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卓球A211~220

220.日本男子は中国に勝てるのか……

こんにちは、秋場さん。
以前水谷選手の件で返答をしていただいた坂田正臣です。
以前の用具の力の件など短い間立て続けに送ってしまったのに関わらず、ご丁寧なお返事ありがとうございました。
それと一つお礼をいいたい事があります。
水谷選手の件サイトにご掲載していだきありがとうございました。
卓技研を見ている多くの方が理解していただければ水谷選手や彼のファンも喜ぶと思います。
僕自身も現代卓球の世界基準を日々研究している毎日です。

今回は質問という事もあるのですが、まさにプロツアーラッシュのごとく立て続けに試合がありました。
今回試合を見た僕なりの意見や感想をこの機に送らせていただきたいと思い、メールを送りました。よろしくお願いします。

本題に入りたいのですが。
秋場さんは以前サイトで「彼らは世界で一番輝くメダルを手にいれるかもしれない」という話をしていました。
実際今回ワールドカップ、イングランドオープン。
ジュニアサーキット、男子の復活を僕は見たような気がしました。
一つの理由として「中国選手がワンサイドで彼らに勝てなくなった」というのが一番の理由だと思います。

今回岸川、がイングランドオープンでベスト4、吉田が馬林にセットオール、水谷が馬龍に逆転負け、ダブルスも決勝で後一歩でした。

今回の試合を見ていて彼らは中国の対抗馬に上げられても不思議ではありません。
おそらく中国選手も以前のように余裕がなくなっているんではないかと思います。
ワールドカップでも水谷君は勝率で敗れたもののベスト8までなら本来いけたはずでした。
ヨーロッパ選手権で優勝し波に乗っているメイス選手に負けたもののどこか手の内を残しているかのような負け方でした。
その後のイングランドオープンでも馬龍選手にあと一本と迫る戦いでした。

吉田選手も馬林選手にあと一本と、実際ドライブでも力負けしていませんでした。
むしろ吉田選手の方がキレがあったくらいです。

松平選手が活躍できなかったのは残念ですが、彼も持ち直して来ると僕は思います。
テレビ東京で松平選手のプレーが放送されていましたが、バックハンドドライブの精度が以前より格段にあがっていました。
これが何よりの証拠です。

今回試合ラッシュという事もあるのですが秋場さんの目にはどう写ったのでしょうか?
もうすぐアジア選手権が始まります。
日本男子はやってくれるのではないか?と期待している方も多いはずです。

僕は今回試合を見ていて思ったのはこの新星日本男子はいずれ中国と王座をかけ戦う日がく来ると言う事、もうその日が近いのではないかと彼らの戦いぶりを見て感じ取れました。

実際秋場さんの目から見てどう見えたでしょうか?
秋場さんは以前から男子の事を多く取り上げ打倒中国も彼らがいずれ・・・というお話をされていたのでうれしい限りではないかと思います。

今回本当に成長が感じ取れたのが水谷選手です。
水谷選手は以前台上の少し甘いボールはストップか柔らかくフリックなどで対応していました。
しかしここ最近ではパワーフリックや台上でのパワードライブ、中陣から力強くバックハンドドライブで盛り返すなど「以前できなかった事」を試合で相手のコートにぶつけていました。
フォアドライブもあきらかにパワーがついていました。
水谷選手が以前のプレースタイルから完全に脱皮をしてきた事は間違いないと思います。
水谷選手は「球を持つ事」「間を取る」ができる稀有な選手だと僕は感じています。
その特徴はドライブ、ブロック、ストップの柔らかなボールタッチに表れています。
彼が世界のトップクラスにいる事は間違いないでしょう。
水谷選手の事を中心的に書きましたがやはり水谷選手が打倒中国の鍵を握る選手です。

それと後一人松平健太選手のバックハンドにも驚きました。
以前秋場さんは松平選手のぶち抜きバックハンドドライブは世界で見ても彼だけのオンリーワンテクニックと評していました。
彼のバックハンドテクニックが世界でもトップクラスという事は間違いないですね。
松平選手のバックハンドの特徴として水平にスイングしている事が他の選手とは違います。
水谷選手やヨーロッパ選手はいわゆる下から持ち上げるようなスイングですが松平選手は下に溜め込んでスイングという事ななめ横方向から水平方向に一気に振りぬいています。
スイングも下半身の溜めもコンパクトで無駄がありません。
彼は中国人のコーチに指導を受けていますがおそらくこの中国のコーチは優れたコーチなのでしょう、日本の選手にたりない物を彼は持っています。
それともう一つ松平選手はさらに打球点が高くフォアハンドも力強くなりました。
彼はツッツキに対してのフォアドライブも打点を落としません。
彼にフィジカルがついてくれば世界でも恐ろしい存在になるでしょう。

