Q&A181~190 of 卓球技術研究所t3i

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卓球A181~190


190.サーブの回転の変化が簡単に見破られてしまうのですが……

こんにちは。卓球歴1年半のOKSNといいます。
右シェーク両面裏ソフトドライブ型です。
1ヶ月前に初めてこのページ知りました。
技術論等はとても参考になっています。

僕はフォアサーブが他の技術と比べると弱いです。
一応、回転とコントロールはいいのですが、
モーションが単調なので、
回転をすぐに見破られてしまいます。

見破られにくくするために、
モーションを工夫しても、回転が弱くなってしまい、
良いサーブが打てません。

どうすればモーションのつけ方が上手くなり、
いいサーブが打てるでしょうか?


サービスの回転の種類を見破られないメソッドについて
展開してみましょう。それには……

1.異なる回転の種類のサービスであっても
同じモーションであること

2.同じラケット(スイング)スピードであること

3.サービスのフィニッシュを同じフォームできめること

以上、この3点は見破られないための必要条件です。

といっても、なかなかむずかしくて、
たとえばバックスピンとナックルを使い分ける場合、
バックスピンだとラケットスピードが速くなり、
ナックルだとどうしても遅くなりがちです。

この問題を解決できるのが、
サービスのときに
ラケットにボールをあてる場所をかえることです。
これは『卓球パーフェクトマスター』で図解してますので
ぜひ参考にしてほしいのですが、
バックスピンの場合は(右利きとして)、
ラケットの左上部分、
ナックルはラケットの右端にあてるのです。

このポイントにあてれば、
バックスピンの切れ味は抜群で、
ナックルはスピンがかかりにくくなります。

このメソッドをマスターすると、
同じフォーム、同じラケットスピードで
切る・切らないという回転の変化を出すことができます。

このメソッドはかなり練習を積む必要がありますが、
トッププレーヤーは必ずといってよいほど
マスターしているものです。

とくにナックルがうまいのが福原愛です。
競った試合でマッチポイントを握ったときやデュースのとき、
この得意のナックルで
相手のレシーブをオーバーさせることをよくみます。
愛ちゃんがこのサービスを出すとき、
ちょっと切ったという感じを演出するのですが、
相手はわかっていても、
最高に緊張する場面では、
この何でもないナックルサービスが効いてしまって
ワナにはまるんです。

また、横回転系のサービスの場合は、
手首を回転させますが、
下に振り下ろす時にあてると下回転が混じり、
上に振り上げる時にあてると上回転が混じります。

これを横下と横上とも同じスイングフォームでやるのです。
サイドスピンが入ることにより、
上と下の回転の見分けが難しくなるので、
できるだけ同じサービスフォームで
回転の変化をつけるようにします。

そして、どんなサービスでも、フィニッシュは同じにすると、
相手レシーバーは、
そのフィニッシュのフォームが印象として残りやすくなり
回転の変化を誤らせることになります。

あるいは水谷のように、サービスでフィニッシュした後、
ラケットを返すようにすると、
レシーバーはそのラケットの動きが目に残像として残り、
回転の変化をわかりにくくさせます。

効果的なサービスのメソッドは、
まだまだたくさんありますが、
そのうち、「技術論」でたっぷり展開したいと思います。

卓技研・秋場

189.カーブドライブのクセを直したいのですが……

はじめまして。TTTといいます。
右利きでシェーク裏裏です。
僕のフォアドライブは少しボールを巻いてしまっているらしく、
カーブしてしまいます。
直そうと思ってもなかなか直りません。
こういったクセを直すには
どういう練習をすればいいのでしょうか?

まず、カーブドライブしかできないそうですが、
これを直す必要はないと思います。
それよりも、カーブドライブを
自分のドライブの1アイテムとして持っていて、
別に新たなドライブ技術を獲得する、
ことのほうが有意義ではないでしょうか。

では、今回は曲がらない、
真っ直ぐな速いドライブを覚えることにしましょう。

フォアクロスに来たボールを
フォアクロスにドライブすると仮定します。
(右ラケットハンドに対応しています)
一番に必要なのは、飛んできたボールにたいして、
クロスの方向にラケット角度をつくり、
その角度に合ったボールの側面を打つことです。
ある面とうぜんの打ちかたですが、
これがボールの右側面すぎると
カーブドライブになります。

つぎに、スイング軌道は、
巻き込まないで直線に振り上げ、
フィニッシュは身体のセンター辺りで止めます。
基本の角度は45度。
飛んできたボールの回転や長さ、
高低によって、角度を調整します。
これで理論的に真っ直ぐのドライブになります。

さらにスピードを速くするには
ラケットスイングを速くしなければなりませんが、
それには肩甲骨、肘、手首、下半身などを
合理的に使うようにするのですが、
打球スピードやテンポが速い現代卓球は、
バックスイングを小さくして、
フォロースルーも小さく鋭くまとめなくてはなりません。
そうすると肘がスイングの主な軸となって、
巻き込むようなスイングになり、
結果としてカーブドライブになります。
ですから、ドライブとはカーブドライブに
なりやすいスイングをしていることになります。

さて、ではこういう状態のなかで、
どうやって真っ直ぐのドライブをすればいいのでしょうか?

