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卓球A191~200

200.張怡寧のような安定したドライブを打つには・・・・

こんにちは。2回目の質問になります、
卓球歴1年半のOKSNといいます。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型です。

僕はフォアドライブは打てるのですが、
安定性がありません。
それでは試合を有利に進める事が
出来ないと思います。

秋場さんは、張怡寧を例に、
「強打・強度ドライブは横への踏み込みで代用する」
とおっしゃっていますが、
それがなかなか出来ません。
自分では安定を求めているのに、
何故か威力にこだわってしまいます。

どうしたら安定した両ハンドドライブが
打てるでしょうか?

安定した両ハンドドライブですが、
次の点をチェックしてください。

①手ではなく、
腰の誘導でスイングするように心がける

②飛んできたボールの回転をよく見て、
ラケット角度とスイング方向を適切に調整する

以上の2点を打球の都度、注意すれば間違いなく安定したドライブになります。

これを基本に、
③飛んできたボールにたいして迅速に動いて
ドライブ体勢に十分なドライブ始動に
入れるようにすることも重要です。

④さらにボールを腕のスイングだけに頼るのではなく、
ボールを腰に乗っけるようにしてください。

⑤現代卓球において、威力のないドライブは
「小さなロビング」を相手に供給するようなものですから、
やはりある程度の威力は必要です。
しかし、ケースによっては威力あるドライブがどうしても
打てないことがあるので、その場合は
「相手コートに深く入れる」
「サイドを切る」
「フォアミドルを深く入れる」
「カーブドライブ、シュートドライブ」などボールを曲げる
などが必要です。

⑤は中級以下のプレーヤーにとってはむずかしいと
思われるかもしれませんが、
意識してやれば、意外と簡単にできるものなので
ぜひチャレンジしてください。

それと張怡寧の横への踏み込みで
代用するというのは、
前陣で前に踏み込むスペースがないときや
前に踏み込んだ場合、
戻すことに時間をかけられないときです。

ですから、安定したドライブとは、
話の筋がちょっと違うようです。

卓技研・秋場



199.「フォア&バックタイプ」か「フォア主体」か、悩んでます……

以前質問したTTTです。
秋場さんの教えを意識してしばらく徹底して練習したら、
真っ直ぐなドライブが打てるようになりましたっ!!
でも実際の試合では、
曲がる方が効果的なような気がしました。

また質問なんですが、
今自分は戦型に悩んでいます。
バックドライブの練習を積み重ねたら、
フォアよりは少し安定感がないですが、
自信がついてきました。

そこで、前はフォア主体で
バックを補助的に使っていたのをやめて、
両ハンドでバックに来たらバック、
フォアに来たらフォアで振るようににしました。

そうしたら動く距離が短いせいか、
自分の正面ではない
少し浮いたボールをミスするようになってしまいました。
改善策はありますか?
それとも前のように
フォア主体に戻した方がいいんでしょうか?

フォアハンドとバックハンドの切り替えについて、
卓技研の考えを述べます。

その選手本人が志向する
プレースタイルに沿ったものであれば、
オールフォアでも、
フォアとバック五分五分でもかまいません。
ただし、それはあくまで原則論なのです。

基本的には自分好みの戦型を志向しつつも、
やはりバックハンド系技術は
十分に磨いたほうがいいし、
とくにバックハンド系の攻撃打法で
先手を取るようにすればいいでしょう。

とはいっても、
フォアハンド系打法で回り込める時間や甘いボールは
やはりフォアハンドで打ったほうがいいのです。

フォアハンドは威力の面で
バックハンドよりも強力ですから。
世界のトップクラスはほとんどそういうスタイルですし、
合理的でしょう。

ただ、ほぼフォアハンド一本で待っていたときは、
そのような問題は起きませんが、
バックハンド系スイングを多く使うようになると、
どうしても切り替えが遅くなりがちです。

まあ、これは切り替えを早くすることで
解決する以外にはありません。
切り替えを早くするには、
バックスイングでラケットを下げすぎないで、
高い位置をキープすることが大切です。