それともう一人吉田選手の技術的な事はあえて書きません。
吉田選手の最大の今の目標は全日本だと僕は思うからです。
今年の吉田選手はおそらく今まで一番全日本の選手にとっては手ごわい選手になると僕は感じています。
吉田選手の技術的な面を書かないといったのは、吉田選手は技術でなくスポーツは「ハングリー精神」と教えてくれたからです。
今年吉田選手は実業団が廃部になり丸裸の状態になりました。実際に吉田選手は無職になってしまい今回相当辛い経験をしたと思います。
実際全日本選手権、事情を僕は知っていたのですが、試合を見ていてもどこかぎこちない感じでした。
横浜選手権吉田選手はベスト8に入って記録を出したんではなく僕は吉田選手はこの辛い経験をバネにし「乗り越えた」んだと思います。こういう時。スポーツ選手は神がかり的な力を発揮するものです。今回吉田選手が青森山田の後輩達にどんなプレーを見せるか楽しみです。

岸川選手も見逃せません。今回自己最高位のベスト4にイングランドオープンで成績を残しました。
岸川選手の技術的な向上はもとより彼がシングルスで成績をだしたのは大きなことです、しかも陳紀選手を破りボルに勝利しました。
これは日本にとって大きなことです。
この二人の選手は日本の選手が苦手としている選手だからです。彼の成長はダブルスを組んでいる水谷選手にとっても喜ばしい事なのではないかと思います。
日頃二人はよく練習をするとの事ですから、競争力というのはやはり大事です。本当にこれからの日本男子からは目が離せません。
今回書きたいことだらけで申し訳ないのですが、もう一つジュニアサーキットの話題になるのですが、上田選手が優勝、丹羽選手が惜しくも準優勝という事でこちらも日本にとっては明るいニュースになりました。

丹羽選手を見ていると中国選手を見ているようなカウンタープレーを見せてくれます。
彼のカウンタープレーで特筆なのは馬林などや孔令輝なども使用する技なのですが、頭の頭上を通過するようなフォロースルーのカウンターが打てるという事。
後彼は切り替えしのフォアハンド、バックハンドの打点が非常に高い事です。
相手の中国選手も下がらされていました。
ただ残念な事に彼自身も先輩である水谷選手のように自ら進んで下がってしまい後手後手になってしまっているような気がしました。
実際あの試合下がらず彼本来の打球点の高いプレーで攻めていけば楽に勝てたはずです。
彼は松平選手、水谷選手のような天才肌の選手ではないように見えます。
宮崎監督は天才肌の選手、数十年に一度の逸材と評していましたが、彼はまた「何か違った形の卓球」に思えます。
彼の性格上のものでしょうか?
松平、水谷の両選手はまだ以前の誰々を意識しているとかそういった物が見え隠れしますが,丹羽の卓球新しい卓球というより彼だけの卓球そんな感じに見受けられます。
実際彼の本当の真価、潜在能力を見るのは先の事なのかなと僕は思います。
だからあえてあまり技術的な事は書きませんでした。彼がこれからのキーマンであることは間違いありません。それと今回最後になりますが上田選手の事です。最近だの話題は松平兄弟、水谷、岸川、吉田、丹羽などこういったピックアッププレイヤーしかあげられることがありません。
実際雑誌でも彼についてあまり触れる事はありません。
僕はなぜ彼の事わ最後に書いたのかとゆうと日本で一番魅力のある選手だと感じているからです。
上田選手はオードソックスな両ハンドドライブ型の選手ですが、フォームが孔令輝選手を思わせるような美しいフォームで堅実かつ、彼の真摯なプレーには僕は目を打たれました。
彼は丹羽や松平に隠れがちですが彼をもっと日本は評価するべきだと思います。
彼に足りないものはおそらくパワーでしょう。
彼のプレーに力強さがついてくればおそらく松平、水谷に匹敵する強さになるはずです。
上田選手はバックハンドが得意と書いたありましたが、実際線が細く球に力づよさがありません。
彼は他の選手の比べてもしっかりと腰のはいったフォアハンドドライブを打ちます。
だからこそ僕は魅力を感じています。
あれだけ基本打法がしっかりしている選手はなかなかいません。
今回僕が秋場さんにメールを送ったもう一つの理由は全日本が近づき、全日本の予想の参考になればと思ったからです。
おそらく一月から始まる全日本は最高レベルの戦いになるんじゃないでしょうか。
秋場さんの目にはどう見えているのでしょうか?
本当に全日本楽しみですね。
以上長々と申し訳ありませんでした。

日本男子ですが、
坂田さんの述べておられることに
おおむね賛成です。

これは卓技研の
「全日本予想や観戦記」でも書きましたとおり、
日本男子は
中国に勝てる可能性があると思っております。

宮崎監督もモスクワ世界選手権のメンバー選考で
「中国に勝ちにくメンバーを選んだ」
という発言をしていますが、
私もこの意見に異論はありません。
それで今回は丹羽を外して張を入れたのでしょう。