それはバックスイングのときの
手首に曲げ方にあります。
カーブドライブはラケットヘッドを内向きに曲げますが、
真っ直ぐドライブはヘッドを上げるようにします。
そしてこの角度のまま、
まっすぐ斜め方向にスイングすればいいわけです。

なお、このヘッドを上げて、
ボールの左側面をこすりあげれば、
シュートドライブになります。
卓技研・秋場


188.前陣をキープして、連続攻撃するには……

こんにちは。この前は質問に答えていただき、
ありがとうございました。
お世話になります。 
前回トレーニングの件でアドバイスをいた
だきありがとうございます。

今回は技術的なことです。 
自分は右中国式ペン表ソフトで片面し
か使いません。 

悩みというのは、
サーブやレシーブ後のラリーで
スマッシュやショートを打つとき
台 からの距離が下がり過ぎてます。

気がつくと二メートルぐらい離れてます。
自己分析すると、
踵に 重心が移してしまう癖も一因かもしれませんし、
クローズスタンスに問題があるかもしれません。
戻りが遅いかもしれません。

戦型上無意識に下がるのは不利と思います。
前陣で早い打点で連続 攻撃するポイントの
アドバイスをお願いします。

追伸 サイトで横への踏み込みを推奨されてますが、
フォアハン ドを打つ場合、
右から左斜め前に踏み込む解釈でよろしいでしょうか。
ハンドルネーム オガ


台からすぐに下がってしまう、
その原因のひとつはバックサイドに寄りすぎて、
フォアサイドを空けすぎてしまうことです。
そのため、フォアサイドを突かれたとき、
どうしても下がってリターンすることで時間を稼ぐわけです。

ここでお聞きしたいのは、
フォアハンドで待ちすぎていませんか、ということです。
フォアハンドでバックサイドでに寄って待つと、
どうしてもフォアサイドが空きますね。

その場合、もっとバックハンド系の技術を使ったものを磨き、
バックサイドに寄りすぎないで、
センターライン近くで待つようにすればいいでしょう。

表ソフトは初速はありますが、
長い距離の打球は失速します。
ですから、その特徴を活かすのは
前陣でプレーする必要があります。
恐らく、バックサイドにきた球、
とくにツッツキやサービスを攻撃的にリターンする技術が
乏しいのではないでしょうか。

できるなら、裏面ドライブを覚えるか、
バックハンド系技術を表面の片面だけでやるのなら、
ハーフボレー強打のような
バックハンドを獲得する必要があるでしょう。

もちろん、戻りやフットワークの問題もあるかもしれません。
それらは改善するにこしたことはないのですが、
上記のプレースタイルやバックハンド系技術を
原点から見直すことがより大切だと思われます。

また強打のときの「横への踏み込み」とは、
あくまで前陣で前に踏み込む
スペースや時間がないときのケースで、
バックサイドから、中後陣からの場合では、
とうぜん前に踏み込むほうが合理的で、
横よりもパワーアップします。
つまり、横に踏み込むというのは、
前陣でスペースや時間がないとき、
強打の威力を増すための次善の策というわけです。
卓技研・秋場

187.馬龍選手のドライブフォームをどうしても真似できません……

こんにちは。この前は質問に答えていただき、ありがとうございました。

馬龍選手の特徴や長所がわかりました。
追加で質問なんですが、
馬龍選手のドライブのスイングを真似しようとしても、
あの独特なスイングフォームがまねできません。

ですので、馬龍選手のドライブフォームを、
また、どの様にして打っているのかおしえてください。

(ボールのとらえかた、くいこませているのか、
擦っているか、手首をさげているかなど)
フォア、バックどちらでもいいです。おねがいします。
のぶひろ


馬龍選手のドライブスイングの特徴ですが、
基本的には中国男子のドライブスイングと同じだと思います。

1. 水平スイング
2. ラケット角度を前にかぶせる
3. バックスイングが小さく、フォロースルーが長い
4. スイングの始動からフィニッシュまでが鋭くコンパクト
5. 打球点が高い

