きたいのです。
足腰を使ったドライブの指導法についてです。

僕が今教えてる小学生の子たちは、
球出しをしてあげれば、
なんとか回転をかけて
山なりのドライブらしきものは打てるけども
完全な手打ちになっているんです。

僕が昔ドライブを教わったころは、最初は
・引っ掛ける(回転をかける)感覚を掴むための練習
・ドライブの素振り(手打ちの素振りではなく)
・マシンを使ってのドライブ練習

これらをやっていました。

僕としては、足と腰を使う動きを身につける練習として
ドライブの素振りは有効だったと思っていますが
今は素振りはしないと聞きますし
仮にドライブの素振りが有効だとしても、
週に1度の、クラブでもなんでもない団体で
「素振りをしろ」というのは抵抗があります。

そこで秋場さんに
引っ掛ける感覚を掴むための手打ち状態から
体全体を使ったドライブへ移行するための指導方法を
アドバイス頂きたいのです。

その子たちの前で実演しても
いまいちピンと来ていないようですし
足(膝)腰を使った打ち方を
なんとかうまく伝えられないでしょうか。

その子たちに悪い癖をつけさせたくないので、
お忙しいとは思いますが
よろしくお願いいたします。


小学生のドライブ指導ですが、
実行されていると思いますが
つぎの順で段階をふみます。

① まずお手本を見せる。
ロングボールとツッツキ(カット性)ボールに
トップスピンをかけることの違いを説明しながら、
最初はループのほうが分かりやすいので、
山なりのドライブでいいので
ボールを引っかけるやりかたを見せます。

② つぎに生徒にラケットを持たせ、
ドライブのスタンスをとらせます。
そこでスクワットをやらせます。
ラケットをもったまま、
しゃがみ→伸びるをやらせるのです。

③ そのとき、しゃがんで伸びるときに、
腕も伸ばしてスイングするようにします。
こすりあげる角度は45度程度。

④ この②と④を何回か素振りさせます。
この素振りのときにフォームをチェックします。
素振りといっても20~30回程度です。

⑤ ドライブをかけやすい、
若干下回転のボールを球出して、
実際にドライブをかけさせます。

この段階でできるビギナーの子はあまりいません。
とくにボールを実際に打つとなると、
どうしてもボールを相手コートに入れたいという
自我のはたらきがおきますので
手打ちになることが多いでしょう。

⑥ そこで、ボールは入れなくてもいいし、
空振りしてもいい(ドライブは接触面が少なく空振りする子が多い)から、
さっき素振りしたように、
スクワットの要領でスイングするようにいいます。
この段階でも、まだほとんどの子はできないでしょう。

⑦ つぎに誰かに球出しをしてもらい、
指導者はドライブする生徒の背後につきます。
生徒が握っているラケットを上から持ち、
生徒の膝の後ろに
指導者の膝が入るようにしてから
球を出してもらいます。

そして、膝とラケットが同時に動くように
手と膝を半ば強制的に動かすのです。
こうすると生徒に指導者の体感が残り、
腰を使うことやボールを引っかけるコツを覚えやすいのです。

以上を3回ほどやれば、
ほとんどの子はできるようになります。

上達するにつれ、
ドライブスイングを平行、
ラケット角度を前にかぶせるようにいいます。

当然最初はネットにかかることが多いはずですが、
そのときはスイングスピードが増すとネットを超えること、
それには腰を十分に活かすことが大切であるといえば
生徒は納得してくれるでしょう。

そして、現代卓球においての
ドライブの重要性をしっかりと
認識させることがまず大切です。

ドライブの練習に入る時、
このことをかならず言っておくことです。

卓技研・秋場

【実践報告メール】
こんにちは。
先日、小学生へのドライブ指導で
アドバイスをいただいたマコトと申します。
秋場さんに教えていただいた順序で
小学生の子たちにドライブを教えてきました。
30分程度の短い時間しかなかったのですが
もともと、ひっかける感覚はなんとなくつかんでいる子たちだったので、
その場でスクワット・戻すときにスイング・を教えると、
スムーズに体を使い方をわかってくれたようです。
ひざを曲げるコトを意識させると、
不思議と上体がひねられて、
いい感じに体全体のドライブに近づくんですね。
その子たちも喜んでいました。
的確なアドバイスをいただけて、感謝しております。
また質問をさせていただくことがあると思いますが
そのときはご指導よろしくお願いいたします。
ありがとうございました♪

※さっそく”A”を実践していただきありがとうございます。
よりこのコーナーを建設的なものにしたいと考えております。
つきましては、
卓技研読者のみなさんの
ご批評もたまわりたいと思いますので、
どんどん「Q&A」へのご感想もお寄せください。
卓球技術研究所・秋場


233.下回転を3球目ドライブするときミスが多いのですが……

はじめまして
ハンドルネームは「シャードン」です。
初めてなので、よろしくお願いします。

それで、質問は、
下回転のボールを3球目ドライブするときに、
すごくミスが多くどうしていいかわかりません・・・。
どうしたらいいですか?

それと、そのミスが多くなってくると
かなりやる気がなくなってきます!