ただ、中国に勝つといっても、
その可能性はかなり低く、
まったくゼロだった過去にくらべて、
ひょっとしたら勝てるかも、という程度ですが。

テクニック的には中国とそれほど差はないのですが、
日本の男子はまだ若く身体ができていません。

中国のトップクラスのフィジカルは
日本男子とはもうかなりはっきりと違います。

最近水谷のフィジカルは向上をみせていますが、
あとのメンバー、
とくに松平健太はあきらかにパワー不足、
スタミナ不足です。

それと試合調整の練習ではなく、
もっともっとボールを打ち込む必要があります。

フィジカルトレーニング、
有酸素運動に匹敵するような
多球練習や連続スマッシュ、
フットワーク練習などを
積んでほしいと思います。

そして、本当の中国との決選は
二年半後のロンドン五輪でしょう。

日本男子にパワーが涵養されれば
中国とほんとうにガチンコ勝負ができるでしょう。

卓技研・秋場



219.どうしても強くなってレギュラーになりたい……

こんにちは。
今回2度目の質問となりますゆっこーです。

僕は今中2で、
残りの部活期間が半年を切ってしまいました。
でも僕はいまだにレギュラーになれず困っています。

レギュラーの定員は8人で、
僕は部活の中で9番目です。
なので部内リーグの入れ替え戦でも
最初に2セットとったのに3セットとられてしまい
負けたことなどがあります。

その時は僕のメンタル面が弱くて負けてしまったのですが、
最近では技術的にも負けていると感じることがあります。

僕の学校の先輩たちは
去年全国大会で上位の成績を収めたのですが、
今年は先輩たちのように強い人は1人しかいません。

僕は朝部と午後部と町のクラブチームで
1日合計4時間ぐらい練習しています。
レギュラーのほとんどもクラブチームに入っていて、
練習時間は同じなのですが、
なかなか自分だけ上達せず、
最近「おれって弱いなぁ」と感じてしまいます。
ですが、最後の群大会ぐらいはレギュラーとして出たいです。

なので1カ月や2カ月で
効率よく全体的なプレイがうまくなる練習方法はないでしょうか?
欲張りな質問ですいません。

はっきり言って自分でもどこを直せばいいかわからないし、
つきっきりでアドバイスしてくれるコーチもいません。

なので、具体的にどこを良くすればいいかもわかりません。

ちなみに裏裏のドライブマンで前・中陣です。
ラケットはメイス-STにテナジー05と64を使っています。

どうしてもレギュラーになりたいです。
回答よろしくお願いします。
長文失礼しました。

強くなりたい。
レギュラーになりたい。
その気持ちはよくわかります。

でも、これは誰だって同じ気持ちです。
みんなと同じようにやっていては、
おそらく、ましてあと一カ月や二カ月で
彼らを追い抜くことはできないでしょう。

ちょうど時期がぴったりというか
いま卓技研のウェブサイトで
「5%飛躍論」を連載中ですから、
これをじっくりと読んでみてください。
まるであなたのために書いたような内容です。

短期間で達成できるかどうか、
レギュラーを勝ち取るために
ここはひとつチャレンジしてみよう。

① 得意サービスをマスターする

② そのサービスからの3球目攻撃を磨く

③ ロングラリーのフォアハンドとバックハンドの
切り替え練習を徹底的にやる

以上この三つがテーマです。

① のサービスは
今まで持っているサービスを
「5%アップ」してもいいし、
新しいサービスを開発するのも、もちろんオッケーです。

とにかく、一種類でいいから、
「抜群に切れている変化サービス」とか
「ものすごい速いスピード系サービス」をマスターし、
それをショートサービスとして使うなら
ツーバウンドになるように、
ロングサービスなら
エンドラインぎりぎりにはいるような深く入れること。

② バックスピンサービスならドライブ、
スピード系ならドライブや強打など
サービス&3球目攻撃のシステム練習を徹底的にやる。

ゲーム中に仮に
このサービス&3球目攻撃のパターンが
2本から3本決まるとすると、
そのゲームを取る確率はかなり高くなります。

③ この練習は30分以上、
できれば1時間はやってほしいものです。
このときできるだけていねいに打つように心がけ、
凡ミスは絶対にしないように決意して集中してやります。

そして可能なかぎり眼球、
つまり目玉を動かしてボールを見るようにしてください。

また、手で打つのではなく、
腰からスイングの始動をおこない、
フォームのバランスがくずれないように注意してください。

あと練習ゲームでは、
サービスのときはかならず2点とるようにして、
レシーブのときは絶対に1本はとるようにし、
あなたの10-6でゲーム(セット)ポイントになることを意識して
ゲームに入ってください。

以上、健闘を祈ります。

卓技研・秋場


218.切れ味のよい下回転サービスの方法、また中陣でのバックハンドドライブの手首と肘の使い方について……

こんにちは。
卓球歴2年弱のOKSNといいます。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型です。

今回は質問が2つあります。

○トップ選手のサーブはとても回転がかかっていますが、
どうしたらあんなに変化が大きい回転を
生み出すことができるのでしょう?

スイングスピード、ラバーが関係しているのでしょうか?
それとも角度でしょうか?

どうすれば切れ味の良い
下回転サーブがマスターできますか?