ざっと以上の特徴がありますが、
やはり超粘着ラバーの特質を活かしている
ドライブスイングです。

つまり、ボールを粘着ラバーによって捕まえることができて、
そのときにパワーを充填するのです。

馬龍選手が好きなら、
彼のプレーのビデオを何回も観ることです。
そのとき、観るポイントを絞って、
たとえば手首とかラケット角度とかスイング軌道、フットワークなど……。
そうやって、自分の目で見て、技術を「盗む」のです。
それが自分の身に付く、もっともたしかなやり方です。
卓技研・秋場


186.ノングルー時代は、中国に不利で、日本に有利なのか……

こんにちは、秋場さん。坂田正臣です。
といっても何度かメールを送らせていただいているので
覚えられていらっしゃるかも知れません。
毎回卓球技術研究所を楽しく読ませていただいています。
この間は水谷選手の件のお返事ありがとうございます。
今回気になっている事があったものでメールさせていただきました。

それでは気になっている事と発見という事なのですが、
秋場さんも大きく取り上げていましたが、
一昨年年から本格的なノングルーの時代になり、
かつ補助剤禁止、後加工禁止という衝撃的なニュースが
世界中を飛び回りました。

実際に補助剤禁止という事がプロ選手に限らず
卓球愛好者全体に大きな波紋が広がりました。
長い目で見ればスピードグルーを禁止という決定という事は
体にも有害な物ですし、
早すぎるという声もありましたが賛成できる内容でした。

その後水溶性グルーと一緒に補助剤という名目で
いわゆるチューナーたる物が発売され
ユーザーもすぐさまそれに飛びつく形になりました。
しかしその補助剤もすぐさま禁止になり
あっという間にノングルー、ノンチューナー、
後加工全面禁止という難題がユーザーに突付けられました。

ただし今回の事は日本にとっては「チェンジ」、
いや「チャンス」ではなかったのではないでしょうか? 

メーカーはすぐさま新ラバーの開発に入りました。
そこでバタフライから「テナジー05」という革新的なラバーが
発売されました。
「スプリングスポンジ」という新しい技術「球を掴む」、
「もっとをかなえる」というキャッチセールスで登場しました。
このラバーが発売されると最初はゆっくりのスタートでしたが
あっという間にトップ選手、一般のユーザーにも浸透しました。
このラバーの登場によって日本はようやくスタンダードを
手に入れたのではないかと僕は思います。

中国には粘着ラバーという独特の性質を持つラバーがあります。
そしてヨーロッパはテンションラバーというものがあります。
実際日本はこのヨーロッパ、中国の中間についたラバー作りを
していたと僕は思っています。

これからのラバーは、回転量がとても重要視されてくると思うんです。
このテナジーというラバーはあえてドイツ製ラバーの
真逆の方向性を選んだのだと思います。
かといって回転を求めるといっても粘着×テンションという事や
他社の真似をしないのがバタフライさんのすごさだと思います。

「スプリングスポンジ」×
「粘着でもないのに強烈な回転力を生むトップシート」
この二つが合わさり日本のスタンダードラバーが
できあがったのではないかと僕はそう見ています。

実際テナジーを使用した日本選手は急速に成績を伸ばしました。
水谷選手、松平選手もこのラバーを使っているおかげで
成績の心配はないとおっしゃっていました。

ノングルーになりチャンスが日本に生まれるという
アダムシャララ国際卓球連盟会長のゆっていた事は
本当の事だと思います。

「中国ラバーはスピードが出ない」、「グルーがないとダメだ」
不利になるという事が多くの方から聞こえてきます。
しかし日本に出来る事を卓球帝国中国はできないのでしょうか? 
それははなからスピードが出ないと決め付けている方の
偏見だと思います.

実際にノングルーになってからは特殊な形で
テンション技術を投入したりその他の方法でも弾みを向上させたりと
弾みの部分では一つの問題点は克服したと
僕は思えてならないのです。
他の方も塗れない訳ですから。

大きなチャンスというのは中国製ラバーの
独特の球の軌道が緩和されるという事です。
中国選手と対戦する選手は
日本選手に限らず球の軌道が他のラバーとは違うと口を揃えます。
今回男子ナショナルチームの宮崎監督も
同じ事を卓球雑誌でゆっていました。

中国ラバーの特徴はその独特の粘着力と
もう一つは中国特有の硬質のスポンジです。
中国ラバーはシート、スポンジ共に
他のラバーとはあきらかに違います。
中国ラバーは裏ソフトと種類は同じですが、
おそらく私見では異質ラバーと分類されるのではないかと思います。