またバックハンドを多用することで、
台のセンター付近にポジションをとると、
フォアミドルを狙われやすくなるので、
素早くて小刻みなフットワークとボディワークを
マスターする必要あります。

卓技研・秋場


198.小刻みなステップの始動体勢について……

こんにちは、はじめまして。ヤマッチと申します
いつもこちらのホームページで
勉強させていただいております。

当方中学生の息子が卓球にはまっており、
スクール等に通っているところです。
私もいろいろとクラブ、スクール等見学に伺い
上級のジュニア(小中学生)たち
が打っているところを見る機会があるのですが、
彼らのほとんどすべてが
平行足で待っているとき(相手が打つとき)に
小刻みなステップ(かかとを上げる、または軽くジャンプする)
をしております。

私は長年テニスをやっておりまして、
テニスではサーブにしろ、ストロークにしろ、ボレーにしろ
相手が打つときに軽くステップ
(スプリットステップ)して次の体制に移りやす
くすることを常としております。

しかし、卓球においてそのことを述べている
指導書や指導者の方にめぐり合っておりません
(私の狭い見識ですが)。

卓球はテニスと違いテンポが相当速いわけですから、
そのことをあまり意識する
と芳しくないのかも知れませんが
このようなステップの考え方が正しいのかどうか、
また、どのように考えればよいのか
お教えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします

小刻みなステップでの体勢で待つというのは

①フットワークの始動をよくする

②スイングのリズムをとる

③リラックスするため

などの利点があります。

ただし、このようなメリットがあるので、
みんな小刻みなステップをすべきであるとは
当方では考えておりません。

以上の①から③のような効果を感じるならそうすればいいし、
逆にステップをするために前に動こうとする意識が強すぎて、
深いボールに詰まったりしてミスが出ることもあります。

打球を待つ体勢で大切なのは
いち早く、俊敏に動けるかどうかです。
そのためには、

①膝を柔らかくしておく

②つま先、あるいは踵に極端に偏らない

③手からではなく、足(腹を意識してもよい)から動こうという意識です

この点さえマスターすれば、
ステップはどちらでも問題ないと考えます。

卓技研・秋場


197.中国男子陳杞選手の特徴とは……

はじめまして。
KTと申します。

動画を見ただけではわからないので
質問させていただきます。

ワールドカップで準優勝した
陳杞選手のドライブやサーブの特徴は
スイングが早いというだけなのでしょうか??
俗に言う肩甲骨打法
というものを使っているのでしょうか?

どうしてあんなに威力が出たり、
回転がかかっているのか知りたいです。

陳杞選手の特徴ですが、
卓技研では次のように見ています。

① 前陣でのプレーが多い

② しかも前陣でブロックやカウンターができる

③ バックハンド攻撃が強力

また、サービスの巧みさやドライブの威力は、
中国トップレベルに共通したものでしょう。

あと、肩甲骨打法ですが、
スイングのとき、取り立てて
肩を背骨のほうにぐいと入れているようには見えませんが、
スイングの軸の主体は肩甲骨にあります。

中国のパワーの秘訣は、
超粘着ラバーとそのラバーを使いこなせる
テクニックとフィジカルの強さです。

卓技研・秋場


196.フォア打ちをすると右肩が下がるのですが……

はじめまして、初心者と申します。
よくこのサイト見て参考にしています。

右利きのシェークの裏裏なんですが
いつもフォア打ちをすると
右肩を入れて打つ癖があって
大振りのようになってしまいます。
意識して下げまいとしても下がってしまい困っています。
どうすればいいでしょうか?

フォアハンドを打つ時、右肩が下がるので、
どうすればいいのか? とあります。
このご質問からは、
いくつか質問に突っ込みたいところがあります。

では、なぜ、右肩が下がってはいけないのでしょうか?
右肩が下がることで、何か問題があるのでしょうか?