○私は以前バックドライブは
手首だけを使うスイングでしたが、
中陣ドライブでは威力が出ないため、
一般的な肘が支点のバックドライブに変えました。

しかしラリーが何往復も続くと昔の名残りのせいか、
手首を使いすぎて
手首を曲げたままの状態でインパクトしてしまい、
ネットミスとなる場合があります。

私は今まで色々な選手の真似をしてきましたが、
どれもしっくりきません。

呉尚垠や馬龍を目標としています。
どのようなスイングがいいのでしょうか?
手首、肘などの使い方を教えてください。

まず、サービスの回転、
とくに下回転の切れ味をよくするどうするのかという
おたずねですかが、
これはあなたが指摘されているように
スイングスピードも、ラバーも関係しています。

そしてそれ以外に

①ボールとラバーの接触時間の長さ

②ラケット面にボールが当たる位置

③手首の使い方

④下半身の使い方

なども関係しています。

①は下回転ならできるだけラケット面を上に開く

②は下回転の場合は、
ラケット面の左上部
(『卓球パーフェクトマスター』に図入りで詳細に解説)に当てる
また、ボールの底を切るようにすることも大切

③ボールの底から背面をすくいあげるように、
手首を柔軟に使う

④太腿の筋肉のパワーを
いかにインパクトでラケットにつたえられるのかがポイント。
そのときの右足から左足、
あるいは左足から右足(人によって異なる)の
体重移動がスイングスピードに
大きな影響をあたえる。

以上、この①から②を徹底的に練習してください。
かならず、よく切れた下回転が出せるようになります。

つぎに中陣のバックハンドドライブにおける
手首と肘の使い方です。

もう中陣というか
ロングボールは手首は使わないと
決めた方がいいでしょう。

手首を使うことはラケット面を開くことになるので、
ロングボールの威力、
あるいは伸びるボールや
深いボールにたいして当たり負けするので、
ネットミスやまたオーバーミスの原因となります。

だから、ロングボールにたいしては
バックハンドドライブで応戦するには、
肘をスイングの軸にします。

このときバックスイングはほとんどとらず、
面も外に開かないように注意して、
フォロースルーでパワーをつかむようにします。

また、ドライブということで
ボールをこすりあげるというよりも、
面を前にかぶせることでしぜんにトップスピンになるという
イメージでスイングしたほうがスムーズにいくはずです。

そして慣れてくれば、
スイングの軌道を次第に大きくします。

たとえばいままで、
おへそあたりで打球していたのを
右利きなら左の位置で打球するのです。

こうするとスイング軌道が大きくなり、
松平健太のような
パワーのあるバクハンド強打を打つこともできるようになります。

さらに台から下がれば下がるほど、
前へボールを飛ばすパワーが要求されるので、
スイング軌道を大きくすることが必要となるのです。

このときは肘のほかに、
肩をスイングの第二の軸として使うことも考慮しなければなりません。

卓技研・秋場


217.朱世赫のような「えげつない飛行曲線」のフォアカットをするには……

こんにちは。
何度か質問させていただいている、双葉といいます。
今回はカット、
特にテンション系ラバーを用いたときの
フォアカットについて聞きたいことがあります。

自分は高校生で、
先日OBの手引きで
大学の練習に参加する機会がありました。
(当時はフォア面に粘着系ラバー、
バック面に粒高を使っていました。)

そこでの練習では
カットを重点的に練習したのですが、
バックカットは猛烈に切れている
(これは粒高+相手のドライブのパワーの影響もありますが…)
と言われ、
実際に交代で練習した大学生で、
最初のうちはネットにかけてしまう、
あるいは持ち上げるのに一苦労
といった様子の人が結構いました。

オーバーしたり、わざと見送ってみたボールも、
バウンドして自分の後ろまで戻ってくるということから、
なかなか切れているのだと思います。

自分のバックカットは
朱世赫選手のそれをお手本としていて、
とにかく体重を乗せスイングを鋭く素早く、
インパクトを意識した打ち方を心がけているのですが、
問題はフォアカットです。

カット打ちのとき、バックハンドとは打って変わって、
皆涼しい顔をして
ひょいひょい打ち返してくるではありませんか。

オーバーしたボールもほとんど戻って来ず、
ボールの飛び方をみても、
どうも切れている(切っている)雰囲気ではなく、
とりあえず台の中に納めるのに
精一杯ですといった感じでした。

最近、(生意気にも)フォア面をテンション系ラバーに変え、
攻撃力は上がり、
もともと朱選手が大好きだったので、
フォアは彼のようにドライブを多めに使えばいいかな、
と考えていたのですが、
最近の彼の試合動画を見たところ、
フォアのカットの割合をかなり多くしているようでした。

それらの試合で、彼が繰り出していたフォアカットの描く、
“えげつない飛行曲線(本当にえげつないとしか言えない)”
にすっかり魅了されてしまいました。

いままで、自分の中で
彼の代名詞はブツ切れバックカットであり、
すくう感じだったフォアカットは
それほど得意ではないように思っていたので、
本当にびっくりしました。

フォアカットといえば
北朝鮮のリグンサン選手が一番だと思っているのですが、
朱選手はフォームは違えど、
彼のボールの雰囲気に似たものを感じました。

あんなえげつないフォアカットを、
最近のテンション系ラバーで放つ朱選手は
天才的なボールタッチの持ち主なのでしょうか?