しかしノングルーになった事によって
中国ラバーはスポンジが柔らかくなり、
シートも微粘着に変化していきました。

今回中国の馬林選手と対戦した松平健太選手
そして王励勤選手と対戦した兄の賢二選手は
彼らの球を「こんなものか」とくらいに評していました。

ですが実際僕は王選手、馬選手の試合を
特殊なアングルで撮影したビデオで見ましたが
とても彼らのいうような普通の球には見えませんでした。

特に打球点の速さ、水平スイングによる合理的なスイング、
回転量による軌道の変化、他の選手とは明らかに違うものでした。

これらの事からふまえても現在用具の関係で
彼らは大きく調子を落としていると見られます。
たしかに横浜大会は中国が独占しましたが
完全な勝利ではなかったと思えます。

王選手と馬選手は中国ラバーの中でも
伝統的な強粘着ラバーに非常に硬質のスポンジを使っています。
彼らの球は他の中国選手と比べても
球質が特に重たい感じがしました。

このことからノングルーになって中国ラバーは売りにしていた
「回転量」ではなく、中国ラバー独特の「軌道の変化」を
大きく失った事になるのではないかと僕は見ています。

実際ヨーロッパもテンションラバーをバタフライのように
独自の視点で作っていけばチャンスがあるはずです。
バタフライさんはまだ
このテナジーを50パーセントだと評価していました。
実際このテナジーが進化していけば
日本独自のスタンダードラバーとして
新たな境地を開拓できるのではないだろうかと僕は思います。

現在世界のトップ選手のスイングは
水平スイングに進化しています。
テナジーはこれらの選手のスイングの進化の先見性を見抜いた
バタフライ社の渾身の一作だと感じ取れるのではないでしょうか。

中国は粘着ラバーという自分たちのオンリーラバーを持っています。
バタフライはテナジーというスタンダードラバーを作った事で
日本は中国に一歩近づいたのではないだろうかとう事です。

今回選手の活躍も目立ちましたが、
バタフライおよびメーカーさんの努力を
僕も知らなければいけないと感じています。

秋場さんは以前リュウコクセイ選手のラバーの事、
球質の事でご指摘されていました。
用具に対しての自分なりの意見をぶつけて見たかったので
メールを送らせていただきました。
質問という事にはならない部分もありますが
お返事お待ちしています。
以上よろしくお願いします。  坂田正臣


世界でノングルーに統一されて、しばらく経過しました。
中国のプレースタイルは、
超粘着ラバーとグルーの組み合わせによって
補完されていたことはいうまでもありません。

ですから、グルー禁止となって中国卓球の不利は否めず、
場合によって中国は衰退するのはという観測がされました。

そうして開かれたのが、世界卓球・横浜です。
その結果は、ご存じのように中国の完勝に終わりました。
やはり中国の強さはグルーが使用できなくても
揺るがないようです。

ただし、坂田さんも指摘されているように、
王励勤と対戦した日本男子代表は、
そんなに速くなかったような発言をしていました。
私が、3年前にすぐ目の前で観た王励勤のゲーム中の球速は、
これまで見たこともない圧倒的な驚きの速さでした。

この球速について、グルーによるものか、
あるいは日本選手総体に球速がアップして、
そう感じたものなのか、あるいは王励勤の衰えによるものか
判然としませんが、まあグルーとみるのが妥当なところでしょうね。

これは私の推測ですが、おそらく世界トップの趨勢は、
「スピン&スピード」になると思います。
いままではずっと、トップスピン、つまりドライブ全盛時代でしたが、
今後はドライブだけでは通用しづらくなり、
そこにスピード、つまり強打が要求されるようになるでしょう。

以前にも述べましたが、ドライブ選手と対戦しているとき、
基本的にドライブを打つタイミングで待っています。
これはとうぜんですが、ここに強打を混ぜると、
強打がそのスピード以上に有効になります。

なぜなら、こちらがドライブのタイミングで待っているときに、
急に強打を打たれるとタイミングが早くて合わせにくいからです。
さらにドライブに強打を混ぜることで、
ドライブの効果も高まります。
理由はもちろん、ドライブだけで待つことができなくなるからです。

ドライブだけではなく、強打を入れることで、
どちらの打球もフェイント的な効果が生まれるのです。

競技スポーツは絶えず進化しますが、
卓球の場合、次の進化は以上に述べたように、
スピン&スピードでしょう。
そして、ラバーをはじめラケットも、このスピン&スピード、
つまりドライブ&強打に適したものが開発されるはずです。
その傾向がすでにテナジーに現れたのではないでしょうか。

私が開発されることを希望するラバーは
表ソフトのような球離れの速さをもった裏ソフトです。
つまり超粘着の反対の超硬質ラバーです。
表にも、回転のかかるものはありますが、
ドライブの回転となるとやはり裏にはかないません。