問題は、「形やフォーム」ではないはずです。
具体的に右肩が下がって
問題となっているところを指摘してください。

次に、あなたは「右肩が下がる」ということを
自己分析されています。
これは非常に大切なことで、
自分の問題点(もし本当に問題だとして)を
自分で見つけているということで、
もうほとんど問題は解決されているのです。
ほとんどの問題というのは、
自分の問題点を自分で気づかないことにあるのですから。

さて、ではその「右肩が下がる」ことを修正しましょう。
自分の全身が映る鏡の前に立ちます。
まず、フォアハンドのスタンスをとってください。
フォアハンドを振るときの構えをしてください。
このとき右肩は下がっていないはずです。
そのラケットの高さの位置のまま、
両腕を水平にして両肩を回してください。

もちろん鏡を見ながら右肩が下がっていないか、
水平に回しているか確認しながらです。
ここで重要なのは腰のリードで両肩を回すことです。
この水平に回した時の感覚を覚えておいてください。

では、フォアハンドを実際にボールを使って打ってみましょう。
このとき、腕や手でボールを打つのではなく、
腰でスイングをリードし、
腰でボールを打つという感覚で打ってください。
…………
さて、いかがでしょうか?

あるいは、こういうメソッドもあります。
両膝に目があると思って、
膝でボールを見るつもりで打球してください。
…………
さて、いかがでしょうか?

もし、まだ右肩が下がるようでしたら、
またその旨メールしてください。

卓技研・秋場


195.食い込ませるドライブを教えてください……

秋場さん、はじめまして。金田と言います。
実は今日、試合をしてきました。
今回はかなり強いドライブマン、Nさんとの対戦でした。

案の定負けてしまいましたが、
そのドライブマンから大きな発見をする事が出来ました。
ドライブには食い込ませるドライブと擦るドライブと二つあり、
私は後者のようでした。

私は以前、知り合いからラケットを借り打っていた時期があり、
その時できるだけ薄く擦るという
神経を使うドライブにうんざりして
ぶつける感じでドライブを打ったことがありました。

その時のラバーに食い込まんだ後、
グーンと伸びる? ような感じで
相手コートに突き刺さるボールは感動でした。

しかし、その時はどうせたまたまだと思って
擦るドライブをしていました。
その後の私は擦るドライブのループドライブばかりしており、
私が目指してきた、ドライブで打ち抜く
ドライブ主戦型と何か違うなーと思いつつ今に至ります。

確かにループドライブのような
擦るドライブが大切なのは私も大変よくわかります。
打点が落ちても打てて、
回転でミスを誘うことができる。
そこで私のプレースタイルをこうする事にしました。

普段は食い込ませるドライブで打ち、
ところどころループドライブで緩急をつける。

ですが、なにせ私は擦るドライブばかりしていたもので
食い込ませるドライブの仕方を知りません。
そこで私に食い込ませるドライブを一から教えて下さい。
スイングの軌道と打球の感覚などについて
詳しく教えていただければありがたいです。
よろしくお願いします。
分かりにくい質問と長すぎる文で申し訳ありません。
尚、シェークハンドでフォアハンドドライブです。

ご質問の「食い込ませるドライブ」とは、
いまひとつ諒解できない部分があるのですが、
「擦るドライブ」=「ループドライブ」という対比から、
前者のドライブについて述べてみたいと思います。

基本的に「食い込ませるドライブ」は、
ループドライブとは逆のベクトルを考えればいいでしょう。
つまり、
①ラケット角度は前にかぶせる

②スイング方向は前方というか、水平にスイングする

③下半身の動きは前方へ

そして、食い込ませるとは
ラバーとボールの接触時間が長いことだとすると、
カーブドライブのように
ボールの右側を巻き込むように
打つ(右利きの場合)といいでしょう。

また、打つボールの回転に応じて、
①から③の角度や方向、
下半身の動きは調整する必要があります。

今度、強いドライブマンのNさんのドライブを見る機会あれば
下半身の使い方に注意してみてください。
おそらく、バックスイングからインパクト、
フォロースルーにいたる下半身の動きが
ダイナミックで力感にあふれていることでしょう。