それともあの飛行曲線は
訓練によって修得できるものなのでしょうか?

そうであるならば方法をご教唆ください。
切れたカットは本当に美しいです。
もはや芸術です。
鳥肌が立つほどに…。

朱世赫のような「えげつない飛行曲線」に
魅了されましたか。

これは技術論というより、
もうあなたのカットマンとしての「美学」の領域
といったほうが近いかもしれません。

当方には何をさして
「えげつない飛行曲線」か諒解できないのですが、
これを朱の天才的なボールタッチととらえるよりも
やはり訓練によって修得できると考えたほうが
これからの自分に希望がもてるのではないでしょうか。

今回は美学は措いて、
いかにテンション系ラバーで、
よく切れるカットができるのかについて展開してみます。

その前に、
ではなぜ粒高がよく切れるかを考えたいのですが、
ごく端的にこのラバーの特徴を挙げれば、
それはボールとラバーとの
接触時間が長いことにあります。

しかもそれは
相手ボールの回転量に比例します。

つまり、相手のドライブボールの回転量があればあるほど、
粒高でカットすれば、
それだけ長くラバーと接触する時間が長くなり、
結果的にそのドライブ回転量に応じた
カットのバックスピンとなるわけです。

要するに、切れたカットをするには、
いかに長く
ボールとラバーの接触時間を長く保てるのか、
という点に集約されるのです。

そういった意味で、あなたが指摘された
朱の「すくう」フォアカットは
長い接触時間を保つという点において
理にかなっていたのではないでしょうか。

当方ではすくうカットは
けっしてわるいものではないと考えます。

いやむしろ、
このすくうフォームを磨がいてはどうでしょうか。

フォアカットのバックスイングで
ラケット面を真上に開いて、
飛んできたボールの底をねらい、
インパクトの瞬間にくるっと
ボールの背面をすくいあげるのです。

ボールを底から包み込むイメージです。

このとき、グリップはぐらぐらにもち、
手首を柔軟に使うことがコツです。

この方法が、
理論的にはいちばん切れるのではないでしょうか。

とくにテンション系には適しているはずです。

また蛇足かもしれませんが、
バックぶつぎりカット、
フォアドライブのスタイルは
依然有効です。

ただ、フォアドライブはクロスだけではなく、
ストレートコースにも打てることが必要でしょう。

さらにストレートコースに強打ができれば
相手はかなり嫌がります。

そしてさらに、
粒高面と裏ラバー面を
反転させることをマスターできれば
攻守両面の幅が数倍ひろがります。

ぜひ、チャレンジしてください。

卓技研・秋場


216.試合で緊張しない方法を教えてください……

こんにちはTTTです。

自分は今、高二で今年の六月の
インターハイ予選の団体で引退になります。

卓球は中一で始め、
卓球というスポーツが大好きで、
厳しい練習もたくさんしてきました。

その結果、全くセンスの無い自分が
先輩達が抜けた後、
レギュラーになることができました。

団体戦に出ると
大体は3番目のダブルスと
5番目のシングルスに起用されます。

ただ、精神的にあまり強くなく、
勝敗のかかった最後のシングルスで回ってくると、
なかなか自分の力を発揮することができません…

もともと、とても緊張するタイプだし、
エンジンがかかるのがとても遅いです。

たくさん準備運動をしたり、
得点時に吠えたりして、
なんとか自分のプレーをしようと思っても
なかなかうまくいきません。

これまで、自分のせいで負けた試合も
たくさんあります。
悔しくて泣いたこともあります。

それでも、ずっとダブルスとシングルスで
二回も出してくれている監督を
引退するまでに喜ばせたいです。

精神力を強くする方法、
試合でなるべく
緊張しないようにする方法を教えてください。

「精神力を強くする方法、
試合で緊張しないようにする方法を
教えてください」
とありますが、
卓技研の「集中論」を
最初から全部一度、
読んでみてください。
もう以上のことに関するメソッドが
たくさん載っているはずですから。

それに何度も言いますが
「精神的に強い人」なんてそうはいません。

とくに高校生以下の年齢では
メンタルの強い選手なんてほとんどいないでしょう。。

みんな試合では、
それなりに緊張しビビっています。
いかにも精神力が強そうな選手でも、
絶対にそうです。

また青年や成人にしても同じようなもので、
つい最近の全日本だって、
みんな緊張していました。

岸川、吉田、それに精神力がいちばん強そうな
水谷だって緊張するし、
「おれは精神力が強い」なんて
本気で思ってるプレーヤーなんてまずいないでしょう。

それに、試合で緊張しないなんて
つまらなくないですか?