これから世界の卓球が指向するのは、
「放物線から直線へ」です。
これが何を意味するかおわかりでしょう。
直線を指向した卓球が世界を制覇するのです。
卓技研・秋場


185.横上サービスがうまく出せません……

いつも本やホームページなどで勉強させてもらっています。
ありがとうございます。

私の地域は卓球のレベルが高いことで有名なんですが、
その中でもベスト8の人達は格が違います。
まあ私が下手なだけかもしれませんが…。
全体的に強いのですが、
特にサービスが上手だなーと思います。
高めにトスを上げて体をボールに近づけゴニョゴニョした後、
横に曲がりながら相手コートに入り、
ラケットに触れた瞬間、高く上がり
待ってましたとスマッシュを叩きこむ。

まあただの横上サービスなんですが、
これが上手なんです。
しかも同じフォームで横下サービスも出せるんです。
僕は横下サービスは出来るんですが、
横上サービスが出来ません。
どうすればグーンと曲がり
オーバーミスさせられるくらいの横上サービスが出来ますか?
私もベスト8 入りしたいです。
どうかよろしくお願いします。
尚、私はシェークハンドでサービスはフォアハンドです。
ハンドルネーム ひばり


横上サービスの出し方ですが、
シェークの場合は
グリップの指を外すほうがやりやすいのですが、
これはどうしているのでしょうか?

念のため申しあげますが、
グリップは、親指と人差し指だけで持って、
あとの中指・薬指・小指を外します。
こうすることで横上サービスに必要な
手首の可動範囲が広がるのです。

出し方ですが、横下サービスのスイングの動きにプラス、
手首を動く方向に跳ね上げるようにします。

文章で説明するのはとても難しいのですが、
ラケットスイングが上に跳ね上がるときに打球すれば
横上回転になります。

『卓球パーフェクトマスター』に図解で、
このサービスと対レシーブ法を掲載していますので、
ご参照のほど。

ペンはこのフォアハンドの横上サービスを
容易に出しやすいのですが、
シェークはなかなか難しいようです。

とくにここ10年来、
このサービスを上手く出せない少年が多いです。
幼児のころから、手の細かな操作をしてこなかったのか、
ゲーム以外の手を使った遊びが少ないのか、
横上サービスをやらせてみると、
驚くほどみんな不器用なんですね。

また蛇足ですが、横上サービスのレシーブですが、
フォアハンド系もバックハンド系も
バックスイングをとらないで
コンパクトに鋭く振りぬけば強打することができます。

横上回転は実は強打を食らう危険な
サービスでもあるのです。
そのこともぜひ念頭においてください。
卓技研・秋場


184.ダブルスですが、練習ではできるのに試合になると連敗。何かいい練習方法は……

シブン子と申します。卓球歴3年です。シェイクです。
このような質問でもよろしいでしょうか?
運動神経が全くない「昔のお嬢さん?」が
スマッシュもドライブもそれなりに出来るようになり、
上手な人限定ですが
100球以上もラリーを続けられるようにもなりました。

現在は月6回指導者に教わり、
他に月2回W専門のサークル、
そして夫からも教えてもらってます。
自宅では以前は毎日素振り100回やってましたが、
今はサーブの練習もしています。

今回ご教示願いたいのは、
ダブルスの試合で連敗を脱したいための練習法です。
教室の方では、
切り替えしやツッツキ・ドライブ・スマッシュのセットや
台上プレーなどいろいろ教わってます。
夫は40年前の卓球で、
教室とは教え方が微妙に違うので
頭が混がることもありますが、
ここまで打てるようになったのは
夫のお陰と私の努力(?)だと思ってます・・・

練習ではそこそこにできるのに、
サークルの試合では、
ネットミス、オーバーミス、が多く、
ただ繋ぐだけのツッツキで、
相手にチャンスボールを
プレゼントしたりして皆の足をひっぱてる状態・・・

しかし、サービスエースもあったり、
バックが得意と言うか好きなので、
バックハンドが決まったりもしますが、結果は×。

パートナーは毎回変わり、
勝ち上がり方式で最後は勝率で相手が決まります。
少なくとも自分で言うのもなんですが、
普通に打ってれば絶対私の方が上手と思う人とも、
試合では勝てません。
3人で戦う時もありその時は、一人の時は1セットはとれるのですが、つい勝ち急ぎ逆転負け・・・

2セット勝ちなので、
パートナーがすごく上手な人でも
あっさり負けてしまうのですが、
失点がすべて私のせいでもなく、
何故か私がつないだときは100%パートナーも失点。

私に勝たせてあげたいとの思いで肩に力が入り、
失点してしまうのは痛いほどわかるのですが、
9-4からでもあっさり負けてしまうと集中力が途切れてしまって、
ますます墓穴にはまってしまう。
試合そのものは楽しく、
まだまだめげてはいないので練習に励んでますが、
「練習のための練習」だけに終わってるような気がしてなりません。

ダブルスの試合そのものの経験が浅いので、
慣れたら大丈夫とは言ってもらってますが、
基礎をこれからもやってれば大丈夫でしょうか?