ボールの回転だけを求めるループなら、
腕の振りの速さ、とくに肘をスイングの軸にして、
前腕を速く振ればいいのですが、
パワードライブの場合は下半身のパワーを
スイング(腕)に伝える必要があるのです。

きっと、Nさんの下半身の使い方に、
その威力あるドライブのコツというか
ヒントが見つかるはずです。

さらに、ドライブにいたる、
バックスイングから打撃スイングまでは
グリップをゆるゆるにしておき、
インパクトの瞬間にぐっと握って、
そのまま振り切ると、
よりパワーを生むことができるでしょう。

卓技研・秋場


194.バックサイドにフォアハンドで回り込んだ後の対策……

はじめまして。ブラックハンドといいます。
いつもこのサイトを見て
ものすごく参考にさせていただいております。

僕は両ハンド裏裏前中陣ドライブの高校2年なのですが、
三球目攻撃の時に回り込みドライブを打って
自分のフォアミドルやバックに返されると、
いつもつまって返せません。

原因は打った後フォアに返された時のために
飛びつきの時のフォアハンドで打つ姿勢になってしまからですが、
そうならないよう打った後
バックに返された時のためまた回り込んで打とうとするのですが、
そうするとフォアに返されると簡単に打ち抜かれてしまいます。
どうすればいいのでしょうか.。

バックに回り込んでドライブなり強打をするとき、
とうぜんフォアサイドはがら空きになり、
フォアを抜かれるのが怖いので、
回り込んだ後、フォアへ意識が向いてしまって、
逆にフォアミドルやバックにきたボールがつまってしまう……。

まあ、こういうことはあなただけにかぎらず、
トッププレーヤーでもよく起こることで、
上級者でも悩ましい問題なのです。

ですから、トッププレーヤーの場合、
回り込むときは浮いたボールなど相手のリターンが甘いときで、
それをほぼ決めるような強ドライブや強打の時が多く、
それ以外はあまり回り込まないで
バックハンドドライブやバクハンド強打で対応します。

もちろん、フォアハンド主体の韓国の柳のように
ほとんどフォアハンド一本でやる場合もありますが、
そういうプレースタイルなら、
もうほとんんどフォアハンドだけでやろうと決めているので、
ある面スムーズに戦えるのです。
もちろん、こういう戦法をとる場合は、
フットワークがかなりいいという条件が付きますが。

さて、右対右の対戦で、
あなたがバックサイドに回り込んでドライブを打った時、
その打球の傾向で、
対戦相手がリターンするコースが
ほとんど読めることがあります。
というか、相手にここしかリターンできない、
という打ち方があるのです。

それは相手のバックサイドを切って、
しかも強力なドライブの場合です。
このようなドライブでは、相手がよほど上級でない場合、
ほとんどあなたのバックかミドルにしかリターンできません。
ストレートコースにあなたのフォアサイドを抜くことは
ほぼ無理なのです。

つまり、もしあなたが、
こういうバックサイドを切るようなパワードライブを打ったなら、
ほぼ相手のリターンコースがバックサイドやミドルとわかるので、
待ち伏せ攻撃ができるというわけです。

あるいはあなたのドライブが相手のフォアミドル深くに強力なドライブを打ったのなら、
そのリターンはミドルかフォアサイドが多くなるはずです。

以上のように、バックサイドに回り込んだら、
相手のバックサイドを切るか
フォアミドルを深くえぐるようにしたいものです。
そうすれば、相手にカウンターを食らうことがなくなり、
余裕をもって5球目攻撃ができます。

また、回り込んでドライブを打ったものの、
鋭いコースを突くことができず、
ドライブも強力ではなかったときは、
打ったあと素早く戻り、
フォアとバック両ハンドで対応できる
ニュートラルの体勢で対応するしかないでしょう。