あの緊張感は、ふだんの練習では、
絶対に味わえないでしょう。

ですから、試合で緊張している自分を
「お、緊張してるな」
と自分を客観的にみて、
そんな自分をいとおしく思えばいいんです。

団体の五番のラストなんて
緊張しないほうがどうかしてます。

対戦相手も同じように、
もう絶対に緊張しています。

この緊張感を
思いっきり味わってみてはどうでしょうか。
自分で自分を緊張しないようにするのではなく、
自分で自分を緊張するようにもっていくのです。
そうだそうだ、いいぞいいぞ、もっともっと緊張しろって。

これは冗談でもバカにしているのでもありません。
じつはこういうように意識することは
心理療法の核心なのです。

で、ほんとうに自分で緊張しろと思えたとき、
あら不思議、
あの緊張感はどこかへ消えてしまうのです。
これが緊張感の正体です。

以下は試合で即効のメンタルメソッドです。

①プレー前にゆっくりと腹式呼吸をする

②ボールを眼球でとらえる

③手からではなく、足から先に動くようにする

④相手が打つ瞬間に「イチ」、
台にボールがバウンドする瞬間「ニ」
自分が打つ瞬間「サン」
と心で数える。(「ニ」は省いてもよい)

それから、試合前のあいさつは
心をこめて、
ゆっくりとていねいに
相手をよく見ながらやります。

これができると精神的にかなり
優位に立てます。

卓技研・秋場


215.フォアハンドのフォームを安定させるための指導法とは……

こんにちは、ボルボルと言います。
以前の質問の回答有り難う御座いました。

中学生に指導をしているのですが、
フォームが安定しない者が多く
安定させるこつなどあれば教えて欲しいです。
(パーフェクトマスターに基づき指導しています)

特にフォアハンドになるのですが
やはり動作の要素が多いだけに
変な癖が付いてしまいます。

よくある具体的な所

①バックスイングで面が下方向になりボールを擦ってしまう

②バックスイングで面が開き円のラケット起動になる

③ドライブを打つ時腰が折れて下半身の力がボールに伝わらない

④回転軸が1軸で足も回転してしまい身体を捻れない
など多々あります。

宜しくお願い致します。

フォームを安定させる方法です。

①多球練習で強打をやらせてみます。

フォームに問題があると
強打が入らない、
パワーがない、
決めたコースに打てないことになり、
それを経験させることで、
本人がフォームが安定していないことを
自覚する契機になります。
意外と子どもたちは
自分のフォームが悪いと
思ってない場合が多いのです。

すこし卓球をはじめると、
なんとかラリーをつづけることができて、
そうなると自分のフォームに問題があるとは
なかなか思えないものです。

ですからまず「自覚」させることが大切です。

②フォアハンドロングの100本ラリーを
やらせてみます。

これも同様で、フォームに問題があれば
絶対に100程度でもつづきません。

③ミスしてもいいから、
スイングどおりに振り切るように打たせます。

素振りの段階ではいいフォームでも、
いざボールがくると途端にフォームが
崩れることがあります。

これはボールを相手コートに入れようとする
自我のはたらきで、
手で操作しようとするからです。
ですから、手で入れようとしないで、
腰でリードして、
ミスしてもいいから
フィニッシュまで振り切るように言います。

よくある具体的な所

①バックスイングで面が下方向になりボールを擦ってしまう
②バックスイングで面が開き円のラケット起動になる
③ドライブを打つ時腰が折れて下半身の力がボールに伝わらない
④回転軸が1軸で足も回転してしまい身体を捻れない
など多々あります。

以上の件ですが、
①は少々こすってもオッケーとしましょう。
一般的には
こするように指導するケースが多いですので、
生徒が混乱するかもしれません。

それにすこしこすったほうが
ボールをコントロールしやすいので、
最初はおおめにみて、
そのうち慣れてきたとき、
ラケット面を立てて
水平に振りぬく「水平スイング」を
教示してもいいでしょう。

②バックスイングのとき、
肘から後ろへ引っ張るように
引くように指導してください。

ラケット面が外に開くと、
強いボールや速いボール、
深いボールに対して
オーバーミスが出やすくなることを
まず生徒に理解させることが大切です。

オーバーミスのほとんどが、
ラケットが下から出ている、
それに外を向くことです。

③これは一度スクワットをやらせて、
しゃがんで伸びあがるときに
ラケットを振り上げるように言います。

このように、
ごく単純に覚え込ませることから
はじめたほうがいいかもしれません。

④これはこれでこういう打ち方もあるので、
絶対的に否定はできませんが、
こういう打ち方も必要だということ
で、つぎのように指導してください。

右利きならフォアハンドで
左肩と左膝でボールを見るように意識して、
右肩を前に出さないように打つようにと。

卓技研・秋場


214.回り込みドライブの得点力をあげたい……

こんにちは、naoと申します。
いつも拝見させていただいております。
早速質問させてください。

私の戦型は昔ながらのペンドラです。

大きく回ってボールを良く引きつけ、
ドライブを強打するというのが
得意パターンではあるのですが、
打点が遅めのためか、
コースを読まれると簡単にブロックされ、
フォアに回されて後が苦しい展開となりがちです。