サーブはあまりできませんがドライブは得意です。
くしくも3年前初めて手にしたのは
卓球本(『卓球パーフェクトマスター』)でした。
このサイトは最近知りメールさせていただきました。
長くて申し訳ありません。よろしくお願いいたします。


ご質問にお答えいたします。

ダブルスの基本は
サービス、レシーブ、3球目・4球目攻撃、さらにフットワークです。

1.サービスは2バウンドすることと、
センターライン深くにロングサービスが出せること。

2.レシーブでは、長いサービスは
強打やドライブ攻撃すること。
また、短いサービスには、
相手コートに2バウンドになるように
ストップレシーブができること。

3.3球目と4球目の順番になっているときは、
「攻撃をする」という気持ちで待っていること。
そして、必ずしも決める必要はないが、
先に攻撃を仕掛けるようにすること。

4.自分が打ったら、すぐに動いて、
パートナーのスイングスペースを空けることと、
次の自分の打つ体勢に早く入ること。
そのためには、フットワークを使ってよく動くことです。

ダブルスでは以上の点がしっかりしていれば、
シングルスでは強い相手にも勝つことができます。

そして、ボールをしっかりとつなぐことです。
シングルス以上に、凡ミスをしないことが大切です。

ただし、「つなぐこと」を意識するあまり、
甘いボールを強打や強ドライブしないで、
つなぐ選手がいますが、これは大きな間違いです。
打つべきボールはしっかりと攻撃しなくてはなりません。
また、「つなぐ」といっても、
相手に攻撃されないようにリターンすべきです。

また、ダブルスはパートナーをしっかりと励まし、
お互いに支えあってプレーするようにします。

尚、ダブルスについては
『卓球パーフェクトマスター』の「ダブルスのオキテ」
というページで展開していますのでご参照ください。
卓技研・秋場


183.中学女子の指導者ですが、粒高との対戦に悩んでいます……

はじめまして、ぼるぼると言います。
パーフェクトマスターを基本とし指導にあたっているものです。

ペン粒高の戦型の人から勝てなく悩んでいます。
基本的に打点が速く、
ロングボールは吸収して短くサイドを切ったりしますし、
下回転はプッシュなどで揺さぶってきます。
どのような戦い方をすればいいのか教えて欲しいです。

PS:中学生の女子が選手の場合でお願いします。

男子ならロビングやパワードライブといった感じで
大きなラリーにもっていければいいのかなと思っていますが、
女子は基本前陣なので厳しいです。
以上、宜しくお願い致します。


対ツブ高との戦い方ですが、
まずは生徒たちに
ツブ高のボールを慣れさせることが大切です。

自チームにツブ高がいない場合は
指導者が実際にツブ高を用いて
練習相手になることです。
多球練習をされる場合も、
ツブ高で球出しするようにします。

そうやって、
実際にツブ高のボールを生徒たちが打ってみて、
ツブ高独特のふあふあナックルや
トップスピンをカットしたときの
ものすごいバックスピンの打ち方を指南すべきでしょう。

ツブ高ラバーの選手の特徴は
回転の変化はもちろん、
台にくっついて左右に振り回すことです。

そして、何より最大の弱点は
スピードとパワーがないことです。
このツブ高の特徴をよく考えてください。

まず、回転の変化をよく見て、
その回転に応じたスウイングをすること、
つぎに振り回されないことです。
振り回されないためには、
バックハンド系技術をマスターしていること、
できればバックハンドで攻撃ができることです。
バックハンドが使えると、
振り回されることはありません。

ツブ高はスピードがなく、
パワーにも欠けるのですから、
一発で抜かれる相手ではありません。
ですから、
急いで無理に攻撃をする必要はありません。
バックハンド系技術がしっかりしていれば、
ラリーになっても不利にはならないでしょう。

ただし、
甘いボールにはプッシュをかけてくることが多く、
ツブ高のプッシュはかなりプレッシャーを感じるものです。
そこで、つなぐボールは
必ず相手コートに深く入れるようにします。
そうすると、なかなかプッシュすることは難しく、
また両サイドコーナーを切ることも
困難を強いることになるでしょう。