卓技研・秋場


193.「8の字打法」と「楕円打法」ってどんな打ち方……

秋場さん、はじめまして。山本です。
いつも本とホームページなどで勉強させてもらっています。
ありがとうございます。
早速ですが質問させていただきます。

最近は8の字打法や楕円打法などとよく書いてありますが、
8の字打法と楕円打法ってどんな打ち方なんですか?
どうか詳しく教えて下さい。
またコツなどがあれば是非教えて下さい。
よろしくお願いします。
秋場さんの考えも聞かせてもらえればありがたいです。
長文失礼いたしました。

まず8の字打法についてです。
これは私の場合、
卓球王国で連載されている
高島則郎氏によって初めて知った打法です。

あくまで私見ですが簡単に解説すると、
バックスイングでラケットを上に引いて、
打撃スイングで肘と手首を軸にしなるように
下に向かって円を描きながら上に引き上げます。

このとき、まあ8の字に似た形になるのですが、
このしなりによって、
打撃に威力を出そうとするねらいがあるようです。

実際に、一度だけ試打しましたが、
この打法について、どれだけの有効性があるのか、
正直、私にはよく理解できません。

ですから、この打法が紹介された、
卓球王国をご覧になられるのがいちばん正確だと思います。

とくにフリックでこの打法を使えば、
かなりの威力が出ますが、
バックスイングでの時間的ロス、
それに腕や手首を故障しやすいのではとも危惧しました。

ただし、この解説が高島氏の提唱する
8の字打法に正確に合致するか私にはいえません。
もしかしたら、違っていることもご承知置きください。

つぎに楕円打法ですが、
これはもうかなりオーソドックスとなった打法で、
日本でもかなり普遍性をもったものです。

恐らく中国で開発された打法で、
フィニッシュしたとき、
ラケットを一旦止めてバックスイングに入るのではなくて、
フィニッシュで止めないで、
身体の中央あたりにラケットを振ったら、
そのまま円を描くように下に回転させて
バックスイングに入るのです。

こうすることで、
つぎの打球への始動がスムーズになるわけです。
この打法が開発されるまで、
日本ではいわゆる「三角打法」が主流でした。

オデコでフィニッシュして、そこから真下に下ろして、
横から後ろにバックスイングをとっており、
中・後陣ではこの打法でも問題はなかったのですが、
前陣で速いラリーやピッチの展開では
どうしても始動に入るのが遅れる欠点があり、
それをこの楕円打法によって解消されたのです。

日本の指導者の多くもこの打法を取り入れています。
いや、いまだにフィニッシュはオデコだ、
なんてコーチしている人も見かけますが……。

ただし卓技研は楕円打法は採用しません。
いま新しい打法について開発中で、
その打法のほうが時代に適合しています。
近日に発表します。

卓技研・秋場


192.硬いラバーで速いボールを打つには……

秋場さん、初めまして。MLといいます。
毎日このサイトを見て勉強させてもらっています。
今回質問させてもらいたいのは、
硬いラバーについてです。

僕は今硬いラバーを使っているのですが、
思うように打つことができません。
ですが、周りには僕と同じくらいの体格で同じようなラバーを使い、
スピードのあるボールを打てる人がたくさんいます。
どうやったら硬いラバーで
速いボールを打てるようになるのでしょうか?

ある程度の慣れや筋力は必要なのでしょうか?
スイングスピードを速くする努力はしているのですが、
あまりボールのスピードに変化はありません。
よろしくお願いします。


硬いラバーでどうやって速い球を打つのか? 
ということですが、
基本的には硬いラバーでも、粘着性ラバーでも、
その打ち方は同じです。
それは「しっかりボールをヒットさせる」ということです。

そのためには、(フォアハンド・ロングを想定)

1. 打つコースに合ったラケット角度(コース角度)

2. できるだけ水平にスイングする

3. 腰の始動でスイングする

4. 肩甲骨をスイングの軸にする

以上を確実に実行すれば普通の筋力でも、
相当のスピードが出ます。
この打法をマスターした上で、さらにスピードを増そうとすれば、
筋力トレーニングで下半身、背筋、腹筋などを
強化する必要があります。