だから、どのような気分で
打ったらよろしいでしょうか?
それに、どのへんをめがけて
打ったほうがよろしいでしょうか?
宜しくお願いします。


ドライブの方法については
卓技研のサイトでもう何度も書いてますから
それを読んでください。

今回は3球目ドライブのミス
についてお答えします。

3球目、下回転をドライブすると
ミスが多いとのことですが、
オーバーミスなのかネットにかけるミスなのか、
どちらが多いのかわかりませんが、
下回転のボールといっても
その回転量は微妙に違っていて、
まずどれくらいの回転なのか、
ドライブするときによく見極める必要があります。

ですから、相手がツッツキやカットをしたとき、
その相手のインパクトの瞬間や
飛んでくるボールの回転量を毎回よくみてください。

つぎにゲームで3球目となると、
じっさいに相手はどのコースに返球してくるのか
分からないことが多いものです。

練習ではドライブがよく入っていたのに
ゲームになるとミスがよく出るというのは、
サービスを出して、
次に相手がレシーブをして、
それから動いて打つということで、
状況がかわるためです。

要するに、あらかじめ決まったところに
決まった球種がくる練習ではドライブミスはすくないものの
どこのコースにくるかわからず、
またどれほどの回転量かわからない
ゲームとの状況の違いによって
ミスが出ることが多くなります。

この解決策は

① 飛んできたボールのところに
速く移動するフットワーク

② サービスのときインパクトの瞬間に相手をみて、
一刻も早く相手が打つ動作をみる
ことです。

卓技研・秋場


232.ドライブのオーバーミスが多く、また回転量がすくないのですが……

こんにちは。
卓球歴2年弱のOKSNといいます。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型です。

私は今までドライブの打ち方の
試行錯誤を繰り返して
ドライブの打法を考えてきました。

卓球研ではフィンガーテクニックなど
を使わせていただいております。

しかしカーボンラケットを使っているせいか、
ドライブのオーバーミスや
回転量の少なさが目立ってきました。

私がいつもしているフォアドライブのやり方として、
質問サイトで私が回答した
ものです・・・・
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035411485

オーバーミスの改善方法や間違っている所、
直すべき所などをご指摘いただけると幸いです。

フォアハンドドライブのスイング法として
決定的に誤っているところは別にありません。

今回はドライブにおける
オーバーミスについて展開してみます。

オーバーミスの原因としては
つぎのポイントをあげることができます。

①飛んできたボールの回転と、
自分のラケット角度、
スイング軌道が合っていない場合

②相手のボールが伸びてバウンドした場合

このなかで、
オーバーミスのほとんどの原因が
①に入ることになるでしょう。

この①の解決策としては

③相手の回転量をよく見る

④その回転量に見合った、
ラケット角度とスイング軌道をしっかりと出すこと

その訓練として、
ナックル、バックスピン、ロングボール、ドライブボールなどを
球出ししてもらい
そのボールに見合った角度と軌道を出して
何回も実際にドライブしてみるしかありません。

ドライブのオーバーミスを防ぐには
以上のようなごく基本的な考えかたで、
地道に何度もいろんな球種を打って
実感をつかむしかないでしょう。

またドライブの回転量をアップするには、
端的いえばスイングスピードを速くすることです。

そのためのもっとも基本は、
いかに足腰のパワー、
とくに太腿のパワーを腕に、
つまりスイングに乗っけるかということです。

この点をいかに練習のなかで意識するのかによって
その回転量は大きな差になってくるでしょう。

卓技研・秋場

231.水平打法に興味がありますが、イメージできません……

こんにちは
僕はKKKといいます。
いつも参考にさせていただいてます。
毎日、更新を楽しみにしています。

今回、水平打法についての
質問がありましてメール致しました。

水平打法について
過去の質問等を参考にイメージしてみたのですが、
うまくイメージできないのです。

どのようにすればよいかは書いてあるのですが、
イメージができないのです。

そこで、自分なりにイメージしてみた結果、
馬龍選手の打法が
水平打法なのではないかと思ったのですが、
馬龍選手の打ち方は水平打法でしょうか?

あと、もし、できるのであれば
水平打法についての動画を撮って、
公開していただきたいです。

本当に水平打法に興味があって
打ちたい打ちたいと思っているのですが、
参考にできるものがなくてよくわからない状況なのです。

どうか、よろしくお願いします。

まず馬龍選手は「水平打法」かどうかですが、
卓技研レベルの水平打法ではありません。

卓技研の水平打法はもっとレベルスイングです。

しかし「水平な打法」である
ことはまちがいありません。

この傾向は馬龍だけではなく、
もう世界中で水平なスイングになってきています。

なぜかというと、
できるだけロングボールを速くしようとすれば
水平になるからです。

いわば水平打法というのは、
まったく合理的で必然的な打法なのです。

とくにスピードグルーが禁止となったいま、
レベルスイングに向かうのは
当然の帰結といえるでしょう。

卓技研が推奨する水平打法をマスターすれば
それまでのロング打法のスピードが極端に速くなります。

残念ながらいま水平打法の動画はありません。
しかし検討中なのでもうしばらくお待ちください。

卓技研・秋場

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