ツブ高の選手は前陣で、
台のセンターに張り付くことが多いものですが、
ツブ高にはフォアサイドを意識させることです。

ですから、サービスやレシーブは思い切って、
相手コートフォアサイドにも
深いボールを送るようにします。
そうすると相手は、フォア側に寄るようになり、
得意のバック側が空いてきます。

そして、この戦法に相手が慣れてきたら、
今度は相手のフォアミドルをねらいます。
もちろん、深いロングボールです。
このミドルも前陣のプレーヤーは
嫌なコースなのです。

以上が対ツブ高の基本的な戦術です。
あとツブ高と対戦する時のメンタルですが、
ツブ高ボールの回転に面食らって
消極的になりがちです。
あくまで強気を貫き、
かつ粘り強く相手のボールを拾うことです。
そして機を見て強打や強ドライブで仕留めるのです。
卓技研・秋場


182.カットマンですが、バック面のラバーについて悩んでいます・・・

初めまして。ありんこと申します。
中学生になってから部活動で卓球をやり始め、
現在は中学2年生です。
今はもう卓球の虜です!!

校内リーグでは23人中一応1位をキープしています。
戦型はカットマンです。
ラバーはフォア側が粘着性ラバーで、
バック側がアンチラバーを使用しています。
前顧問がアンチラバーにしてくれました。

相手がドライブやスマッシュをするときに、
粘着性ラバーでネットに引っ掛けさせ、
アンチでオーバーさせるという素晴らしいコンビネーション(?)を
私はすごく気に入っていました。

しかしこの前左利きの選手と試合をしたときに、
相手は左利きなのでバックにドライブなどがくるのですが、
そのときにアンチでカットをするとすぐに打たれてしまいました。
なのでストレートにドライブを返してやろうと思っても、
オーバーしてしまい、それの繰り返しで、
前回は3-0で勝った相手なのに結局2-3で負けてしまいました。
そのときに「ツブ高にしたほうがいいのかな・・・」と思いました。
前に一度現顧問からツブ高にすることを勧められたのですが、
そのときは「絶対にいやです」と断りました。
しかし部内にカットマンがあと4人いるのですが、
そのうちの1人の子はバックがツブ高で、
試合のときにバックでプッシュをされ、
その試合には結局負けました。

アンチにもツブ高にも短所長所はあると思いますが、バックのラバーには何がおすすめでしょうか?
お答えいただければ幸いです。


カットマンでバック面がアンチですか……。
まあ、はっきりいって、ちょっとアンチのカットマンは辛いでしょうね。
弱い相手は、おもしろいようにオーバーミスをしてくれるでしょうが、
ちょっと強くなると、いいように強打されるでしょうね。
その左利きの選手と対戦したように。

戦型や使用用具は基本的に本人の好き好きですが、
カットマンでアンチを使うとなると不利は否めないところです。
もし、どうしてもアンチでいきたいなら、
ラケット面を反転させて、主に粘着のほうを使うようにして、
アンチは時々使うようにしてはどうでしょうか。
それくらいしないと、アンチで打ったボールをねらい打ちされるでしょうね。

絶対に無理とはいいませんが、
あなたのラバーの組み合わせは
相手に慣れられると相当不利になります。
やはり、もっと上を目指すなら、
粘着とツブ高の組み合わせがいいでしょうね。

これを使いこなして、さらに上を目指すなら、
とうぜんラケット面を反転させることを覚えることです。
フォアハンドドライブはもちろん、
バックハンドドライブやバックハンド強打も反転させて
粘着ラバーで打ちたいところです。

カットの技術を磨きつつ、
フォアとバック両ハンドの攻撃ができると
対戦する攻撃型はかなり手強いカットマンになりますから。
ぜひ、より上のレベルを目指してください。
卓技研・秋場



181.左利きの中ペンのプレースタイルを活かすには……

秋場様 はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
私は20年ほどのブランクを経て再開して1年になる35歳で、
TITIと申します。

戦型は左中国ペン表/裏前陣速攻型です。
ナックルや横下回転を含む
「弱下回転系ロングサービス」(←と名付けますね)で
ドルやバックをつかれると、
スーッと低い弾道で懐に伸びてくる球に食い込まれ、
まく対処できません。どうすればよいでしょうか。

攻撃的でなくとも、相手にとって甘くない球を安定して
返せるようになれれば御の字です。
ちなみに、我流でいろいろ試してみたところでは、次のような感じです。

・普通のツッツキで対処
 …たいてい浮いてしまい、強打される。

・面を立て気味にした「4時~4時半」のあたりを切るツッツキで対処
 …これが一番マシな感じだが、ミスも少なくなく、浮いて強打されることもしばしば。また、返球が長くなりがちで、特に相手がドライブ型だとパワードライブやスピードドライブを喰らいやすい。