打点が遅いから
もっと高くしてはどうかとアドバイスを受け、
打点を高くすべく
練習はしているものの、
打点を高くしようと思うばかり
体が前につっこんで手打ちになったり、
うまくミートできずにミスがでたり、
前よりもボールにスピードがなくなってしまったりと、
思うように成果がでません。

年齢的にもそろそろ衰えを感じ始めてきたころなので
(40代になりました)、もっと肉体的に強化して
早く動くなどの方向をとることが難しくなってきました・・・。

チャンスボールと思って
せっかく回り込んで強打しても、
なかなか得点につながる強打が
できなくて苦しく思っております。

打点を高くして威力を高めたり、
もしくは逆モーションなどを取り入れた
相手にコースを読みづらくさせたりするための
効果的なテクニックや
練習方法があればご指導ください。

よろしくお願いいたします。

書いておられるように、
確かに打球点を落とすと
相手はその分、時間的な余裕ができて
カウンターしやすくなります。

かといって、打球点を高くするのは
フットワークの俊敏性が必要で、
そう簡単にできるものではありません。

今回は解決策を二つ提案してみます。

①打球点を落としてドライブするケース

●打球点を落としてもいいので、
いつもより相手コートエンドラインに深く入れる。
ご存知のように、
深いドライブボールを返球する場合、
ストレートコースに打つのは難しく、
クロスコースが多いので、
相手のリターンコースが読みやすくなる。

●相手のバックサイドを切る。
これも上記の理由と同じ。

●ドライブにシュートドライブや
カーブドライブなど変化をつける。
ドライブするボールの右側面や
左側面をこするようにすれば、
比較的簡単に変化ドライブを打つことができる。

●ドライブの種類をループやスピードなど、
スピンとスピードの変化をつける。

●たまにドライブではなく「強打」を打つ。
打球点を落としても、
打球したボールの放物線を利用した
「半強打」といった強さ。

②フォアハンドで回り込むだけではなく、
ここは年齢のことも考慮に入れ、
バックハンド攻撃をマスターする

●ペンの表面を使ってのドライブもできる。
ペンの裏面ドライブや
シェークのようなバックハンドドライブのように
回転はかからないが、
ボールをこするようにして振り上げれば、
少々の下回転ボールも持ち上がり
相手コートですこしは伸びるボールとなる。
これで決めるのではなく、
次のボールで仕留めるようにする。

●バックハンドなら
打球点を落とさずに打つことができるので
たまにはバックハンド強打を打つ。

私も経験がありますが、
だいたい人間の身体能力と運動神経は
38歳くらいから目立って落ちるようです。

プロ野球のスター選手も
おおよそこれくらいの年齢から成績が低下したり、
また引退することが多いようです。

あと、ゆっくりでいいですから、
30分程度のジョギングを週に3,4日すると
3か月もすれば見違えるように
フットワークがよくなります。

無理をしないで、
ほんとにゆっくりでいいんです。
周囲の景色を見物しながら
のんびりとやってみられてはいかがでしょう。

卓技研・秋場


213.左利き選手の攻略法をアドバイスしてください……

こんにちは。やどかりちゃんです。
はじめてメールを書きます。

わたしはレデイースで卓球暦16年です。
週1回やっとの練習で
仕事と両立しがんばっています。

左利き選手との対戦が苦てです。
右利きだとサーブもきくのですが
左利きは逆になるので
なかなかかつことができません。

左利き選手の攻略法を
アドバイスいただけたらと思います。

左利き選手の攻略法ですが、
まず対右利き選手との違いを挙げておきましょう。

① おたがいにバック対バックの
ストレートコースのラリーが多くなる

② おたがいにフォアサイドへのボールが
クロス方向に遠くへ
広角的に離れていくボールとなる

③ 左利きのドライブは
右利きとは反対の方向に曲がるボールが多い

という点に焦点を絞ることができます。
ですから、
まず①から③までの対策を
しっかりととることです。

まず①は、
実際にストレートへ打つ
バックハンドを練習することです。

通常、右利きはストレートへの
バックハンド(ハーフボレー、ペンならショート、ツッツキなど)
練習はあまりしないものですが、
これを意識的に取りいれて練習してください。

逆に左利きは、ストレートコースへの
これらのバックハンド系技術を
ふだんの練習で取りいれてますから、
それだけ左は有利ということになります。

次に②ですが、遠くへ逃げていくボールなので、
お互いにフォアサイドへ深く入れられることを用心します。

つまりいかに相手に、フォアサイドを意識させ、
また有効にフォアサイドを突くかということです。

不用意にフォアサイドを突くと、
相手のフォアハンド攻撃を受けますが、
対左利き対策は
この「フォアサイドを意識させ、有効に突く」ことが
いちばんのポイントとなります。