あくまで1から4の打法をマスターするのが先で、
この打法を身につけていないのに、
いくら筋力を鍛えても速いボールは打てません。

そして、さらにスピードとパワーを高めようとするなら、
できるだけ重いラケットを速く振るように、
腕力の筋力も強化します。
もちろんラバーは髙弾圧でスポンジは特厚です。

ただし、以上の打法は、卓技研が推奨する「水平打法」であり、
前陣と前中陣に適したもので、
初速は速いものの、遠くに飛ばしたり、
トップスピンを混ぜてボールを伸ばすものではありません。

卓技研・秋場


191.シェークのバックハンドサービスのバックスイングは
脇の下か上、どちらがいいのか……

秋場さん、初めまして。たまごと申します。
小3になる娘を指導するにあたって
貴ページを参考にさせて頂いております。

娘は左シェイク、フォア表ソフト、バック裏ソフトです。
まだまだ戦型云々というレベルに達していませんが
バック面の裏ソフトを生かして
バックハンドからのサービスを教えたいと思っています。

そこで質問なのですが
バックスィングはペンホルダーの選手のように
脇の下をくぐらせるべきか、
右肩の上の方へもって行くべきかどちらが良いでしょうか?

身長は現在130cmほどです。
何卒ご指南戴けますでしょうか?
よろしくお願いいたします。


バックハンドサービスでラケットを上から出すか、
下から出すかについてですが、
ポイントは2点あると思います。

1.スピードロング系サービスを上から出せるか?

2.身長の問題で下から出すと無理はないか?

まず、基本的に上か下か、
本人のやりやすいほうでいいのですが、
問題は1のサービスが出せるかです。

試合で多用するのは
スピン系のサービスが多いと思いますが、
やはりせっかくバックハンドサービスを、
しかも左利きということですので、
スピード系サービスが出せると、
右利きとの対戦ではかなり有利にはたらくはずです。

左利きがスピード系サービスをクロスに出すと、
右利きはボールが対角線上に遠ざかっていくことになり、
レシーブでどうしてもフォアサイドを意識するようになって、
バックサイドの回り込みや、
バックにきたサービスへの攻撃態勢がおろそかになりがちです。
また、そうなれば、
右利きの相手のバックサイドに長いサービスを出しやすくなり、
レシーブでのリターンが長くなって、
3球目攻撃がやりやすくなります。

ですから、このスピード系サービスは
絶対にマスターするようにしたいものです。

そこで、バックハンドでこのスピード系を出すとき、
通常は下からのほうがやりやすく、
上からは出しづらいものです。

ヨーロッパや日本のカットマンのほとんどは上から出し、
日本のシェーク攻撃型はほとんどが下から出しますが、
これは日本のペンの伝統の影響と、
やはりスピード系サービスを出しやすいことからでしょう。

そうはいっても、
シェークで上からでも十分にスピード系は出すことができるし、
スピン系の変化サービスは上からのほうがやりやすいので、
冒頭で述べたように、
本人のやりやすいほうを選択されてはいかがでしょうか。

なお、蛇足ですが、バックハンドサービスを覚えるときも、
ボールを載せる手の位置は、
できるだけ台のエンドラインと同じ高さで、
接近するようにしたいものです。

こうしないとスピード系はなかなか出せないものですから。
それにカットマンのバックハンドサービスのように、
高い位置でサービスを出すと
スピード系がまず出さないと読まれ、
レシーバーに余裕を与えてしまうことになります。

また、裏ソフトを活かして、とありますが、
表ソフトでも十分にスピンの効いたサービスを出すことができます。
サービスの名手のなかには表のほうが
切れ味のよいサービスを出せるという意見もあるほどです。

それに表でスピード系を出すとき、
トップスピンとナックルを混ぜれば効果絶大です。
表はスピード系ナックルが非常に出しやすいので
使わない手はないでしょう。

卓技研・秋場

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