●カット性ショートで対処…むしろ対ドライブに向いている感じ。
対下回系で使うと飛距離が足りず、ネットミスが多い。

●プッシュで対処…どナックルで飛んできてくれればうまく返せることがままあるが、棒玉になることも少なくない。
また、ちょっとでも下回転が入っているとネットにかけてしまう。

●F面バックハンドで対処…現状、できない。また、バックハンドを練習しても、ミドルに飛んできた球には対処できなさそう。

●裏面打法で対処…飛んでくる球がカット性で、しかも前陣速攻の立ち位置からして頂点前でとらえることになり、打点が低くなる。
そうすると、裏面フラットにしろ裏面ドライブにしろネットミスが多くなる。

ご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。


まず、左ラケットハンドを意識して、
その特徴を活かすような戦術を指向されることです。

そのうえで、対右での戦いかたですが、
右の相手にたいしてフォアサイドを意識させることが大切です。
左のバックハンド系スイングのクロスへの打球は、
右にとってフォアサイドへ遠ざかっていくボールとなり、
フォアサイドを抜かれる確率が高く、
右は一種本能的にそれを警戒しています。

もちろん、フォアサイドへ遠ざかるボールというのは
左が右と対戦する場合でも同じですが、
やはり左と右では、右のほうが断然多く、
したがって右は左との対戦がすくなく、やりにくいというか、
どうしても左との対戦は違和感があり、苦手意識を抱きやすいものです。

一方、左は右と対戦すること多く、相対的に左は有利なのです。
ですから、そこを大いに活用するべきでしょう。

理想的にはバックサイドにロング系のボールがきたら、
フォア面でライジング気味にバックハンド強打や
裏面でバックハンドドライブでどんどん攻撃したいものです。

とはいってもなかなかできない場合も多いので、
次のようなツッツキをマスターされるといいでしょう。

右利きとの場合、「弱下回転系ロングサービス」がきたら、
相手のフォアサイドをツッツキで切るのです。
もちろん、相手はドライブや角度打ちでくるでしょうが、、
このツッツキがサイドライン深く鋭角に突くとかなりプレッシャーを与えることになります。

このツッツキのやりかたは(左利きを想定)、

1.ツッツキのラケット面で、ヘッドを相手フォアサイドに向ける角度で
2.飛んできたボールの右下側面を
3.ライジングか頂点をねらって
4.速く鋭くスイングします。
5.もちろん、フォアサイドを深く鋭角に切るように

ツッツキといっても、危険性が高い、勇気のいるものですが、
意外とすぐにできるようになるものです。

このレシーブが入ると、
相手はドライブや角度打ちでリターンするものの、
強力な打球はなかなか打ちづらいものです。
ですから、相手のリターンを待ち構えて、
がら空きになった相手のバックサイドをねらうのです。

この戦術がはまりだすと、
右の対戦相手はフォアサイドを警戒するあまり
フォアサイドに寄って待つようになり、
今度は右の相手のバックサイドがアナになってくるのです。

それと重要なことは、
あなたがバックサイドへのロング系のボールがうまく処理できないのは、
レシーブや待つ場合の、台と身体の距離が狭いのではないでしょうか。
いま、構えている位置よりも、あと10~20センチほど離れると、
バックハンドや裏面打法がやりやすくなるはずです。
卓技研・秋場


[経過報告]
勝ったことがない人に勝てました!


教えていただいたツッツキの練習を重ねた上で
今まで勝ったことがない人と試合をしてみましたところ、
勝つことができました。
たいへんうまくいき、感謝しております。

その際、自分の考えも少し混ぜて、
裏面で面を立て気味にして
通常よりもやや上からガツンと振り下ろすような
ツッツキを心がけました。

オモテ面でも試してみましたが、
裏面に貼ってあるラバーのほうが切れること、
裏面ドライブ・スマッシュが飛んでくるのか
ツッツキが飛んでくるのか
相手にとってわかりにくいことなどにより、
裏面のほうが効果的であると判断した次第です。

始めはオーバーミスが多かったのですが、
だんだん慣れてきて、
思うように低く鋭い弾道のツッツキで
返球できるようになりました。

また,これまでよりもやや下がったところに構えて
裏面での対処を心がけたことにより、
「サービスが甘ければ裏面ドライブか裏面フラット、
厳しければ教えていただいたツッツキ」
という技の選択に時間的余裕ができ、
ラリーの主導権を握りやすくなりました。

その試合は,中盤以降相手が
「弱下回転系ロングサービス」を
出すこと自体をやめてしまい、
ますますこちらのペースに
引き込みやすくなったという感じでした。

一つ上のレベルに行けた気がしています。
重ねてお礼申し上げます。

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