このとき二通りのコースに関する戦術が考えられます。

① 左利き相手のフォア前、バック深く

② 左利き相手のフォア深く、バックに短く

この①か②に絞って、コース取りを選択すればいいでしょう。

たとえば①なら、
相手のフォア前に短いサービスを出して、
相手が短くストップしてきたら、
相手のバックサイドに深いツッツキを入れる。

もうこれができるだけで、
かなり有利な展開が実現できることは
ご理解いただけると思います。

その相手バックサイドに深く入ったボールを
相手はツッツキで返球することが多く、
その相手のツッツキは長いリターンとなることが予想され、
それを待ち伏せて攻撃につなぐことができます。

あるいは②なら
相手のバックサイドにサービスやレシーブをして
バック対バックのラリー展開にもっていき、
機をみて、相手フォアサイド深く突くということです。

この①か②のどちらのコース取りを選択するのかといえば、
ご自分の得意不得意もありますが、
相手左利きの得意不得意を考慮すればいいと思います。

相手がバックハンド系がうまいのなら①を
苦手なら②を選択するとうまくいくケースが多いでしょう。

最後に③ですが、
これはもうボールをよく見て打つことを
心がけるしかありません。

相手のドライブを受けてみて、
ラケットの先端、あるいは手に当たるなら、
相手ボールがバウンドしてから
左右どちらかに変化していることが多く、
そのことに自分が気づかずにやっているためです。

それと左だからと苦手意識をもたないで、
逆にいつもの右利きとはちがって面白そう、
というような気持ちになってやると、
ほんとうに楽しくなって、
いつのまにか「左利きキラー」になっているものです。

卓技研・秋場

212.下回転のボールをテンション系ラバーで水平ドライブするとミスが多くなります……

TTTといいます。
3回目になります。

水平ドライブのコツを掴み、
最近は使いこなせるようにりました。
ただ、対下回転の時の打ち方が
よくわからないので教えていただきたいです。

あと、テンションラバーを使っているのですが、
ラバーを変えたばかりの時はいいんですが、
1週間くらいすると
やはり引っ掛かりが悪くなってきて
ドライブにミスが増えてしまいます…

粘着ラバーの方が
水平ドライブはやりやすいのでしようか?

下回転のボールを水平ドライブするときですが、
ラケット面を前にかぶせて、
できるだけ
水平のスイング軌道でドライブしようとするなら、
バックスイングは水平ドライブのときのように
高い位置から
「インパクトした瞬間にボールを持ちあげる」
ようにします。

このときラケットはあくまでかぶせています。
そしてそのまま水平に振りぬきます。

ナックルやロングボールを
水平ドライブするときとは、
「インパクトした瞬間にボールを持ちあげる」
ことだけです。
これですこしぐらい切れている下回転は
水平ドライブできます。
それでも下回転ボールがネットにかかるようなら、

①スイングスピードを速くすること、

②ラケット角度を上向きに調整、

③スイング軌道を上向きに調整

してください。

もちろん、理想的にはラケット角度やスイング軌道を調整しないで
スイングスピードを上げることでクリアすることです。

また、このように
ラケット面をかぶせるのですから、
とうぜん粘着ラバーが適しています。

しかし、テンション系ラバーでネットを越えない、
角度と軌道を上向きに調整することは必要です。

卓技研・秋場


211.うまい人と試合をすると球が入りやすく感じました……

こんにちは!2回目の質問になります。
ゆっこーです。
シェイクの裏裏の前中陣です。

最近大会などに出て思ったのですが、
うまい人と試合をすると球が入りやすくて
やりやすく感じました。

同じ学校の普通ぐらいの人と打つと、
うまい人と比べて
球の打球感があまりよくありません。
うまい人との違いはなんでしょう?
こう感じるのは僕だけでしょうか?

さて、うまい人の球は入りやすいのはなぜか? 
という質問ですが、端的にいうと、
うまい人が打ったボールは「球筋がいい」のでしょうね。

つまり、たとえばロングボールの場合、
へんな回転がかかっていなくて、
軽くトップスピンが入っているボールだと思われます。

福原愛ちゃんが世界チャンピオンの
チャン・イニンと対戦したとき
とても打ちやすいボールだと
試合後に語っていましたが、
たしかにそういう傾向はあります。

逆にヘタな人が打つ多くのボールは、
ナックルやシュート回転が多く、
これは

① フォームがしっかりできていない

② 動いて打っていない

③ ラケット面が外を向く

などが原因になっていることが多いようです。

うまい人がこのような回転がかからないのは、
しっかりとしたフォームなど、
上記の①から③までをクリアしているからなのですが、
その分、ミスが少なくなるわけです。

そして強打しても入る確率が
あまり減少しないことにつながります。

また、単に球筋の良さだけではなく、
意図的に右や左にボールを曲げたり、
あるいはトップスピンの強弱、ナックル
それにスピードの変化など、
ボールの変化や強弱も
自由にあやつることがしやすくなります。

つまり、自分で自由自在に
ボールをコントロールすることができる人が
ほんとうにうまい選手なのです。

うまい選手は
まあぱっと打った感じは打ちやすいボールなのですが、
ほんとうは強力なボールや変化球を打つこともできる、
つまり、とても「打ちにくいボール」を
いつでも打つことができるプレーヤーでもあります。
チャン・イニンのように……。

卓技研・秋場

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